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Jun 13, 2014
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カテゴリ: 基本事情(各国)

ロシア回帰の国(といっても国際的には未承認)を

追いかけてみる。 

情報はごく僅か・・・

★ 


国名:アブハジア共和国
 略史<外務省、WIKIPEDIAなど>

年月

略史

 古代~

 古代コルヒダ王国の一部(BC9-BC6世紀)、BC63年にエグリシ王国の支配下(ギリシャ人が交易に活躍)、1世紀~4世紀にはローマ帝国の支配下にあり、その後独立を回復したが、6世紀半ばからキリスト教徒を奉じるようになり、7-9世紀迄、東ローマ帝国に服属し、半独立の状態。その後はグルジア系のイメレティ王国(1260-1810年)の支配下。16世紀にはアブハジを含む西グルジアはオスマン帝国の支配下になり、アブハズ人の一部はイスラムに改宗。18世紀半ば、オスマン帝国の駆逐でグルジア系独立国家が建設。

 ロシア帝国

 1801-1864年にかけてグルジアの土地は露の支配下に入る。アブハジアは1829ー1842年にかけて露の保護下に置かれて、1864年に主権が剥奪された。多くのアブハズ人がオスマン帝国に脱出、残ったアブハズ人は少数派となった。グルジア化が進められ、アブハズ人は粛正で落命した。

ロシア革命後~ アブハジ紛争

 ロシア革命後、アブハジはボリシェヴィキ政権から文化的・政治的自治を付与されたが、1931年にスターリンにより、グルジア・ソビエト社会主義共和国に属する自治共和国とされグルジア化が進められた。1980年代末期にソ連邦の結束が乱れ、グルジア人とアブハズ人の間に対立が生まれ、1991年グルジアの独立宣言などでアブハズ人は自治権を廃止されると見て、1992年にアブハズ自治政府が独立宣言を行ったが、国際的な認知は得られなかった。アブハジア自治政府はグルジア政府によって解体されたが、アブハジア武装勢力と、グルジア政府軍の戦闘となる。武装勢力に、北コーカサス地方の共和国の義勇軍が加勢し、劣勢から攻勢に転じた。国連安保理はアブハジアの軍事行動、民族浄化を非難している。1994年5月に停戦合意し、国連の平和維持軍が停戦監視中。

 2008年8月

 南オセチア自治州にグルジア軍が侵攻、これを見て露軍がロシア人保護を名目に同自治州に侵攻、さらに戦闘がアブハジア軍が加わるコドリ渓谷の奪還戦闘に拡大した。露メドヴェージェフ大統領は、南オセチアと共に、アブハジアのグルジアからの独立承認を認める大統領令に署名。



基本事情

国名

アブハジア共和国 

 国家承認している国連加盟国は、ロシア、ニカラグア、ベネズエラ、ナウル、スバル

面積

 8600平方km

位置

グルジア内の自治州

*アブハジア共和国のすぐ西北部分に冬季オリンピック開催地 ソチ がある。

人口

 242,862人 (2012年)

 ただし、グルジア統計局推計では約18万人

 ソ連邦時代の人口は52万人いて、グルジア人48%、アブハズ人17%,少数民族としてロシア人、アルメニア人、ギリシャ人などがいたが、グルジアからの独立紛争で8割のグルジア人が国外に脱出したりして、人口は半減以下となった。民族浄化の疑いももたれている。 

人口密度

 28人

首都

 スフミ

民族

 グルジア人、アブハズ人など<紛争後の民族構成の数字は不明>

言語

 公用語:アブハズ語、ロシア語

宗教

 キリスト教徒(東方正教会、アルメニア使徒教会)6割、イスラム教スンニ派16%,伝統的宗教8%など 

政体

 共和国 

元首

 アレクサンドル・アンクヴァブ大統領 

大統領は行政府の長も兼ね、任期5年、再選は2期まで。

→2014.6.1首都スミフを「政権の腐敗体質・経済低迷」抗議デモから脱出、近くの露軍事基地に大統領は逃れた。辞任を承諾し、内閣退陣。8月24日に繰り上げ大統領選挙となった。反政権派も親露勢力であり、おおきな変化は生じない見通し。 

政権

 内閣は大統領に直轄。

経済規模

 GDP:推定5億ドル

(脚注)

<資料出所:WIKIPEDIA、外務省、グルジアなびなど>






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Last updated  Sep 28, 2018 10:27:44 AM
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