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めいてい君 @ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Nov 15, 2014
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先だっての、講演会で 

Thomas PikettyのCapital in the 21st century

の紹介が少しだけあった。

Thomas Piketty

この本は、既に韓国では翻訳されており、

日本では間もなく出版されるという。

日本から韓国に影響する場合が多かったが 

最近は逆の動きが出てきたという。

Karl Marx のDas Kapital(資本論) を思い出す

現代版資本論である。 

所得上位1%のものが総所得に占める割合は

いずれは山形に収斂すると見られていた。

つまり、所得の偏りは是正されると見られていた。

1913-1948の間にはそのような動きが

日米両国にもあった。

日本ではその動きが続いているが、

小生が提示されたグラフをみると、

米国では1985年くらいから再び富の偏りが明白に現れている。

The Top 1% Income Share in USA

日本でも弱い動きであるが2006年ころから現れつつある。

Pikettyは言う。

自由市場資本主義では、貧富の差が開くのは避けられない帰結である、と。

仏の新聞は彼を「政治的・理論的ブルドーザー」と評している。

「資本主義に内在するダイナミクス自体が、

民主主義社会を脅かす強力な力を駆り立てる」と主張するのである。

★ 

呆けの小生はそうは感じない。 

これを資本主義云々と言うけれど、イデオロギーの問題でなくて

「人間の欲望がそうさせている」のではないだろうか。

分配率

短期間では富が全体として増えず、互いの食い合いで沈滞化してしまう。

しかし、個人に任せると、他人より抜きん出るように頑張る人が必ず現れるし、

金に目がない人が必ずいるものだ。

日本でも米国のように一旦、富の偏在を起こさせて企業家精神の復活を

促そうとしている。

それが、規制緩和、企業の税負担軽減などの動きかも知れない。 

★ 

1. 世界的賭け事の場を造る、

2. 物価を上げ株式市場を盛況にするために

年金運用の安全弁を外していくなども富の偏在の醸成に役立とう。 

Piketty の指摘を待たずとも、アベノミクスを見ていれば判る。

儲けたい人間は、 バイタリティがあり、経済を牽引していってくれるので、

そこに焦点を当てて政策を立てて、彼らに頑張って貰い、

彼らが得た所得の分配を通して、

一般人に福祉をもたらそうとしているようだ。

もちろん、企業家の頑張りがあってこそ、消費ニーズを見つけ出し、

分業生産が行われて、労働・資本などが投入され、

製品が産出され、販売されて、そこから利潤が生まれるから

企業家精神の高揚は大切である。

しかし、人間の欲望は「ものの産出・販売」のみでなく、

「金儲け」というバブルを好むのである。

体は働かずに、頭だけで儲けようとする。 

ミセスワタナベを代表とするトレーダー、

ラスベガス・モナコなどのギャンブラーなど

この範疇の人物は少人数だが所得では優勢であろう。

本物の企業家精神をもつ資本家と、

ギャンブラーなどの金融家が混在する

現代であり、「格差は単純ではない」。

呆けの小生は、年金が不安定な株式市場の活性化のために

大量に株式市場に放出されるのは困る。

なぜなら、ギャンブラーなどの餌食になりそうな気がする。

企業家が資本を調達する場所ではあるが、

投機的な金融家のための株式市場に、

年金の元手がゼロになるかもしれない危険を冒してまで

活性化する必要はないのでは? 

呆けで心配性の小生は年金の株式市場への投入は

国民投票で行うべきと思う。

それだけ心配だから・・・

ケイマン諸島と、株式市場は違うのは判っているが・・・

★ 

日本の純資産は世界一であり、負債額も大きいがその大半の債権者は

日本住民である。

その住民の資産の「年金」を大事に扱うことは最も必要である。

消費税増税を国の対外負債の大きさに対比させて、強行しようとする。

しかし、消費税の中身を基礎的な消費財と分離適用はお預けの儘である。

食料品などの生活必需品はまず消費税から除外対象とすべきだが

まったく考慮なしで、「10%になってから」というのはどうしたものだろう。

惚け老人には、消費税8%で食料品を買わされる生活には苦痛を感じる。

幸いにして12月選挙であり、各党から「年金の株式市場への放出の是非」、

「消費増税適用の基礎的生活部分を分離」などを中心に話を聞いてみたい。

★ 






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Last updated  Nov 15, 2014 10:21:57 PM コメント(6) | コメントを書く


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