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Mar 3, 2015
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カテゴリ: ヨーロッパ州

新聞に、ロシア大統領批判を強めていた野党勢力が

モスクワで凶弾に倒れたとある。

2月27日に凶弾に倒れた元第一副首相は

3月1日に野党勢力のデモ「公正な選挙」、

「ウクライナ侵略行為の即時停止」を計画していた。

デモに参加を表明していた野党党首は「政治的殺人」と非難している。 

ロシアでは野党は簡単に殺されるほどに、

政治自体が未開な状態にあるかも知れない。

小生はテロというと「イスラム国」などの専売特許かと思った。

しかし、文脈では、大統領対立者へのテロ行為である。

中国では「粛正」と言う言葉を聞く。

どちらも民主的でない、「暴力による現状維持又は変更」なので

実行者が政府だと「粛正」、実行者が「不明」だと「テロ」と言うようだ。

大統領自体は、「粛正」、「反動者へのテロ」を微塵も考えていないと思うが、

取り巻き連中の統制が取れなくなっているかも知れない。

「イスラム国」自体が既に政治体と軍事体が分裂している。

政治体は成長発展を遂げても、軍事体は荒くれの性格から

抜けきれない。

分裂から、自己崩壊への道に滑り込んでいるかも知れない。 

★ 

日本は北方領土を戦後のドサクサに露に武力で侵犯され、

その是正のためにも、大統領との接近により

友好関係を結ぼうとしていた。

その矢先での国内権力争いの露見、国際摩擦の激化である。 

真相は不明であり、闇夜の鴉のままである。

呆けには理解は難しい。 

相次ぐロシアの暗殺・変死事件


暗殺された

人物の肩書き

暗 殺 事 件 の 発 生 年 月 ・ 内 容

(一部敬称略) 

 リベラル派の

 露政治家

 2003年4月17日、セルゲイ・ユシェンコフ氏は2003年の議会選挙への自党の参加登録を済ませた直後に自宅で死亡しているのが発見された。

 この死を巡り4人が有罪判決で服役中。

 露系米国人

 調査ジャー

 ナリスト

 米誌フォーブスのロシア語版編集長であったポール・クレブニコフ氏は2004年7月9日モスクワのオフィスを出たところを撃たれ、2人の容疑者は裁判で無罪となった。

 独立系紙

 女性記者

 2006年10月7日ノーヴァヤ・ガゼータ紙評論員で、第二次チェチェン紛争やウラジーミル・プーチンに反対、批判していたことで知られるアンナ・ポリトコフスカヤ氏がモスクワの自宅アパートのエレベーター内で射殺された。

 モスクワ警察の元警視が関与、2014年6月5人が殺人罪で有罪となるも、真相究明は未了のまま。

 航空機内での毒茶殺人未遂事件にも遭遇している。

 「プーチンのロシア:Life in a Failing Democracy」や、チェチェン共和国の著述で、「国際人権報道賞」などを受賞 

 米国生まれ、ロシア国民  

 ソ連国家保安

 委員会(KGB)

 連邦保安局

 (FSB)

 元中佐

 アレクサンドル・リトビネンコ氏は1998年11月FSBの同僚と記者会見を開き、プーチン氏が長官を務めていた局の上司2人からボリス・ベレゾフスキーおよびミハイル・トレパシュキンの暗殺を命じられ、拒否したことを内部告発した。

 脅迫を受けるようになり、英国に亡命し、露の反体制活動家、ライターとなり、死の直前にイスラム教に改宗。

 2006年10月に英市民権を得て、プーチン大統領批判、チェチェン政策(ロシア高層アパート連続爆破事件の偽装テロを暴露)批判を徹底的に行い、11月23日、ロンドンで放射性ボロニウムを盛られて死亡。

 殺人犯人はKGB元職員と英警察当局は発表するが露は認めず、同人は露の下院議員である。

率直な物言いの

 著名な

人権活動家

 2009年7月15日、チェチェンの不正を暴いたナタリア・エスティミロバ氏はチェチェンで拉致され、のちに射殺された姿で発見され、容疑者は捕まっていない。

 英国亡命中

 の政商 

 ボリス・ベレゾフスキー氏は応用数学の博士号を持ち学者から転身した実業家。

 自動車販売会社、ロゴヴァズグループの総帥としてエリツィン時代に成功を収め、「政界の黒幕」とまで称されたが、プーチン時代に失脚、2001年英国に亡命した。

 亡命先ではプーチン批判を続け、武力転覆を発言、露政府の反発を招く。2007年ベレゾフスキー殺人謀議がロンドンで企図され、前年のリトビネンコ暗殺事件を含めて、英在住露国人の殺害計画が露のあると疑いが高まり、英露関係が悪化する。(ベレゾフスキーはプーチンを名指しする。) 

 2013年3月ロンドン郊外の自宅浴室で死亡。英警察は「首つりによる窒息死」と発表

 野党勢力指導者

 元第一副首相

 ボリス・ネムツォフ氏はロシアの政治家、エリツィン政権時代の第一副首相。 

 2015年2月ボリス・ネムツォフ氏がモスクワの中心部で、2日後に「ウクライナへの軍事介入に反対するデモ」を企画して、政治的反対勢力に射殺されたと見られている。

★ 

ただ、新聞報道などを纏めてみただけに過ぎない。

★   

  小生には、これらの殺人事件はおぞましいものであるが、

  誰が企図し、指令したのかは不明な部分が多い。

  政権のために良かれと行った悪質な暴力行為であり、

国民の多くは政権と共に、前近代的な中世の思考から抜け出せない

状況にあるのかも知れない。 

★ 

 悲しいのは、世界平和を目指す国際連合が、

海上覇権・核心的利益を主張し、拒否権をそのために行使する

ロシアや中国に振り回されることである。

 この二国には、世界平和を守るために拒否権が設けられていることを

理解して欲しいと思う。

 そうでなければ、「拒否権」を世界は「廃絶すべき」ではなかろうか。 

 「拒否権なき国際連合」では世界平和や人類愛は守れないものだろうか。 

呆けの戯言に過ぎない。

★ 







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Last updated  Mar 4, 2015 08:52:00 AM コメント(2) | コメントを書く
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