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★
小生は、NHKBSの「世界ふれあい街歩き」を
自動的に録画し、DVDにしてきた。
再放送が多いので、後で、消去する。
昨日は、見たような気もするが、
ハバナ(キューバ)であった。
アメリカとの国交の回復した
昔、ヘミングウェイの愛したこの街を
TVで散策した。
夜9時になって、標題の番組が始まった。
実は、その番組が放映されることも知らなかったし、
2006年にも見なかったかも知れない。
★
阿部寛・広末涼子・ 薬師丸ひろ子が主演のコメディである。
阿部寛が顔を殴られて「利くね!」というシーンは
なにか漫画を見ているような錯覚を与える。
呆けの小生でも、若い時期があった。
六本木のジュリアナ東京、巨大なミラーボール、お立ち台などは
小生は行かないが、新宿には良く行ったものである。
会社の社員寮が六本木に昔有ったので、
会合の行き帰りに、
外人や若者が溢れる様を見たものである。
何かのついでであるが、
ロアビルのペントハウスを覗いた記憶も残っている。
ドラマではTAXIに札びらを切って乗車しようとする
情景があったが、 この頃には、若い小生でも
深夜残業で遅くなるとTAXI チケット もたまには使えた記憶がある。
社長達の中には、ロールスロイスの車に乗ってくる方もいて、
同乗させて貰った思い出もある。
小生には、パジェロミニでも高い座席なので気持ちが良いが、
社長に同乗しただけなのだが、当時、皇居前の松林をロールスロイスで
走った「足元が浮いたような」記憶は残っている。
この会社も「不動産バブル」で足元を掬われたらしいが・・・


<ロールスロイス:Web画像から>
★
今の閑散としたTAXI乗り場を見ると、
バブルなどの時代が果たしてあったかと
訝りたくなる。
しかし、小生の友人(故人)は長期信用銀行=長銀(現在:新生銀行) で
役員も務めたが、銀行破綻で職を失い、大学教授に転出した。
大手銀行も次々に破綻して、統合されて、
バブルのツケは不動産に貸付を行い、
巨額の不良債権を抱えた銀行群の破綻にと進んでいった。
(これらの銀行の破綻に伴い、「貸し剥がし」が横行し、
力のない中小企業まで企業倒産が支配する暗黒の時代が
到来したのであった。)
★
ドラマは、繁栄の虚構がバブルとして早めに弾けたのは、
大蔵省(=現財務省)の「総量規制の通達」で
金融縮小が始まったためであると極論する。
もし、「総量規制の通達」の発表がなく、バブルが自然に納まったなら、
銀行破綻も起こらず平和な日本があったはずであると言うのだろう。
ドラマのミソは
「自分たちだけが儲けようとして、一部の大蔵官僚とその仲間(外人もいる)が
総量規制の通達を発表する」のを 、
タイムマシンで未来から戻り
「総量規制の通達発表を阻止する」作戦である。
女性研究者・薬師丸ひろ子が回転ドラム式洗濯機でタイムマシンをつくり、
過去に戻り、それを追いかけて娘の広末涼子が母親を助ける。
阿部寛(実は、薬師丸ひろ子の夫、広末涼子の父親)は、
過去では窓際大蔵官僚としてバブルを楽しむ東大出の若者である。
当初は日本の将来を楽観視しているが、
未来の硬貨、未来の週刊雑誌で「バブル崩壊」の結末を知り、
両親・子供側は協力して、ドタバタだが、「通達発表阻止」に成功する。
未来に母子がタイムマシンで戻ると、未来の時代には、
阿部寛は時の総理大臣になっている、という結末である。
ドラマの最初に出現した、しょぼくれた姿の阿部寛は
運命のルートが変わり総理大臣となっていたのだ!
★
阿部寛が広末涼子と、やりあう言葉だが・・・、
昔は「ヤバイ」という「危なっかしいの意味=Negative」が、
「すばらしいの意味=PositiveなPLUS思考」に変わっている事への
「風刺」もある。
Back to the Futureのように、
「週刊雑誌」が未来の情報を伝えて、
過去を変えることで
新しい、希望を持てる未来を創造するドラマである。
★
銀行破綻がバブルを信用創造した「罪への罰」とは言えないまでも、
金融資本に余りにも自由を与えた結末であることは間違いなかろう。
現在は、金融緩和が続き、お金はだぶついている。
銀行破綻、企業破綻のような信用不足は、
ゼロ金利政策で起こりにくくなっているが、
金融資本は政府の株・金融債優先の政策で
「投機意欲」が高まっている。
現在は、年金基金までも株式投資に回して
金融資本を守ろうとしていないだろうか。
産業資本・不動産資本という実物経済の影響下でなく、
金融資本のバブルが再び始まっている。
もう一度、「金融バブル」が起こる可能性もあると思う。
アベノミクスはこの危険な金融資本の暴走を後押しするのでなく、
暴走を止めるために、
金融資本への緊急ブレーキを掛けて欲しい。
★
ドラマの強烈な影響が残る。
現実に、薬師丸親子のように、未来からの救いの神が
再来するのを待ちたい心境である。
★
呆けの夢に過ぎない。
★
追記:
金融資本とは、裏付けがない虚構の信用創造力も
併せ持っている。
なにせ、準備率が僅かでもお金を無尽蔵に創造する
力を政府から与えられている「お化け」かも知れない。
ノーベル賞で金融工学が脚光を浴びるご時世なのだ。
素人には判らない、悪魔のお呪いが「金融工学」には隠れているに違いない。
その実態をアベノミクスは炙り出して欲しい。
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