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めいてい君 @ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Nov 5, 2016
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「海運不況の分析と本邦コンテナ船事業の合従連衡」の後編




 コンテナ船の運航業者の世界のランキングである。

 Alphalinerによる2016.11.4の公表100社のうちTOP 20社を抜き出したもの。







  海運王国の日本では、来年7月に日本郵船、商船三井、川崎汽船の3社が

 経営悪化が著しいコンテナ船部門を持ち寄り、

 合計3,000億円を出資して共同会社として発足させる予定だ。



  有価証券報告書で3社の業績を見てみる。







  3社の 売上高合計 をみると、2015年度に対前年同期比で▲6.2%減少し、

 更に、この上半期には▲23%の減少となっている。

  3社の 営業利益合計 は、2015年度には607億円と、対前年同期比▲53.8%と半減し、

 更に、この上半期には大幅な赤字▲509億円の赤字(前年同期は656億円)

 と様変わりしている。

経常利益合計 は2015年度には996億円であったが、

 今上半期には ▲543億円の赤字(前年同期は864億円の黒字)となっている。

 ///



  「 経常利益 営業利益 」+「受取利息・配当金」+「持分法による投資利益」

   +「為替差益」+「その他営業外収益」ー「支払利息」ー「その他営業外費用」

  ///



  各社の セグメント別(部門別)業績 を、コンテナ部門(=日本郵船は定期船部門)

 と「 その他部門 」で見てみる。

   ・・・・・・・・・・・・

  一般管理費などのうち部門(=セグメント)に分けられないものを「調整金」で

 分類している(各社同じ扱い)。

 ・・・・・・・・・・・・

コンテナ船部門 は3社とも、大幅な赤字部門となっているが、

その他部門 でも商船三井を除いて赤字化している。












  1.  コンテナ船部門だけを3社 集めてみる。

    2015年度では売上高は2兆404億円、経常利益は▲401億円の赤字であった。

半期別の売上高の推移を見ると;

    2015年上半期 1兆1,094億円→同下期 9,310億円→2016年度上半期 8,216億円


    と減少を辿っている。

経常利益は、同様に 150億円→▲551億円→▲472億円と赤字化 している。

  2.  その他セグメント部門 については、

    2015年度には売上高は3兆1,880億円、経常利益は1,561億円であった。

半期別の売上高の推移を見ると;

    2015年上半期 1兆6,618億円→同下期 1兆5,262億円→2016年度上半期1兆3,117億円


    と減少している。

経常利益は、同様に862億円→699億円→69億円と黒字幅は縮 している。

  3.しかし、 調整金 が今上期に▲81億円あるから、これを部門別売上高比で

   配分すると、「コンテナ船部門」は今上期が売り上げシェア38.5%で▲31億円

   を負担し、「その他部門」は▲50億円を負担すべきであろう。

調整金を勘案すると「コンテナ船部門」は、

   今上半期の修正後の経常赤字は▲503億円(対売上高比▲6.1%)

   「その他部門」は19億円(
対売上高比 )ではないだろうか。

  4.修正後の経常損益を売上高と対比させると「コンテナ船部門」は▲6.1%となり、

   コンテナ船部門が合同するとして、赤字解消には「6%以上の努力」が必要となる。

  5. 海運会社は、セグメント別経常利益について、調整金を部門別に配分しておらず、

   「調整金を配分できる営業利益などの段階」で部門別収益力を分析できたらと

   思う次第である。


   ちなみに、「調整金」を売上高比で分割してみる。

< 調整後経常利益>


2015年度上半期→同下期→2016年度上半期

   「コンテナ船部門」

    130億円→ ▲594億円→ ▲503億円

   「その他部門」

    832億円→ 628億円→ 19億円














   呆け頭には、この程度しか解らない。

   元・日本郵船などの友人に笑われそうである。






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Last updated  Nov 5, 2016 06:50:43 PM
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