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Feb 10, 2017

本邦の経常収支の2016暦年 & 2016年12月度実績分析

(2)

カテゴリ：政治・経済(国内統計etc.)

・ 本邦2016年の「経常収支」分析

項目	実数	前年対比	項目紫は通関ﾍﾞｰｽ
・経常収支	20兆6,496億円	+4兆2,370億円	2年連続の黒字幅拡大 2007年24兆9490億円以来の高水準
・貿易・　サービス収支	4兆6,045億円	＋6兆9,117億円	黒字転化
貿易収支	5兆5,793億円	＋6兆2,081億円	黒字転化
（輸出）	68兆8,853億円米国：14兆1,431億円中国：12兆3,619億円ｱｼﾞｱNIEs：15兆952億円 EU ：　　7兆9,821億円中東： 2兆5,847億円	▲6兆3,800億円	4年ぶりの減少前年比▲8.5%商品別には鉄鋼▲8,248億円、▲22.5%、自動車▲7,132億円、▲5.9% 地域別には対米国 ▲1兆815億円 ▲7.1% 対中国 ▲8,615億円 ▲6.5%
（輸入）	63兆3,060億円中国： 17兆 164億円米国：　7兆3,089億円ｱｼﾞｱNIEs：10兆457億円 EU　： 8兆1,361億円中東： 6兆5,012億円	▲12兆5,881億円	2年連続の減少前年比▲16.6% 商品別には原粗油▲2兆6507億円、▲32.4%、 LNG▲2兆2,302億円、▲40.4%など燃料価格下落による地域別には対中東 ▲3兆701億円、▲32.1% 対中国 ▲2兆4,124億円 ▲12.4% 対米国 ▲7,509億円 ▲9.3%
サービス収支	▲9,748億円	＋7,036億円	赤字幅縮小。旅行収支が1996年以降で過去最大の 1兆3391億円と寄与訪日来客数は前年比21.8%増の2千4百万人超と中国、台湾、香港、ｲﾝﾄﾞﾈｼｱなどｱｼﾞｱからの旅行者が増加。その他ｻｰﾋﾞｽ収支の赤字幅縮小
・第一次所得収支	18兆1,360億円	▲2兆5,166億円	黒字幅縮小。円高で受取配当金、投資収益が目減り証券投資収益が減少
・第二次所得収支	▲2兆908億円	▲1,581億円	赤字幅拡大
＜以下は12月度数字＞
・経常収支	1兆1,122億円	+1,721億円	経常黒字は30ヶ月連続。12月では2010年（1兆3529億円）以来の高水準
・貿易・　サービス収支	5,202億円	+5,242億円
貿易収支	8,068億円	+6,125億円
（輸出）	6兆6,692億円	+4,155億円	6.6%増加（16ヶ月ぶり）
（輸入）	5兆8,624億円	▲1,970億円	▲3.3%と原油安
サービス収支	▲2,866億円	▲883億円
・第一次所得収支	6,759億円	▲3,377億円
・第二次所得収支	▲839億円	▲143億円

　＜財務省＞

・原油価格（先物）の推移

　　１．WTI(=West Texas Intermediate)の原油先物Spot価格

　　　＜WTI原油先物推移：GarbageNews
　　　　Official Energy Statistics from the U.S. Government＞

　２． Monthly Brent crude oil price

　　　＜Monthly Brent crude oil price
　　　　Brent Crude oilはWTIよりさらに硫黄分が少ない北海油田：EIA＞

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Last updated Feb 10, 2017 07:02:39 PM
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[政治・経済(国内統計etc.)] カテゴリの最新記事

■コメント

輸入額２年１カ月ぶり増　１月8.5％、８月以来の貿易赤字 =日経；；；

めいてい君さん

財務省が20日発表した１月の貿易統計速報（通関ベース）によると、輸入額は前年同月比8.5％増の６兆5088億円となった。２年１カ月ぶりのプラス。原油価格上昇で原粗油など資源関連の輸入が増えた。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は１兆869億円の赤字で、５カ月ぶりの貿易赤字だった。原油安による輸入押し下げで、続いていた黒字基調に変化が出ている。輸入額を品目別にみると、原粗油は前年同月比35.6％増、石炭が52.2％増だった。原粗油の円建て単価は40.5％上昇した。米国指標のＷＴＩ（ウエスト・テキサス・インターミディエート）は昨年12月以降、１バレルあたり50ドル超とやや高めで推移している。石炭も中国の過剰採掘が解消され価格が上がり、輸入増につながった。米国からはシェールガス由来の液化天然ガス（ＬＮＧ）159億円分が初めて輸入された。エネルギー関連の輸入押し上げは今後も続きそうだ。輸出額は1.3％増の５兆4219億円で、２カ月連続のプラス。今年は中国で１月28日から春節が始まった。昨年は２月上旬で、春節の間は現地工場の稼働が止まるため、輸出が減る。重油などが短期的に増えたため中国向け輸出は3.1％増だったが、財務省は「春節がなければもっと増えていた」とした。米国向け輸出は6.6％減。自動車は10.1％減だった。トランプ米大統領が貿易不均衡の是正を訴えるなか、財務省は自動車の輸出減について「（トランプ政権による）輸出減の兆候は見られていない。市場動向によるもの」とみている。日本経済新聞2017.2.20 11:21
・・・
原油の価格上昇が遂に、牙を剥いてきている。トランプ効果で対米輸出の落ち込みは未だ出てきていない。さらに、米国経済の持ち直し、米国シェールオイル輸出効果なども現れていない。もう少し様子を見ないと、１ヶ月では判断できないであろう。・・・めいてい君 (Feb 20, 2017 08:23:53 PM)

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１月の経常収支３１か月連続の黒字＝NHK；；原油価格上昇で黒字幅縮小

めいてい君さん

海外との貿易などでどれだけ稼いだかを示す、ことし１月の日本の「経常収支」は、原油価格が上がって輸入額が増えたことなどから、６５５億円の黒字となり、黒字幅は８か月ぶりに前の年の同じ月に比べて縮小しました。財務省が発表した、ことし１月の「経常収支」は、６５５億円の黒字となり、前の年の同じ月と比べて黒字幅は５２００億円余り縮小しました。経常収支の黒字は３１か月連続ですが、黒字幅が縮小したのは去年５月以来、８か月ぶりです。内訳を見ますと、輸出から輸入を差し引いた「貿易収支」は、原油価格がＯＰＥＣ＝石油輸出国機構の減産合意などを受けて上昇したことから、輸入額が増えて８５３４億円の赤字でした。また、外国人旅行者が日本で消費した金額から日本に住んでいる人が海外で消費した金額を差し引いた「旅行収支」は、中国の旧正月＝春節と重なり外国人旅行者が増えたため１５１３億円の黒字となりました。そして、海外との利子や配当のやり取りを示す「第一次所得収支」は、日本に進出する海外の企業が多額の資金を本国に送金する動きがあったため１兆２６５５億円の黒字となり、黒字幅は縮小しました。財務省は、「例年１月は正月休みが入るために輸出が減る傾向にあり、黒字額が縮小しやすいが、輸入額に影響を与える原油価格が上昇傾向にあるので動向を注視したい」と話しています。NHK News Web 2017.3.8 8:58 (Mar 8, 2017 08:42:19 PM)

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