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Aug 17, 2017

自由が丘氏特別寄稿：憧れのライン川クルーズ　Part 8　ストラスブール～バーゼル～チューリッヒ

カテゴリ：自由が丘氏寄稿文

（その7）から続く

仏：ストラスブール（仏・英: Strasbourg、

　　ドイツ語：Straßburg「街道の街」 、海抜 132 ｍ ）

＜ストラスブール紋章：WIKIPEDIA＞

此の街での現地日本人ガイド、

ちょっと興奮気味にアナウンス。

「あの左側の屋根を観てください。コウノトリです、、、」　

何んと何んと、屋根に、ぽつんと１羽のコウノトリ。

＜ コウノトリ：嘴が黒　　　　　　　　　　　シュバシコウ：嘴が赤　WIKIPEDIA ＞

自然界で見るのは初めて。

この地、ストラスブールの「市の鳥」である。

赤ちゃんや幸福を運ぶと言われるコウノトリ、、、「幸の鳥」、、、嬉しい歓迎だ。

　//////
　ドイツでの言い伝えでは、近種のシュバシコウ（嘴が赤い）が
　子供のいない夫婦の家の煙突に巣作りしたため、夫婦はその煙突を
　暫く使わない心遣いをしたところ雛が孵りました。
　夫婦にも暫くして子供が授かったという逸話があります。
「シュバシコウ」が間違って「コウノトリ」と伝わったという。
「シュバシコウ」の大繁殖地はポーランドである。
　本当に子供を授かりたかったら「シュバシコウ」に心
　　//////

この地　ストラスブールは水運、運河で栄えた水の都。

早速、水上観光船で市内を一巡り。

遠景でノートルダム寺院、そして運河沿いには、

白壁に黒い木骨組のドイツ風の住居等建造物。中々の風情である。

＜ ストラスブール　クルーズプラネット社　You-Tubeから ＞

古くはドイツ領であったが、

ドイツの混乱期にちゃっかりフランスが併合。

第２次大戦時ドイツに占領されるが、

ドイツ敗戦で再びフランス領に。

現在では「ヨーロッパの平和は独仏の和解から、、、」

の象徴都市になり、欧州の主要国際機関（欧州議会、

欧州評議会、欧州人権裁判所）が設置されている。

//////
言語・文化上は独系、政治的には仏系。
　ローマ帝国はライン川を国境とし（ローマ領）、4世紀以来司教座設置。
　455年フン族が破壊したが、フランク族が再建、後に神聖ローマ帝国に属す。
　ルイ14世が三十年戦争でアルザス・ロレーヌ地方を獲得し、仏領に。
　1871年普仏戦争で独領、第一次世界大戦により1919年仏領。
　第二次世界大戦で独仏戦の最中、1940年独領、1944年に連合軍が奪還、仏領。
　この地方は鉄鉱石の産地で、ライン川の対岸には石炭の産地があり、石炭・鉄鉱石の
　争奪戦が絶えないために、共有にしようとする考えが欧州石炭鉄鋼共同体であり、
　その発展が　 欧州連合 EU なのです。欧州議会が当地にある理由がこのためです。
　現在のEU執行機関・欧州委員会はベルギーのブリュッセルにあります。
//////

この地のメレンゲ菓子＠が美味しいとあって早速に賞味。

ふんわり、サクサク、甘く、白い。

誰かが？「もしかして？使用の卵白は、コウノトリ、、、？」

と、つぶやいていた。

＜Webから＞

//////
＠
メレンゲ（英語 meringue, フランス語 meringue , ドイツ語 die Meringe, Meringel ）
とは、卵（鶏卵）の卵白を泡立てた食材、およびそれを用いた菓子のこと。
滑らかな食感をだすため、もしくは加熱時の膨張剤として料理（主に菓子）に使用される。
フランス語では「ムラング」という。
・・・WIKIPEDIA
//////

端西：バーゼル（独: Basel、仏: Bâle（バール）、海抜 260 ｍ）

＜バーゼル市章：WIKIPEDIA＞

ライン川クルーズの終点港に到着。

此れよりライン川上流への大型船の運行は出来ない、

最終遡行港と言われる。

スイス、ドイツ、フランスに国境を接する三国国境地である。

＜ バーゼルの三国国境モニュメントDreiländereck ＞

金融都市（ 国際決済銀行・BIS がある）のバーゼルから、

バスにて、最終目的地のチューリッヒへ。

//////
国際決済銀行（英語: Bank for International Settlements、略称: BIS）は、
1930年に設立された中央銀行相互の決済をする組織。
通貨価値と金融システムの安定を目的として中央銀行の政策と国際協力を支援。
ﾊﾞｰｾﾞﾙ合意＝ BIS規制で知られる。
・・・WIKIPEDIAから抜粋
//////

端西：チューリッヒ・・・海抜 408 ｍ
（ドイツ語: Zürich, ドイツ語発音: [ˈtsyːrɪç];
　スイスドイツ語: Züri ）

＜チュ-リッヒ章：WIKIPEDIA＞

スイス最大の都市で人口は３７万人、域内約２００万の人口。

アルプス山脈の北側　30ｋｍにある市街地。

真ん中に位置するチューリッヒ湖とその湖を囲む森林丘陵地。

鉄道、道路、空路等スイスを囲む７か国の要所。

現在、ＴＶで「自動車保険は、チューリッヒ」と宣伝中＠であるが、

その本社前をバスで通過した。

＜ チューリッヒ保険本社ビル・・・WIKIPEDIA ＞

この地は、世界で最も素晴らしい居住都市とか、

欧州で最も裕福な都市とかの評価を揺るぎなく受けている。

丁度訪問のこの日は、７月の初旬。

この地の最高の季節。

太陽は燦々、大陸性で湿度少なく、無風、温暖。

湖を囲む湖畔の桟橋：レストハウスには、

水着姿の多数の海水浴客とか日光浴客が、びっしり。

その下、湖を観れば、、、さすがアルプス氷河の正真正銘の伏流水。

水底まで透明だ。

あの富士山：忍野八海の水源池が、池でなく大きな湖になった感じ。

素晴らしい景色、風景、保養地、居住地である。

遠くに白く輝くアルプスの山々、

眼下のチューリッヒ湖、それを囲む森林、

輝く太陽、、、正に、、、

平和を象徴する見事な都市空間、、、、である。

聖母教会

チューリッヒの街中散歩で、

８７４年建立の「聖母聖堂」を訪問した。

正面祭壇の奥、１９７０年完成のマルクシャガール作に因る、

キリスト像：マリア像のステンドグラス５組は、一見に値する。

暫し、静かに座り続けた。

＜ 上はWebのTripAdvisor「チューリッヒ」、聖母教会のパンフレットから
https://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g188113-d196027-r494024950-
　Church_of_Our_Lady_Fraumunster-Zurich.html　
　内部撮影禁止のため参照ください。
　礼拝堂には上方アーチ形の正面には上図のうち中3つのステンドグラスがみえる。＞