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(1) Feb 21, 2019
カテゴリ： 政治・経済(国内統計etc.)
☆
日本の貿易も米国第一主義を掲げる
トランプ大統領の影響下にジワジワと
浸食されている。
昨年までは、
日本の貿易収支では
地域としては
「中国を除くアジア」が8.8兆円の黒字であるが、
１国としては米国が6.5兆円と群を抜いていた。
これが、今年１月度では、様子が少し違っている。
対米貿易収支は、3,674億円と
前年の月平均5,379億円を
下回っている。
この動きは、対米国だけの話ではない。
「米国輸出の減少」は、
対米輸出を行っている
中国の生産にも
大きな影響を与えているのである。
日本の対中国貿易収支は、
▲3.3兆円（月平均▲2.7千憶円）であったが、
ことし１月度には▲8.8千億円と赤字幅が増えている。
日本や中国での「対米向け輸出企業」が
生産を縮小して
「貿易のメリット」を失いつつあるのである。
☆
日本の対米輸出を見てみる。
昨年は、自動車等関連の輸出を抑えて、
対米黒字幅の縮小を図った。
今年1月は、米国からの原油等輸入の増大に沿って、
自動車等輸出を 7か月ぶりに回復させている。
他方で、対中国貿易を見ると、
昨年には旺盛であった
中国向けの電子部品等輸出が
中国本土の輸出産業の鎮静化に伴い、
今年1月度には大幅に
減少している。
ちなみに、中国の経済成長は、
米国との経済摩擦の影響を受けて
昨年の10~12月期の実質GDPでみて、
前年同月比6.4%と、 リーマンショック直後
（2009年1~3月期）以来の低水準となった。
わが国にとっての救いは、
今まで原油価格の上昇が貿易収支を 絞めてきたのが、
原油価格の下落傾向が見え始めたことである。
☆
本来、必要なはずの米中会談が、
人気取りのための米朝会談に
優先権が奪われている現状では、
世界の景気が滞ってしまいそうである。
☆
貿易による世界経済の発展が阻害される現状を
経済学者は見逃すであろうか？
トランプ氏の裸の王様を気付かせる経済学者が
今年の「ノーベル・経済学賞の受賞者」
では
あるまいか？
トランプ氏の「ノーベル平和賞」は、
「武器商人の性格を持つ 人」だから
「忖度を世界に求めても」
その価値はノルウェーでも認められないであろう。
☆
日本の貿易も米国第一主義を掲げる
トランプ大統領の影響下にジワジワと
浸食されている。
昨年までは、
日本の貿易収支では
地域としては
「中国を除くアジア」が8.8兆円の黒字であるが、
１国としては米国が6.5兆円と群を抜いていた。
これが、今年１月度では、様子が少し違っている。
対米貿易収支は、3,674億円と
前年の月平均5,379億円を
下回っている。
この動きは、対米国だけの話ではない。
「米国輸出の減少」は、
対米輸出を行っている
中国の生産にも
大きな影響を与えているのである。
日本の対中国貿易収支は、
▲3.3兆円（月平均▲2.7千憶円）であったが、
ことし１月度には▲8.8千億円と赤字幅が増えている。
日本や中国での「対米向け輸出企業」が
生産を縮小して
「貿易のメリット」を失いつつあるのである。
☆
日本の対米輸出を見てみる。
昨年は、自動車等関連の輸出を抑えて、
対米黒字幅の縮小を図った。
今年1月は、米国からの原油等輸入の増大に沿って、
自動車等輸出を 7か月ぶりに回復させている。
他方で、対中国貿易を見ると、
昨年には旺盛であった
中国向けの電子部品等輸出が
中国本土の輸出産業の鎮静化に伴い、
今年1月度には大幅に
減少している。
ちなみに、中国の経済成長は、
米国との経済摩擦の影響を受けて
昨年の10~12月期の実質GDPでみて、
前年同月比6.4%と、 リーマンショック直後
（2009年1~3月期）以来の低水準となった。
わが国にとっての救いは、
今まで原油価格の上昇が貿易収支を 絞めてきたのが、
原油価格の下落傾向が見え始めたことである。
☆
本来、必要なはずの米中会談が、
人気取りのための米朝会談に
優先権が奪われている現状では、
世界の景気が滞ってしまいそうである。
☆
貿易による世界経済の発展が阻害される現状を
経済学者は見逃すであろうか？
トランプ氏の裸の王様を気付かせる経済学者が
今年の「ノーベル・経済学賞の受賞者」
では
あるまいか？
トランプ氏の「ノーベル平和賞」は、
「武器商人の性格を持つ 人」だから
「忖度を世界に求めても」
その価値はノルウェーでも認められないであろう。
☆
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