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めいてい君 @ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Aug 19, 2019
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カテゴリ: 経済学研究
​​​








<前置き>




 1昨日は、長男が孫たち二人を連れて

お盆休みのお泊りに来てくれた。

 夜は、庭先で、小さな花火遊びである。

 翌朝は家族そろって久方ぶりの

市営霊園にお墓参りである。



(秋)








 お墓も綺麗になった。

 帰りは大利園に立ち寄って

孫たちのお母さんに大振りの梨のお土産を買った。

 普段店に置いてある500円や1,000円の梨セットと違い

やや大振りの梨が1,500円で置いてある。

 初めて、贈答用の梨を小分けして並べたらしい。

 お土産にはとても良いと感じた。

・・・さて本題である。



​​​​  ​日本経済新聞には経済学的に詳しい説明があるが、
小生が購読している ​読売新聞 ​​ にも​

珍しく判り易く書かれているので残して置きたい。

​まずは、 「見えざる手」 が働いて​
経済は「国富」に向かうと楽観したい人々に
​現代はそうはいかないゾ、と
警告を発している。

  「見えざる手」が実はAIの発展で
「見えるようになった手のうち」にあるようだ。

 他方で、その考えも無視できないようだともいう。
 「見えざる手」という表現の奥深くにある
「人間の共感」 という心理的な側面に
スポットライトが当たり始めたのかもしれない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・

​​ [経済学×現代]

<1>AIの「最適価格」幸せ?
「国富論」
――自分の利益を増やすことを
意図しているからにすぎないが、
見えざる手に導かれ、
社会の利益を高められる


​人工知能(AI)、ビッグデータ、高速通信――。
先端技術は私たちの生活を大きく変え、同時に
新たな問題をもたらした。めまぐるしく変化する
現代。その姿をどのように捉え、どう向き合えば
いいのか。経済学の泰斗の言葉に、手がかりを
探った。​
手が見える
  その日によって変わる時価で商品を販売する
ファストフード店が東京・秋葉原にある。
巻きずしとメキシコ料理のブリトーを融合させた
「寿司すしブリトー」が名物の「beeat 
Sushi Burrito Tokyo」だ。
注文はインターネットからで=写真=、
「1,119円~」と記された商品を購入すると
「1,208円」と出た。
 すし屋の時価はその日の仕入れ状況などによって
店側が決めるが、この店で価格を決めているのは、
AIだ。仕入れや売り上げの状況、天気や曜日など
をもとに、1円単位で計算しているという。
 近代経済学は、自由な市場での価格による需要と
供給の調整機能を「見えざる手」と呼んできた。
ヨーロッパで産業革命が始まりつつあった1776年、
アダム・スミスが著書の「国富論」で打ち出した考えだ。
 デジタル化が進んだ現代では、
市場に委ねて長い時間をかけずとも、
最新技術が様々な情報を瞬時に収集、判断し、
需要と供給に応じた最適な価格をつけることができる。
慶応大の坂井豊貴教授は、
「見えざる手が見えるようになった」と指摘する。
 ネット通販の世界では、商品によっては
1日に何度も価格が揺れ動くのが当たり前だ。
「バリュース」(東京都渋谷区)が開発したシステム
「プライスサーチ」は、アマゾンや楽天など
約140か所のサイトから収集した最新の価格情報を
提供している。
「最安値より1円安くする」など事前にルールを決め、
自社の販売価格を自動的に変更させることもできる。
「共感」が前提

  需給の調整機能の高まりは、消費者のもとにモノや
サービスが行き渡り、企業が利益を最大化する理想的
な状況をもたらすように見える。だが、本当にそうか。
 来年の東京五輪の期間中のホテルの空室を
予約サイトで検索すると、通常の10倍前後の価格設定
も出ている。
 専修大の奥瀬喜之教授は
「経済学の観点では適切な価格でも、消費者の観点から
は妥当な価格かどうかが検討される必要がある」と説く。
 同じ商品の価格が何度も変われば、消費者はその都度、
購入するかどうかの判断を迫られる。
「価格調整が効率的になるのと、人が幸せに感じるか
どうかは別問題」(坂井教授)だ。
 スミスは、人がそれぞれの利益を追求すれば、
「見えざる手」が働いて社会の発展につながると主張した。
とはいえ、利益の追求だけを勧めていたわけではない。
 「人間はいかに利己的であるように見えようと、
他人の運命に関心を持つ何らかの原理が本性の中にある」。
著書「道徳感情論」で、人間が他人と同じ感情を抱こう
とする「共感」が、社会を形成する前提と位置づけた。
 高度化した見えざる手は、希少なモノやサービスは
格段に高く、逆なら徹底的に安くする可能性をはらむ。
技術が進めば進むほど、共感をともなう価格が大事に
なってくるのかもしれない。
​​


​<学者的観点から>​


<1>スミス 

市場の欠陥も指摘
…大阪大名誉教授 猪木武徳氏


讀賣新聞 2019/8/15 5:00


​​

​ スミスほど誤解され、
論者によって都合のよい部分だけが使われている
人物はいない。個人が自己の利益を追求すれば、
「見えざる手」 に導かれ、高いレベルで社会全体
の福祉が実現するという考え方が有名だが、利益
をやみくもに追求してよいとしたのではない。​



​ スミスは人間について、野心や虚栄心など、
理性の論理では説明できない部分で動く存在とみた。
そうした人間の社会に秩序をもたらすには、
各個人が他人から見て「同感」を得られるよう
行動を律し、
さらに社会の正義のルールを侵さないことが必要
した。​


​​  貿易 についても論じていて、
国同士の自発的な交換が大事だとした。
 国が経済的に豊かになるからというだけではなく、
友好と連携のために重要な手段 と捉えた。
現代の保護主義の高まりに
反省を促しているともいえる。​​


​​ スミスは 市場を重視したが、欠陥も議論 していた。
市場が大きくなるほど分業が発達し、生産性は
上昇する。同時に人は限られた仕事だけをする
ようになり、考える世界が狭くなる。
分業は経済発展の柱であると同時に、人を愚かにする
とも指摘した。何かを非常に細かく知っているが、
それ以外に関心が向かなくなる問題は、
現代にも通じる。​​


​ また、市場社会が行き過ぎると、人は穏やかに
なりすぎ、戦うべき時に戦わなくなるとも指摘した。
不要な争いを避けるのはもちろん大事だが、
ややもすれば 事なかれ主義に陥りかねない とみていた。​


​ 一方、社会の正義を管理する存在として、
スミスは政府の役割に注目していた。
政府の能力には限界があり、大きな製造業者や
特権階級に取り込まれる恐れがある とも懸念している。
現代でもこのようなことは起きていないだろうか。​


​​ 近年の技術の急速な発展は、
スミスやスミス以降の経済学が考えた状況を大きく
変える可能性がある。
IT企業は巨大な量の個人情報を収集し、
人工知能(AI)を活用しながら個々の
消費者に対して独占的な力を持つ ようになった。
これは需要と供給が相互に、独立に形成されると
考えてきた従来の経済学が想定する状況とは異なる。
個人の政治的な選択にも影響力を及ぼすように
なってきた。​​


​​ 問題は、AIがなぜそのような判断をしたのか
ブラックボックスになっており、個々人が自分で
説明できないという点だ。
個人情報をどこまで取引の対象にしていいのか、
倫理的側面を持つ。
 人間の行動をどこまで機械に任せてよいのか。
そうした問題が厳しく問われているように思う。​​








​「国富論」出版に10年​

 スコットランド東部の港町カーコーディで生まれた。
税関職員の父を生前に亡くしたが、比較的裕福な環境
で過ごした。「アダム=スミス」(浜林正夫、鈴木亮
共著、清水書院)によると、本好きの勉強家で記憶力
は抜群だったが、体は弱かったという。


​ グラスゴー大やオックスフォード大で学び、
グラスゴー大に職を得た。
 道徳哲学や修辞学、文学など幅広い講義を担当。
利己的な個人が共存する可能性を
研究した 「道徳感情論」 が評価され、学者としての
地位を固めた。​


 評判を聞いた貴族から家庭教師を頼まれ、大学を
離れる。フランスやスイスなどを旅行し見聞を広める
とともに、ボルテールら思想家と交流を深めたとされる。


 英国帰国後は、「国富論」の執筆に没頭する。
研究のための過労で体調を崩したこともあり、発刊まで
約10年間を要した。国富論は生前に5版まで版が重ね
られ、英国外にも広がった。経済学に関する初の体系的
な書として、多くの学者に考えが受け継がれた。


 晩年にはスコットランドの税関委員に就任した。
生涯独身を貫き、母親と多くの時間を過ごした。
同じスコットランド出身の哲学者ヒュームとの親交は
生涯続いたという。


 資産は慈善活動に用い、多くを残さなかった。
生涯に本を2冊しか残さなかったが、亡くなる直前まで
改訂し、自由主義のあり方を模索し続けた。







​[Q]経済学とは…資源配分の方法を探る学問​

 Q 経済学とは何か。

​ A  経済の語源は「経世済民」 とされる。
「世を治め、民を救う」という意味で、現代風には
「私たちがうまく生活できるようにする」と
言い換えられる。
経済学は、そのための方法を探る学問と言える。​


 大きなテーマとして、限られた資源をどう無駄なく
使うかということがある。
「資源」とは原油などの天然資源に限らず、
お金や時間、労働力、生産設備なども含まれる。


理論を構築 現象を検証

 Q 主な分野と分析手法は。

 A 個人や企業などの経済活動を分析する
「ミクロ経済学」、個別の活動を集計して
国全体の経済の動きを捉える「マクロ経済学」がある。


 いずれも各種の仮定を置いたうえで理論を構築し、
現実の経済現象を説明できているか検証する。
数学やデータも使い、自然科学に最も近い社会科学だ
と言われる。


​  ​ただ、多くの自然科学と異なり実験は難しい。​
現実の経済は幾つもの要因が絡み合って動いている。
このため、増税と減税ではどちらが望ましいのかなど、
基本的な問題を巡り専門家の間で
正反対の意見が出ることが珍しくない。​


 Q これまでの歴史は。

 A 貿易を通じた経済活動が広がった
18世紀後半以降、学問として体系化された。
 スミスやリカードに始まった「古典派経済学」は、
市場の役割を重視する「近代経済学」と、
労働の役割を重視した「マルクス経済学」に
大きく分かれた。
 マルクス経済学は、
資本主義はやがて行き詰まると考え、
社会主義革命の原動力になったが、
旧ソ連の崩壊などで説得力を失い、
現在では近代経済学が主流だ。


 Q 近代経済学にはどのような考え方があるのか。

 A 政府はなるべく介入せず、市場に任せれば経済は
うまく機能するという考え方が長く主流だった。


​ ところが、1929年に起きた世界恐慌では、
有効な対策を示せなかった。
 代わって注目されたのが、不況時には市場任せにせず、
政府が財政支出で支えるべきだとする
「ケインズ経済学」だ。
 以後、 ​政府の役割を重視する考え方が一定の影響力​
持つようになった。​


​ ただ、バブル崩壊後の日本のように、政府の財政支出に
かかわらず景気悪化を食い止められなかったケースもある。
やはり市場機能を重視すべきだとの考えも根強い 。​


 Q 最近の傾向は。

​​​ A 近代経済学は基本的には、人間が合理的な判断をする
存在であることを前提に、議論を積み重ねてきた。
 だが、心理学などの研究で、
人間が目先の利益につられるほか、得をするより損を避ける
ことを優先するなど、必ずしも合理的ではない ことが
分かってきた。
 こうした成果を踏まえた 「行動経済学」 などにも
注目が集まっている。​​​


 Q ノーベル経済学賞とは。

 A 創始者アルフレッド・ノーベルの遺言に基づいて
1901年に始まった物理学賞や化学賞などとは異なり、
1968年にスウェーデン銀行により創設された。
   選考は他の賞と同様に
スウェーデン王立科学アカデミーが行い、
経済学上の優れた研究に対して授与している。


 昨年は気候変動や技術革新が経済成長に及ぼす影響に
ついて研究した米国人学者2人に贈られた。


 最先端の経済学が研究者の層の厚い米国中心に
動いていることもあり、日本人の受賞者はまだいない。





​(以上は、讀賣新聞から)​

☆​​​​​​​





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Last updated  Apr 30, 2020 05:19:29 PM
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