アゼルバイジャン＜イスラム教シーア派＞	国名	アルメニア＜キリスト教＞
86,600㎢	面積	29,800㎢
1,000万人（2019年）	人口	290万人（2019年）
バクー	首都	エレバン
アゼルバイジャン系（91.6%）	民族	アルメニア系（98.1％）
アゼルバイジャン語（テュルク諸語）	言語	アルメニア語（インド・ヨーロッパ語族、独立の一語派をなす。独自の文字を持つ）
主としてイスラム教シーア派	宗教	主としてキリスト教（東方諸教会系のアルメニア教会、世界最初３０１年受容国）
共和制	政体	共和制
イルハム・アリエフ大統領（2003年10月就任、2008年10月、2013年10月、2018年4月再選、現在は任期7年）	元首	アルメン・サルキシャン大統領（任期7年，2025年4月まで。）
一院制（任期5年、定数125、前回選挙は2020年2月）	議会	一院制（任期5年。定数101以上。前回選挙は2018年12月に行われ，132人を選出。）
（1）首相　アリ・アサドフ（2）外相　ジェイフン・バイラモフ	政府	（1）首相　ニコル・パシニャン（2）外相　ゾフラプ・ムナ
総兵力66,950人（ →13万人）（陸軍56,850人、海軍2,200人、空軍7,900人）、準兵力15,000人（ミリタリー・バランス2020）	軍事力	総兵力44,800人（ →6.5万人）（陸軍41,850人，空軍／防空軍（統合）1,100人，その他防空軍1,850人），準兵力4,300人ロシア軍が駐留（ミリタリー・バランス2020）
石油・天然ガス、石油製品、鉄鉱等	主要産業	農業，宝石加工（ダイヤモンド），IT産業
472億ドル（2019年：IMF推計値）	ＧＤＰ	134億米ドル（2019年：IMF推計値）
4,689ドル（2019年：IMF推計値）	ＧＤＰ／人	4,528米ドル（2019年：IMF推計値）
2.7％（2019年：IMF推計値）	経済成長率	6.0％（2019年：IMF推計値）
2.8％（2019年：IMF推計値）	物価上昇率	1.7％（2019年：IMF）
5.0％（2019年：IMF推計値）	失業率	17.7％（2019年：IMF推計値）
（1）輸出　183.03億米ドル（2）輸入　123.85億米ドル（2019（注1-11月迄）年：CIS統計委員会）	貿易額	（1）輸出　24.12億米ドル（2）輸入　49.76億米ドル（2018年：CIS統計委員会）
（1）輸出　石油及び同製品、天然ガス、青果、綿花（2）輸入　自動車、医薬品、小麦、たばこ	主貿易品	（1）輸出　銅鉱，たばこ，アルコール飲料，貴金属，合金鉄，アルミニウム（2）輸入　自動車，石油ガス類，石油製品，医薬品，通信用機器，ダイヤモンド（2019年：アルメニア共和国国家統計局）
（1）輸出　イタリア、トルコ、イスラエル、チェコ、インド（2）輸入　ロシア、トルコ、中国、ドイツ、アメリカ（2018年)	主相手国	（1）輸出　ロシア，スイス，ブルガリア，中国，イラク（2）輸入　ロシア，中国，ドイツ，イラン，米国（2019年：アルメニア共和国国家統計局）
マナト（Manat)	通貨	ドラム（Dram）
1ﾄﾞﾙ＝1.70マナト（2020/6/12）	為替ﾚｰﾄ	1ドル＝485.88ドラム（2020/5/18：アルメニア中央銀行）
2016年11６百万ドル日本59 独22 韓国12 米国12	主援助国	2016年172百万米ドル仏８２独44 米国27
＜日本側からみて＞輸出　69.1億円（鉄鋼、自動車、ゴムタイヤ及びチューブ等）輸入　4.9億円（非鉄金属（アルミニウム等）、植物性原材料等）（2019年：財務省貿易統計）	対日貿易	＜日本側からみて＞輸出　25.4億円（自動車，ゴムタイヤ及びチューブ，建設用・鉱山用機械，科学光学機器等）輸入　22.1億円（衣類，アルミニウム及び同合金，電気機器，医薬品，非鉄卑金属くず等）（2019年：財務省貿易統計）

地図：WIKIPEDIA
アゼルバイジャン

アルメニア

紛争地域

ナゴルノ・カラバフ自治州
＜アゼルバイジャン＞

資料：WIKIPEDIAなど

年月	略史
1923年7月	ソ連の独裁者スターリンがアゼルバイジャンへの帰属を決定、自治州になる
1988年	アルメニアへの編入を求めて紛争ぼっ発
1991年9月	「共和国」として独立宣言
1991年12月	ソ連が崩壊し、アゼルバイジャン、アルメニアが独立
1994年	ロシアの仲介による停戦合意。3万人以上が死亡。難民避難民は100万人越え。
2016年	大規模戦闘。4日間で約200人が死亡。
2020年9月	戦闘再熱。停戦合意後、最大規模に。アルメニア側は兵士202人死亡。アゼルバイジャン側の兵士死亡者は未公表、民間人24人が死亡。アゼルバイジャン軍は約13万人ＶＳアルメニア軍6.5万人でアゼルバイジャン側が優位にあるが、更に、トルコ軍が戦闘機で支援している模様。

項目	内容
自治州面積	4,400㎢（アゼルバイジャンの5.1%）
人口	147,000人(同1.5%)
住民	アルメニア系９割以上
住居地の特色	自治州の名前＝「山地の黒い庭」の意味
紛争の特色	1988年にアルメニアへの編入を求める動きが活発化、アゼルバイジャンとの紛争が勃発した。自治州は91年に「共和国」として一方的に宣言。1994年の停戦合意までに3万人以上が死亡し、100万人を越える難民や避難民が出た。今年9月27日に始まった戦闘は自治州以外に拡大している。露米仏が共同議長国を務める全欧安保協力機構（＝ＯＳＣＥ）はキリスト教徒としてアルメニアを支持し、アゼルバイジャンをイスラム教徒シーアはのトルコが支持する形となっている。ＯＳＣＥの10月1日の停戦呼びかけにも拘らず、戦闘は激化している。