2008/09/09
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ぽつり ぽつりとこぼすように生まれてきた言葉は

まるで君の咽(のど)から魔法をもらったようだった

心をかすめる程度の蛇が叫ぶ他人言はどうしようもないほど疾(はし)りたくなる

未来の君を迎えに行けるくらいのスーパースピードで、僕の心臓のド真ん中に突き刺さって

血が流れたかと思うと、そこいら中に魔法が溶けたあとの印と 幸せの呪文が散らばっていた

ひとつずつ ひとつずつ唱えていくと服も 靴も 下着も 飾りの何もかもがすっ飛んで

更にもっといろんなものが消えた頃

僕らは忘れていたその侭の姿を思い出すのだ





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Last updated  2008/09/09 01:42:37 AM
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