RED PAPER

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2008年09月26日
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 解散・総選挙を前に,後期高齢者医療制度をめぐって政府・与党が大きく動揺しています。「大胆に見直す」発言が一転して「根幹は維持する」に…。

 75歳以上を差別する医療制度への国民の怒りにおびえながらも,制度存続に固執する自民党・公明党連立与党の矛盾です。


 9月19日夜,舛添要一厚生労働相は突如,75歳という「年齢区分の廃止」など「新しい医療制度の創設」を口にしました。一部新聞は「後期高齢者医療を廃止」と報道。麻生太郎幹事長(当時)も9月21日,「抜本的に見直す必要がある」と発言しました。

 こうした発言は,政府自ら制度の破綻を認めるものです。

 一方,制度の堅持を主張してきた自民・公明の幹部たちからは「私はいやしくも政調会長だが,聞いていない」(公明・山口那津男氏),「抜本的改革というと,もともと全部悪いという意味になってしまう」(自民幹部)と巻き返し。

 麻生太郎氏も一夜にして「制度自体は悪くない。時間をかけて説明したほうがいい」(9月22日)と,発言を一変させました。

 9月23日の自民党公明党連立政権合意では「より良い制度に改善する」と,現行制度の堅持を明記。一方で「見直し」をにおわすことで,制度の争点化を避ける与党の姑息な「国民だまし」作戦であることは明らかです。

 もともと舛添要一氏の念頭にあったのは,企業で働く75歳以上の人が,健康保険組合などに継続して入れるようにするという案にすぎません。対象は,制度に加入する1,300万人のうち約35万人(2.7%)に限定されたものでした。


 自民党・公明党連立与党の「ごまかし作戦」は国民には通用しません。



 一連の顛末は,自民党・公明党連立政権では,国民の切実な願いである制度の廃止には踏み込めないことを明らかにしました。

 やはり解散総選挙で国民自身が選択することしか,制度を撤廃させられないのです。






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最終更新日  2008年11月23日 15時12分20秒
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夢一番!  さん
日本の将来が不安。。。

自民党政治のツケは誰が担うの?
(2008年11月23日 16時12分00秒)

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