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大阪におじが二人いる。
そのおじ1が一昨年の暮れに脳梗塞に倒れ、未だ入院中。
おじ1は妻に先立たれ、子供はいない。
たまたま、おじ2が2階で倒れているおじ1を発見し、救急車を呼んた。
そこからおじ2がおじ1の面倒を看ることになった。
二人とも70歳は過ぎている。
おじ1は命は取り留めたものの、半身麻痺。
只今リハビリ入院中。
当然一人暮らしには戻れない。
もう、全てが元には戻れない。
おじ2はおじ1に変わって、病院の支払いその他をやっている。
個人情報保護法が出来て、
本人以外の銀行預金の引き出しから何から何まで、
おじ2がおじ1に代行するにはいろいろと厄介がある。
おじ2は代行する中で、
おじ1の印鑑を整理し、
入出金を整理する中でおじ1の財産を知ることになる。
兄弟といえども普通はこういうことは、知り得ない内容。
そしておじ1が収入があるけど、借金もかなりあることを知る。
証券はあるけど現金が少ないことも。
そして決断を余儀なくされた。
おじ1の不動産を処分しなければ、
この先おじ1が施設に入って生きていくことが出来ない、と。
おじ2はおじ1に辛い決断を求めた。
自宅の売却。
東京のマンションの売却。
おじ1にとって大阪の自宅の売却は、帰る場所を失うことになる。
東京のマンションの売却は収入の道を絶たれること。
とてもとても辛い決断。
しかし、これをしなくておじ1の未来は来ない。
たとえそれが輝かしい栄光に包まれていない未来だとしても。
そして、私は東京のマンション売却のを進めている。
こちらはこちらで、共同名義になっていて、
共同名義者との話し合いがあったりして、
売却までこぎつけないのが現実。
おじ1の生気持ちに立つと前に進みにくくなる。
でもおじ1の未来は今まさに始まっている。
私の未来も同じ。