昼の顔・夜の顔・ホントの顔♪

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水物語3

お辞儀バニー
10/22(月)
今日はお店の出勤日ではないので、ちょっと過去の話をしてみようかな?と
思います。
私がこの世界に初めて足を突っ込んだのは今から7年前。東京でOLをしていた
頃のこと。
当時はまだほんの少しだけバブリー気分の抜けきらない社用族が
領収書を切る姿も残っていた。
私は銀座・赤坂・六本木・っていう華やかスポットではなく、
自分の家の近所(K祥寺)のミニクラブでバイトしてたので、
結構気楽だったけど、今お勤めしている小さなスナックとは違って
常時女の子が30人出勤する指名制のお店だったから、まさにそれでメシ食って
ます系のプロのお姉さんたちはめっちゃ恐かった。
体まで捧げてるのかどうかは知らないけど(っつうか聞けない絶対に)
指名変え(お客さんが前に指名していた女の子を指名せず他のコに乗り換える
こと)なんかが起きるとお店が退けた後、ちょとした騒動が巻き起こる。
取られた方のお姉さんがナンバーワンレベルの人だった場合は、大変穏やかに
事が運ぶが(実は黙殺しているだけで、取ったほうは2度と紹介指名を入れて
もらえなくなるだけなんだけど)それが、二流同士の争いだった場合、飛び蹴り
あり、髪の毛の引っ張り合いありの、無制限一本勝負のゴングがなり、
「てめえ、人のもんとっておいてその態度かよ。泥棒猫!!」「あんたがたいし
てかわいくも無いくせに偉そうだからでしょ!鏡見たことあんのかよブース!」
と言った罵詈雑言が飛び交い、半べそをかきながらボーイの男の子に取り押さ
えられるまで延々とやっている。話を作ってるとお思いでしょうがほぼ事実です。
私はバイトを始めて2週間後にこの光景を見て、自分がヘルプ(指名が重なった
女の子の代わりをすること)で付いた時には絶対に名刺を配ることを止めた。
そして、そんな醜い争いは懲り懲りだし、指名競争に名乗りをあげることだけは
絶対にしないと誓った。
が、半年後私のロッカーに水をぶっかけられて、そんな誓いはすっとんだ。ケンカ上等!!
そして今もその精神に変わりはない。


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