村上春樹さん作品紹介第三弾。
本の題名が長すぎてタイトルに入りませんでした。スミマセン。
書籍名:世界の終わりとハードボイルドワンダーランド(上・下巻)
著者名:村上春樹
出版社:新潮社
計算士として日常を送る「私」が暮らすハードボイルドワンダーランドと
一角獣しか出入りできない、壁に囲まれた街の中で日常を送る「僕」が
暮らす「世界の終わり」
この二つの世界は、彼の意識の断片で繋がっている。
二つの世界が交互に描かれている、村上春樹的SF作品と言えましょうか。
まだコンピューターが今ほど発達していない時代に、情報化社会を見越した
内容であることや、彼の小説にしばし現れる暗すぎる「暗闇」
についての考察がよく描けていて、彼のNo1作品をこの本だと挙げるファン
が圧倒的に多い人気の作品です。