心清き詩人となる
君の言葉にうろたえる
君の瞳に驚いて
君の笑顔に
僕はいつも
何か物凄いことができるような
気がする
君は心清き詩人となる
僕の心の中でいつだって
あなたの肩口を見て歩く
あなたが、背が高くてよかった
座ったときはもう大変
どうしたら
もっと自然に
どうしたら
視線だけで
どうしたら
伝わるのかしら?
とどのつまり
言葉は無力だ
それでも人は何故ゆえに
愛を語るのかと問われれば
言わずにはいられないからなのだろう
今言わないと
壊れてしまいそうで
沈み込んだ夜の中で
忘れられてしまわぬように
力の限りにあなたの名を呼ぶ
言葉は無力だけれど
言葉がなければ
始まらない恋の物語