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昨日はお盆では車の渋滞で行けないので今年も早めのお墓参りに行ってきました。
大阪から岐阜県。
これまでは母も一緒に行っていたのですが空調の効いた施設から
外気の暑さに耐えられないだろうと考え姉と二人で済ませることにしました。
早朝に出かけ夕方には帰宅出来る予定で向かいました。
高速を乗り継ぎ、名神高速に入った途端、
トラック2台の事故発生で区間閉鎖となり一般道へ。
一般道も車が溢れ大渋滞。
結局、いつもなら2時間程で行ける距離。それが5時間もかかっての到着。
母を連れて来なくて正解だった。
早めに帰って母の夕食介助に姉が行ってくれる予定にしていましたが
とんだハプニングに出くわし帰りも数ヶ所での渋滞に合い
間に合いませんでした。 残念。
今日は早い目に施設へ。
「お母さん、元気にしてた?」私の言葉に
元気に笑顔で迎えてくれましたがどことなくよそよそしい。
「◎×▲$%&’%()##’&%+‘@・・・」
遠慮がちに小さな声で話す母の言葉に耳を澄まして聞いていると
「だれ?」
「私? 知らない?」
「知らない」
「りよえり」
「知らない・・・」
「忘れちゃったよね。 りよえりのこと」
「・・・・」
いいの、いいの。 判らなくても。
一緒に居て安心してもらえれば。
一緒に居て心が和んでもらえれば。
一緒に歌って、笑って居ようよ。
何だか「だれ?」って聞いてくれた母が妙に新鮮。
施設にお世話になって母と一緒のテーブルで食事をされていた方が
昨日亡くなられたと聞いた。
1週間位前から食事を摂れなくなって殆ど眠った状態で個室に替わられた。
家族の方が「お盆まで持たないと思う」と言って居られた。
あれだけお元気だったのに? と信じられない思いで聞いていたが
終焉の時を家族の方は冷静に判断され、施設での最後を望まれた。
病院へ入院させて延命措置をとるか
自宅へ連れて帰られるか
このまま施設で過ごされるかと選択肢を問われた様子。
私にとってはあまりにも早すぎた特養での経験であっただけに
母の昼食介助は心が飛んでしまっていた。
ご冥福をお祈りいたします。
周りの利用者さんで食欲がない方やお元気がない方が居られると
「いつもと様子が違う」が判る。
母がお世話になってまだ短い時間でしか接していないが
やはり同じ場所で共に生活をしていると家族のような気になってしまう。
身近な方が亡くなられて、お一人お一人の方がお元気であるようにと
願わずには居れませんでした。