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November 24, 2012
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カテゴリ: 特養日勤日記

この18日に母は99歳のお誕生日を迎えました。

施設での夕食を止めて外へ連れ出し、姉妹でお誕生日会をしました。

母と同じ11月生まれの長姉と合わせてのお誕生会です。

姪のyumi-chan(次姉の娘) が 買ってくれたBirthday cake を

テーブルに置いてお祝いをしました。

ろうそくに火をつけに来てくれたお店のお姉さん

「ひゃぁ~!!  おめでとうございます  」  とびっくりされた。

母は全く無関心。 

それでも元気で外出をして一緒に食事が出来たことは喜ばしいことでした。

369-400.jpg

H a p p y b i r t h d a y    of    99 y e a r s

99歳を迎えてすぐに母の様子が変。

椅子に座らせても体が横になり何度座り直しをしてもずれる。

立たせてトイレに連れて行こうとするが今にも崩れそう。

「お母さん、今日はどうしたのかな?  しっかり歩いてね」

声をかけながら一緒に歩くがしっかり支えていないと倒れこみそうになる。

母のトイレ介助、歩行介助・・・色々母のお世話をしながら

「いつまでこうして一人でお世話出来るだろうか・・・。

    出来る限り最後まで母のお世話をしてあげたい。

    出来なくなった時をちゃんと判断して 『力を貸してください』と言えるだろうか

    その時はいつ? なのだろうか・・・」

そんな事を思いながら一日でも長く一人でお世話が出来ますようにと願ってきた。

とうとう母が立てなくなった。

夕食を済ませ何とかトイレを済ませて部屋に戻りパジャマに着替えてもらう。

「お母さん、ズボンを脱いでパジャマに着替えようね」

母を立たせ窓際の手すりに手をかけさせたが崩れるように座り込んでしまった。

立たせられない。  満身に力を入れて立たせようとするがどうしても無理。

丁度、向かい側の方の夜の介助に来られていた男性職員が居られ手を貸してもらった。

次の日、いつものように昼食前のトイレ介助に母の手を取り

相変わらず倒れそうな母を支えてトイレに入った。

便器の前に立たせてズボンを下ろそうと

私が屈んだと同時に母はまたしても座り込んでしまう。

とにかく必死で座り込まないように立ち上がった瞬間に母が転倒。

「お母さん!!」 

その声に職員の方が飛んで来られた。

母は朝、起床時もいつものように立たせようとベッドから足をつかせたが

もう完全に足が立たなくて今日は朝から車いす移動をしましたとの事だった。

職員の方が伝達事項が前後してしまって申し訳ないと平身低頭される。

先日から母を転倒させてばかり。

私は母に無理をさせていたのでは??と自分を責める。

いつか、母が立てなくなって私一人の手に負えなくなる日が来ると

心していたが、とうとうその日が来てしまった事を切なく思う。

食事介助にしても目を閉じ眠ったまま食事をしている事が多くなった。

「私はこれからどう母のお世話をすればいいのでしょうか?

   私はまだまだ母のお世話をいっぱいしたいです。  私に出来ることまだありますか?」

担当の職員の方に話す内に涙がこみ上げてくる。

「一人ではもう無理の時がきたようです。  これからは二人介助です。

   大丈夫ですよ。  まだまだお母さんには頑張ってもらいましょう。

   私たちがちゃんと手を貸します。  一人ではなさらないでください

   骨折などされたらこのお歳ではもう完全にアウトです。

   100歳を元気に迎えられるよう私たちがちゃんとついています!

   私たちはプロです。 家族さんに出来る事まだいっぱいありますよ。

    一緒にお世話させて頂きます。」

力強い言葉を貰って助けられました。

母の午睡の着床を済ませ下に降りて行くと事務所に居られた施設長が

「今朝から足元がしっかりしないようなので車いす介助させてもらっています」と

飛んで来られた。

施設内ではこんな事でも施設長に連絡されていることに頭が下がった。

「私一人ではもう無理のようです。 先ほども転倒させてしまいました。

   これからどんどんお世話をかけると思いますがお力を貸してください。

   出来る限りのお世話をしたいと思います。  色々教えてください」と伝えた。

二人介助。

トイレでの介助方法の伝授を受けた。  大変な作業であった。

先日、同室の車いすの方が一人でトイレに行き転倒で骨折をされて入院中。

そんな事を思うと一人で無理をしてはいけないと自分に言い聞かせる。

施設からの帰り道、力及ばぬ自分が何だか切なくて涙が止まりませんでした。

すっかり弱気になったりよえり。

「力をかして下さい!」  ちゃんと言わなくっちゃ。

お母さん

最後までお世話させてね。

無理をさせて

ごめんなさい。 






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Last updated  November 24, 2012 12:21:17 PM コメント(4) | コメントを書く
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