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寒くなりました。
すごい出で立ちで母の施設に向かいますが施設は常夏?
暖房がきいて快適です。
お蔭さまで母はしっかり守られています。
家ではエアコンをつけた上に足温器で足を温めたりと
「これでもか」と言うほど暖房には気を付けていても母の手足は
氷のように冷たかったのに。
今日も母の所へ行くとKさんお待ちかね。
「おぉ~ よう来たなぁ~」とご挨拶。
「ねえさん、今日はええ天気やなぁ~。チャリで来たんやろ! 元気やなぁ」
このKさん、母の事を 「ぼくちゃん」と呼び、幼い男の子と思って居られる様子。
母に食事を食べさせていると既に食べ終わったKさんは母の食事風景を
目をへの字にして眺めて居られる。
「ぼくちゃん、しっかり食べるなぁ~」
「ぼくちゃん、眠りながらもしっかり口開けて・・・」
「さすが、男の子や。 食べっぷりがええ!」 (ブッ)
「ねえさん! ぼくちゃん、いくつや?」
「99歳!」
「 ほんな! アホな!」
「ねえさん! 冗談言うたらあかんでぇ~」
私はてっきり、冗談で判って言っていると思っていたので思わず99歳と答えてしまった。
Kさん、完全に母の事をぼくちゃんだと。
仕方ない、それで話を進めよう。
「しっかり食べて早く大きくなろうね。おじさんが見てるよ。」と母に語りかける。
すかさずKさん
「そうや、大きくなるの楽しみにしてるで!」
(だからぁ~ 99歳だってば!) 周りの職員さんと大爆笑。
「Kさん、ありがとう。 いっつも笑わせてくれて。楽しいわぁ~」
「そうか? おおきに、おおきに」
今日はプロの技を習得。
体が完全に斜めに倒れてしまい歩行が困難な母を
職員さんと二人介助でトイレに連れて行く。
便座に座らせるまでに間に合わなくて漏らし、リハパンまで濡れてしまった。
ズボンから全部脱がせなくてはと片方を脱がせ、もう一方を脱がせようとしたら
「片方だけでいいのですよ」と言ってリハパンをいとも簡単に履かせてしまわれた。
「えぇぇぇ???? 何ですか? 手品みたい 」
リハパンをズボンをはいている足に通す時、脱がせた方のズボンを
一緒に入れて履かせるとどうでしょう。
全部脱がせないでリハパンが履けました。プロの技!
着床時の寝かせ技。立てない人を便座へ座らせ技。リハパンの履かせ技。
これで3つ習得。
まだまだこんなの序の口なのだろうな。
プロの技をしっかり習得して母のお世話に役立てたい。
私は母一人で根を上げているのに
今日も涼しい顔をして
皆さんのお世話をされていた。
さすがプロ !