she says... but who's reading?

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LOUD PARK 08


昨年初のフル参戦を果たしたボクでしたが、やはり改めて“メタルが好きでやんす”と確認できるイヴェントなんdeathよね。そういう意味でもたとえラインナップがどうなろうが参加し続けたいイヴェントなんdeath。

で、そのラインナップですが、今年はコチラ

10/18
SLIPKNOT
DOWN
AVENGED SEVENFOLD
CARCASS
SONATA ARCTICA
DRAGONFORCE
MESHUGGAH
OBITUARY
APOCALYPTICA
AIRBOURNE
SECRET & WHISPER
HEADPHONES PRESIDENT


10/19
MOTLEY CRUE
BUCKCHERRY
BULLET FOR MY VALENTINE
MACHINE HEAD
DUFF McKAGAN'S LOADED
BLACK TIDE
ALL ENDS
BLACK STONE CHERRY


メンツ的には、もはやメタルファンならずとも大人気のSLIPKNOTから奇跡の再結成CARCASS、久々の来日Phil Ansermo率いるDOWNに30~40代の青春MOTLEY CRUEまで、昨年よりは濃いメンツが揃ったと思いました。
途中LOUD PARDK meets CRUE FESとかなんとかいう意味不明な展開も見られましたが、そこはそれ、開幕まで指折り数える毎日が続きました。

初日10/18

そしていよいよ迎えた当日。会場着は10時頃。とりあえず入場しようと入ったはいいが、そこで今年はクロークが会場外にあることを知るorz
急いで脱出し、クロークの列に向かうも既に長蛇の列。一発目のHEADPHONES PRESIDENTも見逃すわけにもいかなかったので、とりあえず日本で一番高い500円のビニール袋を買ってサイド会場入り。
それにしてもグッズ売り場の列は以上でしたな。やっぱ欲しいんかなぁグッズ。いつ着るんだろうなぁ。

HEADPHONES PRESIDENT
今年のラウドパークの開幕を飾るのは今回唯一の日本からの参加となったHEADPHONES PRESIDENT。彼らのライヴは2年ほど前のINDEPENDENCE-Dで目撃していて、Anza嬢の美しくも狂喜的なステージングに感動し、今回の参戦も素直に喜んでいた。彼らのステージは、ライヴというより演劇に近い。溜めてからの爆発という意味ではKORNと比較されがちなのかもしれないが、彼らの曲にはもっとドロドロして救いようのない雰囲気を感じるし、充分なオリジナリティーが備わっていると思う。
今回も、MC等の余計なおしゃべりは一切なく、淡々かつ壮絶にひとつひとつの楽曲を炸裂させていった。個人的にも全員で合唱できたりシャウトできたりするのが楽しくて好きだけど、こういう口をアングリさせられちゃうバンドってのもいいなって思う。当然そこにはオーディエンスを納得させられるだけの演奏力があってのことだけどね。そういう意味でこのバンドはまだまだデカくなるね。ちなみにAnza姉さんが可愛いってのも重要な要素ね。

SECRET & WHISPER
今回のラウドパークで最もどうでも良かったバンド。バンドに何の責任もないんだけど、“貴重な一枠を奪いやがって”とも思いかけました。実際ほとんど観てませんし、次のエアボーンを前で観るために待っていた時に左でやっていましたが、何の記憶もございません。多分今後も何の関わりもないでしょう。

AIRBORUNE
さて、無事荷物もクロークに預け、一発目の“暴れ”ライヴ。前も書いたけど、AC/DCアルバム発売直前という絶妙のタイミングで、まさにStand Up for Rock N' Roll!とにかく息つくひまもないロックンロールの雨あられを期待してました。
で、実際、それ以上でした。そのStand Up~で始まったライヴは、まさにロックバカ一代と愛情を込めて言ってしまう程のロックンロールショウ。音もでかけりゃ、スピードも速い。演奏力もしっかりしてたし、あとはすんなり解散してしまわないようにAC/DCばりにこのままのスタイルで突っ走って欲しいですよ。

APOCALYPTICA
さて、しっかり汗をかいた後は後ろから観戦することにしました。
個人的にはどうも入り込めないバンド。やっぱりギターのあのノイズってのが自分の中でかなり重要な要素になってるんでしょうね。彼らの音圧にはどうも薄っぺらさを感じてしまうんですわ。で、それはこの日も同じ。曲的には“オオ!!”となったRefuse/Resistからのスタートも、やっぱり薄かった。メンバーの激しいステージングは凄いと思ったし、ひとり淡々と弾いている謎のおっさんがいたのも不思議でよかったが、やっぱりどうも入り込めない。ゲストは期待のCoreyではなくSonataのKakkoでしたね。一般的には評価が高かったみたいですし、頑張って欲しいです。

OBITUARY
で、ボクの動きとしては次のMESHUGGAH目当てでUltimate Stageへ。で、そこでまただよ。まただよクリマン!!なんじゃこの出入り口の狭さわ!!出る人と入る人がごっちゃになって、かなりのケイオス状態。法律上の規制があるかなんか知らないが、こっちの方がよっぽど問題。こういうトコの見方の甘さだよなぁ。あとはスタッフ(~by狩ry)の対応の悪さ。
まぁいいや、OBITUARYだった。反対側から観てましたが、えげつない音出してましたよ。恐縮ながら不勉強で、彼らのことはほとんど知らないんですが、デスラッシュのオリジネーターとしての貫禄はバッチリだったんじゃないでしょうか。通常のスラッシュバンドって、MCは結構普通のトーンですると思うんですけど、vo.はデス声に終始していたところにこだわりを感じました。

MESHUGGAH
個人的にはアルバムも持ってないんで、ノーマークだったんですが、一般的な評価は高いですし、“どんなもんか観てみまっか”的なスタンスで臨みました。。。
。。。で、すいません、無理でした。前日の睡眠不足から、睡魔が襲ってきまして、立ってるのがやっとでした。印象にはほとんどありません。例の曲間にシーンとなる日本独特の現象に戸惑ってたvoがいたくらいの印象しかありません。
ということで彼らのステージの最中に前方エリアを出たわけですが。。。

これがどうやらナイスジャッジだったみたいdeathね。

DRAGONFORCE
彼らのステージが終了した後の出入り口のケイオスっぷりは最高潮を迎えたようで、柵が倒れるところまでいったそうですね。重症が出なくて良かったよ。去年はもっと余裕があった気がしたんだけどなぁ。
いずれにせよ、この時間帯強烈な眠気に襲われていたボクは、無理矢理にでも目を覚まそうと、前方エリアに突入しました。
初年度のラウドパークをほとんど観ていないボクにとって、彼らは今回初体験。当然ながらハチャメチャなステージングの話は聞いているので、どこまでやっているのか興味深々でした。
Heroes of Our Timeからスタートしたステージ。もう終始止まることなく動き続けているんだろうと想像していたので(実際そんなことしたら演奏できないわな)、なんかまだ落ち着いてるじゃんと思った。演奏に関しては随分しっかりしていたと思う。きっと前回は酷かったんだろうケド、彼らも場数を踏んできて、かなり高いレヴェルになっていると思った。。。のが“アレ?”と思い始めたのが数曲後、vo.が相変わらず走りまくって、観客を煽りまくって。。。はいいのだが、肝心の歌に入るのをチョイチョイ忘れる。これはムチャクチャだ。この辺からkeyを含めたバンドのピョンピョン度が高まってきた。
で、結局、個人的に出した結論が

なんかこのバンドメチャクチャだ(笑)

いや、前述もしたように、かなり演奏はしっかりしてきていた。それでもなんかひとりひとりの動きとか、当然曲の展開も含めて、ネガティヴな意味だけじゃなく、このバンド、ムチャクチャだよね。

SONATA ARCTICA
ここは休憩の時間帯。適度に食事をし、次のCARCASSに備えてBig Rock Stageの前方へ行きたい人の列に並ぶ。だから耳から聞こえてきた程度なのでよく分かりません。なんか変なセットリストだったとかなんとかいう感じのレヴューを後でみました。

CARCASS
で、またしても入場時のプチケイオスがあって、前アリーナに入場。やはりこの時の雰囲気は異様なものがありましたね。個人的にはCARCASSのアルバムとしてはHeartworkを持っているだけですし、それ以前のデスデスしていた頃は全く知りません。それでもやはりHeartworkの威力なんですよね。再結成という話題性も相成り、開演前からかなりの盛り上がりをみせていました。
で、メンバー登場。ライヴが始まったのですが、、、

なんかスクリーンが凄いことになってました。

今までの淡々とバンドの演奏を流している映像から、死体や屍体のオンパレード。18禁のグロ映像が流れまくったのです。
いやぁこれにはビックリしましたね。Bill Steerのvo.もかなりクリアでキレてましたし、バンドの演奏もタイトでした。
でもそれよりやはりスクリーンの映像なんですわ。
今回の再結成に力を入れてるというのが分かるという言い方も出来るし、彼らなりのブラックジョークという見方も出来ると思うんですが、、、

最後の病気ち○こ映像は、、、Ahhhhfiroarpoaerjaghpoairuhyar

そんなこんなでいろんな意味で伝説を体験させてもらいました。

AVENGED SEVENFOLD
次のDOWNを観るためにそのままBig Rock Stageにステイ。反対側のA7Xを観る。

彼ら、と言うかvo.のM.Shadows今回手ェ抜いてた?

なんかそんな風に見えたんだけどな。もしくは体調が悪かったか。流してた感が凄く感じられたね。それでも彼らが創った楽曲が素晴らしいことに違いはなく、Bat Countryとかはガンガン叫んでましたね、反対側から。
ということで彼らのレポが薄いことはすいません。今回はそんな印象death。

DOWN
で、今回のボクのお楽しみのひとつであるDOWN、というかPhil Anselmoアニキですよ。
ボクの期待とは裏腹にアリーナの客の入りは淋しかったですね。やはりPANTERAでないとダメなのか。ボク的にはMACHINE HEADのRob Flynnさんを日本好きに出来た今、日本好きにすべき次なるターゲットはPhil兄だと思ってるんですがね。それにしては寂しい入りだ。個人的にはBeast Feast以来となるPhilの雄姿を拝める機会。逃す手はない。
場内が暗転し、ぞろぞろと出てくるメンバー。実はSONATAがやっている時に飯を食っていたら偶然PepperとKirkが歩いているところに出くわした。怖気づいて、話しかけられなかったが、フツーに歩いていた(当たり前か)。
で、その二人も今はステージの上、そして何よりPhilが遂にDOWNとして初めて日本の地を踏んでいる。この事実には感動せざるを得ない。Rexもしっかり体型を維持していたし、危うさが増していたなぁ。
というような名うてのミュージシャンだけに、出す音は地を這うような轟音。この時間はまさにヘヴィメタルが生まれた頃にタイムトリップしたような感覚すら覚えた。こういう音は日本のバンドには絶対出せないんだろうな。生き様が音にそのまま反映されてるような感じ。
で、Philなんだけど、客を適度に煽りつつ、反応を楽しんだりして、そこそこ期限は良かったんじゃなかろうか。それよりなにより今回感じたのはミュージシャンシップというか、彼はとにかく生粋の音楽好きなんだろうなということ。時にリフに身を任せたり、ヘドバンに興じたりする様は音楽の塊といった感じだった。

今回のラインナップの中では、音楽的には彼らは異質の部類に入ってしまったのかもしれないが、一番Pureな音楽をプレイしていたのは彼らだったんだと思う。

SLIPKNOT
え~と、その一週間前に観ていたと言うことで、帰りの混雑も予想して、ずーっと後ろから観ていました。
最後のまとめにも書きたいと思うけど、今回のラウドパークがココまで盛況だったのはひとえに彼らの集客力によるところが大きいと思うし、それだけ大衆を取り込んでいける彼らの魅力がまだまだ増大していることの表れだと思う。
実際彼らのステージとはヘッドライナーとは言え、今まで演奏してきたバンドとは一線を画していた。パイロは出るは照明はチカチカだわ凄かった。そしてファンの熱狂も凄かった。

セットリストはボクが観た単独の時と全く同じだったし、しゃべることも結構同じ(なのは他のバンドも結構そうなんだろうケド)。
ただ演奏はしょっぱなだった1週間前に比べ、安定していたと思う。こういうのはやはりウォーミングアップじゃないけど、助走が必要なんだろうね。

そんなこんなでレポは割愛しますわ。最後の(sic)が始まったところで会場を後にしました。次の日もあるしね。

とかなんとか言いつつ、ライヴ後ブログ仲間のじゅんじゅんさんと合流し散々飲んだビールでまた乾杯。まともに食えなかった飯をそこそこ堪能し、近場に取ったホテルにチェックインして初日を終えました。

2日目10/19

靴擦れかなんか知らんけど、初日からどうも左足に違和感を感じてまして、まぁライヴ始まっちゃえばどうでも良くなるんだけど、なんか万全じゃなかったですね。

ということで、2日目。昨日と同じく10時頃に到着したんですが、、、

え?ヒトいねぇ。

昨日とは打って変わって、ヒトがいない。物販もガラガラだし、クロークもすんなり入った。
嬉しさと共に若干の怖さも抱きつつ会場へ。

中もやっぱり少なかったですねぇ。個人的には初日より2日目のラインナップの方が豪華なだけに、世間との隔たりを感じました。

BLACK STONE CHERRY
このバンドを一発目に持って来られて一番イタいのが

酒がまだ充分に入っていない

やっぱこのバンド観るにはビールで酔っ払ってってのがベストだと思うんだよね。そういう意味ではまだ全然酒が飲めてないで中で観なきゃいかんのが残念。とりあえず一杯目は10秒で飲んで景気つけたけどさ。
で、バンド。ルックス的には両端を固めるリズム隊が細くて、真ん中がぽっちゃりってのがアンバランスで、逆に良かった。特に左に位置していたg.はルックスの良さも手伝ってRandy Rhoadsみたいだったな。
演奏に関してもパワフルでよかったですね。やはりこういう音を出してるバンドがヘタだとカッコ悪いことこの上ないですからね。
全体的にはもう一枚キメ曲の入ったアルバムを出して、ライヴに緩急がつけられるようになればいいと感じましたHell and High Waterなんかは万人受けするし、Blind Manは間違いなく良い曲なので、あともう1曲あればかなりいいセットが組めるんじゃなかろかルンバ。

ALL ENDS
この日のメンツの中では一番興味がなかったので、次のBLACK TIDEに備えてBig Rock Stageにステイ。予想通りというべきか、特に面白みはありませんでした。vo.は絶対太ってると思っていたので、そうでもなかったのに一番ビックリしたくらい。デビュー時からずっと思ってますが、vo.を二人で分け合う意味はどこにあるんでしょうか。二人ともそれほど違う声質を持っているとは思えないのですが。

BLACK TIDE
今回、結構期待していたバンド、そして、最も期待を裏切られたバンドでした。それはかなりのヒトがそうだったんではないかと思います。
やはり一番の理由は

vo.の声

声変わりとか言ってますが、ホントなんでしょうか。まぁいずれにしてもあのアルバムでの勢いの一端を担っていたのがあのハイトーンだったわけですから、あれをトーンを思いっきり落とされて歌われては肩を落とすしかないですね。きっと今後のバンドの音楽性にも影響してくるのでしょうし、これが今後のバンドに好影響をきたせばよいですが、今はただただ残念と言うしかないですわ。
あともう一個残念だったのが、METALLICAのHit The Lightsをやってくれなかったこと。代わりといってはなんですが、IRON MAIDENのProwlerをやりましが、アルバム収録曲という意味では前者をもってくるのが自然な選曲。これももう歌えない声になっちゃってるんですかね。
まぁとにかくいろいろ残念でした。

DUFF McKAGAN'S LOADED
このバンドが参戦すると聞いた時は思わず窓を開けて“ビミョー!”と、叫びはしませんでしたが、タイミング的にも、国内のポジション的にも参戦理由が全く分かりませんでした。
まあそうは言ってもDuff McKaganですよ。ガンズの曲をやってくれることも含めて若干の期待と共に、次のMACHINE HEADの場所取りをしつつ反対側のステージから観てました。
で、結論としては、始めから抱いていたビミョー感がそのまま残って終わりましたね。AttitudeとかSo FineとかDust N' BonesとかIt's So Easyとか彼のガンズがらみの曲をことごとく入れてくれたのは嬉しかったですが、それ以外の曲のインパクトの薄さを逆に露呈してしまった感がありましたね。

MACHINE HEAD
ということでいよいよお待ちかねMACHINE HEAD。場所もど真ん中の柵寄りかかりポジションをゲットできましたんで、思う存分ヘドバンできます。
会場内の盛り上がりもかなりのものでしたね。正直、今までのMACHINE HEADの日本での認知度はお世辞にも高いとは思えなかったことを考えると、最新作The Blackeningのインパクト、および昨年からの精力的な来日と安定して度肝を抜かされるパフォーマンスが、結実したということでしょうね。
で、ライヴ。前週のStudio Coastでのライヴ同様Clenching The Fists of Dissentでスタート。ポジションが良いだけあってRobの表情が良く見える。相変わらずの全身全霊でのパフォーマンスだ。あっちゃこっちゃでモッシュやらなんやら狂乱状態だったんだとは思うが、こっちは柵よりのベスポジで頭を振りまくる。Imperium~10 Ton Hammer~Beautiful Mourningときたあたりだろうか。Robのギターの調子が悪く、ついには外してしまい、vo.のみでのパフォーマンスとなる。これはある意味基調だった。Robは明らかに苛立っていたが、それでもAesthetics of Hateをガッツリ決め、Oldが終わったあたりだと思うが、ギターが復帰、Haloの哀愁の旋律はツインで見事に決めた。
そして最後はまたあのフレーズを叫ぶことが出来る。

Davidian

ワイルドハーツのあの一体感を感じられたレポを書いたあとに書いているだけに、あのフレーズを叫んでる輩が少ないことが若干腹立たしくも感じるが、ここは自分なりのライヴの楽しみ方としてやっているんだと納得し、ありったけのリスペクトをこめて叫ぶ。

Let Freedom Ring With A Shotgun BlaaaaaaAAAAAST!!!

大阪ではIRON MAIDENのHallowed Be Thy Nameをやったと聞いていたので、淡い期待を抱いたが、残念ながら実現せず。しかしながら彼らの全力投球のパフォーマンスとRobの満足そうな笑顔を見たら、それ以上何もいらなくなった。

BULLET FOR MY VALENTINE
昨日のA7Xと並び“旬”のバンド。今年単独も観たし、次のBUCKCHERRYが目当てだったので、そのままBig Rock Stageにステイ。
昨日のA7Xとは違って、かなり気合の入ったステージングだと感じた。選曲もバランスが良かったし、もしあっちにいたら、ガッツリ暴れまくってたんだろうと思う。昨年両者のアルバムが出て、個人的にAlbum of the yearを選んだ時はA7Xが一歩上という表現をしたけど、今回のライヴに限ってはBFMVが何歩も上だったね。

BUCHCHERRY
で、BUCKCHERRY。今回のラインナップの中でもトップを争うほど期待していたバンド。前にも書いたけどいろいろ思い入れのあるバンドだからね。
ということでMACHINE HEADから動かずに柵寄りかかりポジションにいました。MACHINE HEADに比べ、認知度が低く、更に大トリのMOTLEY CRUEのために民族移動が起こっており、人数的にはそれほどの入りではなかったですが、ボクにとっては“そんなの関係ねぇ”ですんで、心して登場を待ちました。
そしてメンバー登場。やはり相変わらず一瞬でJoshのオーラに虜になる。
曲は1stのDirty Mindからスタート。音の迫力はイマイチだけど、Joshのアクションと声にひたすら魅入り、聴き入る。
そしてその後バンドは前作15と新作Black Butterflyの楽曲を中心にステージを展開していく。前にも書いたけど、初期の頃に思い入れがあるので、もっとやって欲しい曲はいっぱいあるのだが、やはりバンドにとって再ブレイクを果たした前作が重要であることは理解するので、グッと我慢。
g.のKeithの風貌が貫禄を増しまくっているのが妙に微笑ましかったり、個人的にはこのバンドはJosh&Keithその他の若いヒトという印象なので、“その他の若いヒト”の演奏がしっかりしている時点でもうなんの問題もないので、なんちゅ~か、書かない。
ボクがこのバンド、というかJoshのパフォーマンスで好きなのは、観客に媚びない、でもあったかみのあるステージングなんだよね。最近のバンドって“アリガトージャパン”アティテュードが出すぎちゃってると思ってて。いや、有難いし、本心だと思うんだけど、なんか、聞き飽きたよそれ、みたいな。もっと堂々としていいんじゃないかって思う時が良くある。ただ、そこで傲慢さが見えちゃうととたんに引くし、よ~は、ボクが偏屈なファンってだけなんだけど(笑)、Joshのステージングって、そこんとこのバランスがカンペキなんだよね。ショウをプロフェッショナルにこなしつつ、観客のこともしっかりと考えてる、みたいな。それは前回の来日でのショウで痛切に感じたし、今回もいささかの変化もなかった。それが嬉しかった。

ということで、迫真のパフォーマンスを見せた彼らはCrazy Bitchで(個人的にはこういうファンクな曲は苦手なんだけどね)ガッツリ締めて。去って行った。
実に安心できるパフォーマンスというか、ブレがない。バンザイ

MOTLEY CRUE
ということで、2日間の夢の饗宴もいよいよ最後。King of Bad Boys Rock N' RollのMOTLEY CRUEだ。
前回のCarnival of Sinsツアーで、バンドとしてまだまだパワフルであることを確認していたので、個人的には大カラオケ大会をやらしてもらうかってな感じで臨んだ。
で、ポジションは、どうしたものかと考慮した結果、向こうのステージに移動するのもまた時間が掛かるので、同じBig Rock Stageの一番端っこで向こうのステージを見るという変則的なやり方を取った。でもCrue Stageの後ろで見るよりは距離的にはるかに近いし、ちょいちょいメンバーもこっちに寄ってきてくれるし、なによりほとんどヒトがいないので、ヘドバン、シャウトし放題ってのが良かったね(周りにもダイハードファンは数名いたから、ボクだけが浮くということもなかったし)。

ということで、ライヴはKickstart My Heartからスタート。もうこの時点でやんややんやの大騒ぎdeathよね。
考え方はいろいろあると思うけど、ボクとしては、もうこのバンドのライヴを観るのは過去のヒットソングを懐かしみながら歌いまくるというスタンスしかないわけですよ。KISSと同じだよね。だから新曲をSaints of Los Anegels(これはいい曲)とMotherfxxker of The Yearの2曲に抑えていたのは大正解だし、Red HotとかLouder Than Hell(Loud Park的にはこの曲をテーマソングにしてもいいほど)とかのレア曲をやってくれて更に満足。

音は、変な場所にいたこともあって、なんとも言えない感じだったけど、Vinceの声も大丈夫だったし、要はそれだけでOKなんだよね。まぁ若干客に歌わせすぎの感はあったよ。

Nikkiは相変わらずカッコいいし、Mickは相変わらず妖しいし(笑)、場所的にTommyがほとんど見えなかったのが残念だったんだけど、今回はかなりシンプルなドラムセットでしたね。

ステージプロダクションも、前回のパイロバッカバカで小道具ボッコボコのライヴに比べると、シンプルすぎて逆にちょっと残念なほど。まぁそれも曲の良さがあるから許せちゃうんだけどね。

で、本編をDr.Feelgoodで締め、アンコールはHome Sweet Home(後ろのスクリーンには彼らのヒストリー的映像が映し出されていたらしいけど、当然ながらポジション的にも見えず)で感動的に終了。最近アナーキーやってくれないのが残念なんだけど、聞きたい曲は全てやってくれたと言っても過言ではない、今回のライヴに充分満足した。

まとめ

ということで今年も大盛況のうちに終了したLOUD PARK。個人的にはラインナップの良さも働いて去年より楽しめました。

でだ。どうなんスカね。メタルの将来は。

今回の一番のポイントは初日と2日目の客入りの差だと思うんですけど、当然ながらそこにはSLIPKNOTとMOTLEY CRUEの差が存在するということになるわけですよ。
ボクなんかはSLIPKNOTもMOTLEY CRUEも両方好き!ってことで迷わず2日券ゲト!なんですけど、現状を見る限りボクより下の世代はそうではないとうことですよね。まぁ学生だったりすれば値段的にも厳しいものがあったりとかして苦渋の選択を迫られてという場合もあるかもしれませんが、まぁボクが学生だったとしても、、、両日行くわな。

別に評論家でも音楽関係者でもないから、今後のメタルシーンがどうなろうが、経済的に影響することはないわけで、気楽な立場といえば立場なんですが、やっぱりボクが好きなバンドとかが、販売不振を理由に来日公演が出来なかったりとか、解散しちゃったりとか、そういう現象が起こってしまったりしたらさすがに哀しいわけですよ。
だから、今年のLOUD PARKも両日とも盛況だったら何の問題もなかったんですけど、この差を見てしまうと、若干の不安を抱いてしまうわけですね。

LOUD PARKは1日で充分と言ってる人もいるみたいですが、個人的には大反対。
前も書きましたけど、メタルにはいいバンドが腐るほどいますから、1日で吸収するのは到底不可能。なんならDOWNLOADみたいに3日やってもいいくらいですよ。“とにかく多く観たい”がボクのスタンスなんで、これはこれからも継続していって欲しいですね。

PUNKSPRINGが09の開催を決定したことで、LOUD PARKの継続性も凄く重要性を増してきたと思います。何度も書いてますが、このフェスはボクにとってとんでもなく有難い存在であって、毎年、自分がメタルが好きということを切実に感じることが出来る場所。あるかないかって結構重要だったりしますよ。

ということでBURRN!のラウパーレポも掲載されてますし、違いも見ながら楽しんでいただけたら幸いdeath。
最後に今回このイヴェントに参戦してくれた全てのバンド、およびスタッフや関係者に感謝をしながらこのレポを締めさせてもらいます。ちゅ~か相変わらずまとまりのない文を読んでくれるVisitorにまず感謝だな。

Thanxxxx a lot for the bands, staff and all the people who involeved in LOUD PARK.
Without YOU this would never have happened. Every one of YOU is a part of the event and YOU make me feel ALIVE!!
You fxxking Rock!!!!
(ったくこのサイトの良俗エラーには苦労させられるわ)



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