FACT終了後再びじゅんじゅんさんと合流し談笑。彼もFACTに関してはボクと同意見だったらしく残念がっていた。“もう帰りたい”のひと言には笑った。まだ始まったばかりだっての。 余裕があれば3OH3!も観る予定だったが、談笑が続いたのでパス。そしてALL TIME LOWが始まる時間になって再びマリンに戻り、ボクは前方で観るために彼と別れた。
ALL TIME LOW。ザ・メロコアと呼んでも差し支えないであろう青春一直線パンクで、ご多分に漏れずボクもすっかりはまった。メロディセンスはそこいらのメロコアバンドと一緒にするにはもったいない。 彼らの最近出したライヴ盤もチェックしていたが、時間の関係もありセットリストは異なったものに。スタートはマイフェイヴァリットのDamed if I do yaだ。ボクは最前エリアよりはやや後ろ目にいたので、周りの客も、曲は知らないけどとりあえずハジけたい客が多かったように感じた。 バンドはなかなかよい音を出していたように感じたし、何より曲がよいので盛り上がる。Lost in Stereoでのシャウトと、彼らのアンセムDear Maria, Count Me Inでとりあえず今日一発目の声出しをさせてもらった。
再びじゅんじゅんさんと合流し飯。まだまだ体力はある。とはいいつつも今年の猛暑は例年以上で、とにかく常に何か(主にビール)をがぶがぶ飲んでいないと体力を奪われる。 そろそろHATTALLICAの始まる時間であることに気付き、サイドショーステージの近くで食事。セッティングをやたら丹念にやっているのが妙に笑えた。そして遂にスタート。Creeping Deathのイントロが流れた瞬間、休憩時間のつもりだったのが、体力消耗時間に変わった。周りにもそこそこの数の客が集まっており、METALLICA人気(もしくはHATTALLICA人気)を感じさせた。その後Master of Puppets~Battery~Enter Sandman~Blackend~Whiplash(セトリを覚えてしまうボクもなんだかな~)と王道の選曲で満足させてくれた。(途中でじゅんじゅんさんとはお別れ) “いんや~、やっぱりメタルはよかとですばい”、とどこの方言か分からない感想をひとりで抱きながら、お目当てのバンドがしばらくなかったのでウロウロと徘徊。休憩のつもりが体力を使ってしまったので、なんか疲れ始めてきてしまい、ビーチステージにのこのこと出ていき、風を感じながら“いんや~、やっぱり夏は海でごわすですばい”としばし感慨にふける。 さすがに海でビキニの女性にばかり目を奪われて一日が終わってしまってもいけないので、再び会場へ。イマイチ体力も回復していなかったが、マリンスタジアムに戻りカレーを食う。演奏中なのは矢沢の永ちゃん。矢沢永吉をBGMにカレーを食えるという贅沢(しかも売店がある場所で食っていたので、観ながらではなく文字通りBGM)はサマソニならではだなぁ。と感じつつも、ちょっくらスタンドから覗くことにした。
そしていよいよお目当てのNICKELBACKへ。ここまで来ると疲れたのどうのとは言っていられない。昨年の圧巻のステージも観ていたが、スタジアム級の会場でもその“らしさ”を遺憾なく発揮するバンド。期待していた。 結果から言うと、パフォーマンス満点、セトリ30点、てなところだろうか。事前にチェックしていたセットリストには、Figured You OutとかSavin’ MeとかShakin’ HandsとかRock Starとか、イマイチボクの好みではない曲も入っており、ん~、と思ってたら
それらは全部やった。。。
How You Remind Meでしめるのは分かるとしてもAnimalsをやらないというのは何とも残念すぎる。欲を言えばToo BadもSomedayも欲しかったところだが、Animalsは絶対に外してはいけないと思うのだが(大阪ではやったみたいでorz) パフォーマンス自体は相変わらず凄い。あの声と、あの音の厚みとでガンガン攻められた日にゃぁ、汗も掻くっちゅ~もんじゃ。 ということで、なんとも消化不良な感覚に陥ってしまった。
。。。とそれを100%以上解消してくれたのがTHE OFFSPRING。まずはこの日のセトリを
All I Want Come Out And Play(Keep’ em Separated) You’re Gonna Go Far Kid Staring At The Sun Hammerhead Original Prankster Have You Ever What Happened To You? One Fine Day Hit That Kristy, Are You Doing Okay? Why Don’t You Get A Job? Walla Walla (Can’t Get My)Head Around You Pretty Fly(For A White Guy) Want You Bad The Kids Aren’t Alright
これは、ボクとしてはパーフェクトに近いセットリストdeathね。こちらも事前にチェックしていたセットリストだとSelf EsteemやGone Awayなど、ボク的にイマイチな曲も入っていたが、今回は完全に日本サマソニ仕様に変えてきた。What Happened To Youは絶対聴きたかったし、One Fine DayやWalla Wallaも以前のセトリにはなかった曲だ。 まあ単純に彼らの曲はいい曲が多いってことを再認識させられたね。歌えるし、叫べるし、暴れられるし。この路線でまだまだ突っ走ってって欲しいよ。 あ、演奏の下手さはチェックしてる余裕もなかったわ。その辺の評価は落ち着いて観てた人のサイトで確認してくださいな。
Supeは前回STORY OF THE YEARの前座で観た時よりはよかったかな。MCもある程度日本語で喋ってたし(それ基準?) ライヴ中ボクの真横にタトゥーだらけのど~見ても何かのバンドのメンバーがいて、声かけようと思ったが何て声かけていいのかも分からず(さすがに、ふ~あ~ゆ~とは聞けんわな)、そのうち彼らはどっかに行ってしまったんだけど、次のバンドが出てきて、彼らがTHE DEVIL WEARS PRADAのドラマー(と多分ギタリスト)だったことが判明。ま、判明したところで、このバンドのファンというわけでもないんでどうにもならなかったんだけどね。
そのTHE DEVIL WEARS PRADAに関して何とも悲しいお知らせが。各バンドが登場する前にスクリーン表示されるCOMING UP NEXTの表示で、彼らの紹介が
そしてお目当てのBIGELFが始まる前にマウンテンに戻り開演を待つ。やはり中央に2台設置されたオルガンがこのバンドの特異性を物語る。 ばらばらと登場したバンドはThe Evils of Rock N’ Rollからショウをスタート。ドリムシのマイクが絶賛するだけあって、起伏の激しい楽曲が展開されていく。中央のDamon Foxにどうしても視線が集中してしまうが、各メンバーとも卓越したプレーヤーであることが確認できた。 Foxも、見た目とは違って、なかなかフランクにMCをするギャップが面白かった。“HOLEを観るのか?”とかある曲の紹介で歓声が上がると“お、この曲は知ってるんだな”とか、会場を和ませる雰囲気を持っており、さすがフロントマンだと納得した。 前半の出番と言うことで時間は限られていたが、フルスケールでのショウはきっと凄まじいものであるに違いないとの期待を充分に持たせるライヴだった。
そしてそのままステイして次のCOHEED AND CAMBRIAを観戦。BIGELF同様、複雑な曲展開で魅せるんだろうと思っていたら、途中の曲で恐ろしいまでにポップな曲が登場した。彼らのアルバムを全て持っているわけではないので、知らない曲だったのだが、それにしてもこんなにポップな曲があるとは思わなかった。そう思って聴いていると、とにかくヴァラエティに富んだ楽曲を持つバンドだ。しかしその中でもヴォーカルのClaudio Sanchezの、モジャ髪含めた存在感は圧倒的だった。高音もアルバム通り難なく出していた。
ま~暴れすぎたのでとりあえず後ろに下がって休憩。BGMに流れていたPull Me Underのアコースティックヴァージョンに女性voがのってる歌がやけに気になった。
そして例によって要塞のようなドラムセットが姿を現し、彼らのライヴがスタート。
正直な話、彼らのアルバムをしっかりがっつり聴いたのはImages And Wordsだけなんで、最新のアルバムも買ってはいるものの聴きこんでいるとまではいっていなかった。 ただ彼らのライヴは観たことがなかったし、曲を知らなくても超絶テクを目の当たりにするだけで価値があると思っていたのでそれはそれでよかった。