she says... but who's reading?

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SUMMERSONIC 10 @Makuhari



例によってスタイルはのんべんだらり(NBD)スタイルでいきますんで、適度に水分補給をしながら、熱中症にならないように注意しながらお読み下さい。

当日~到着まで

昨年10周年の3日間開催を成功させ、ボクも自身初の3日連続参戦に(かろうじて)生き延びることができ、再び2日開催に戻った今年のサマソニ。
ラインナップとしてどうなるか興味津々だったのだが、まず、大コケしたのがKISSのドタキャン。公式的には発表前のキャンセルなんで、ドタキャンとは言わないかも知れないが、雑誌やらなんやらでも公言してる中でのキャンセルだったんで、しかも、ボク的にひじょーに観たかっただけに、悔やんでも悔やみきれず。サマソニで観るKISS。楽しかっただろうなぁ~
そんな中でもDREAM THEATERやらMICHAEL MONROEやらTHE OFFSPRINGやらメタル・パンクファンのボクのツボどころも徐々に決まっていったので、安心はしていた。そもそも何度も何度も書くが、サマソニはボクにとっては毎年恒例のイヴェントなので、どんなバンドが決まろうが参加することになっているんで、某チャンネルの“ラインナップ弱い”叩きなんかは“ぢゃ、こなきゃい~ぢゃん”で一蹴できてしまうのdeath。

そんなこんなで、前日は遠足の如きウキウキ感で余り眠れず当日は5時に目が覚めてしまうというピュアピュア度。とりあえず7時半頃自宅を出発、例によって羽田経由の快適バスの旅を楽しんだ。

8/7(土)

本日のラインナップはこちら(情報番組風に)

FACT
ALL TIME LOW
HATTALLICA
矢沢永吉
(ほんの一部、主にタオル投げ)
BROADWAY CALLS
NAS
NICKELBACK
THE OFFSPRING
PENDULUM
(一部)

到着は9時半頃。この時間であればリストバンド交換は何の待ちもなくできる。そしてそのままとりあえずグッズ売り場へ。これは昨年使ったクリマン会員専用レーンで快適に。。。

専用レーンも長蛇の列!!

しばらく並んでいたが、特に買いたいものがあるわけでもなかったので、列を外れ、早速ビールという名のエネルギーを注入しに向かう。途中、ファミマのブースにパンフが売っていたのでゲット。これだけは毎年買っている。

まぁうだうだ飲みつつFACTを観るためにマリンスタジアムへ。ここで久々にブログ仲間(彼はもうブログはやめてしまったが)のじゅんじゅんさんと久々の再会。いろいろ喋っていると例年通りのMCサシャが登場。もう板に付いたもんで、軽くバンドの情報を絡ませつつ注意事項等をいうMCぶりはなかなか好感がもてる。翌日のマウンテンのやつが酷かっただけにね。詳細は後ほど。

ということでFACT。昨年のマウンテンのオープニングで、オープニングとしてはあり得ない程の観客動員をし、人気ぶりを見せつけたが、ボク的には、あまり感じるところがないバンド。
そしてそれは今回も全く同じだった。演奏は巧いというのは分かるが、曲が面白くないし、一辺倒なMC、特にドラムのたどたどしいMCは、更に萎えさせられる。
ま、あくまでこれはボクの個人的な見解deathから。

FACT終了後再びじゅんじゅんさんと合流し談笑。彼もFACTに関してはボクと同意見だったらしく残念がっていた。“もう帰りたい”のひと言には笑った。まだ始まったばかりだっての。
余裕があれば3OH3!も観る予定だったが、談笑が続いたのでパス。そしてALL TIME LOWが始まる時間になって再びマリンに戻り、ボクは前方で観るために彼と別れた。

ALL TIME LOW。ザ・メロコアと呼んでも差し支えないであろう青春一直線パンクで、ご多分に漏れずボクもすっかりはまった。メロディセンスはそこいらのメロコアバンドと一緒にするにはもったいない。
彼らの最近出したライヴ盤もチェックしていたが、時間の関係もありセットリストは異なったものに。スタートはマイフェイヴァリットのDamed if I do yaだ。ボクは最前エリアよりはやや後ろ目にいたので、周りの客も、曲は知らないけどとりあえずハジけたい客が多かったように感じた。
バンドはなかなかよい音を出していたように感じたし、何より曲がよいので盛り上がる。Lost in Stereoでのシャウトと、彼らのアンセムDear Maria, Count Me Inでとりあえず今日一発目の声出しをさせてもらった。

再びじゅんじゅんさんと合流し飯。まだまだ体力はある。とはいいつつも今年の猛暑は例年以上で、とにかく常に何か(主にビール)をがぶがぶ飲んでいないと体力を奪われる。
そろそろHATTALLICAの始まる時間であることに気付き、サイドショーステージの近くで食事。セッティングをやたら丹念にやっているのが妙に笑えた。そして遂にスタート。Creeping Deathのイントロが流れた瞬間、休憩時間のつもりだったのが、体力消耗時間に変わった。周りにもそこそこの数の客が集まっており、METALLICA人気(もしくはHATTALLICA人気)を感じさせた。その後Master of Puppets~Battery~Enter Sandman~Blackend~Whiplash(セトリを覚えてしまうボクもなんだかな~)と王道の選曲で満足させてくれた。(途中でじゅんじゅんさんとはお別れ)
“いんや~、やっぱりメタルはよかとですばい”、とどこの方言か分からない感想をひとりで抱きながら、お目当てのバンドがしばらくなかったのでウロウロと徘徊。休憩のつもりが体力を使ってしまったので、なんか疲れ始めてきてしまい、ビーチステージにのこのこと出ていき、風を感じながら“いんや~、やっぱり夏は海でごわすですばい”としばし感慨にふける。
さすがに海でビキニの女性にばかり目を奪われて一日が終わってしまってもいけないので、再び会場へ。イマイチ体力も回復していなかったが、マリンスタジアムに戻りカレーを食う。演奏中なのは矢沢の永ちゃん。矢沢永吉をBGMにカレーを食えるという贅沢(しかも売店がある場所で食っていたので、観ながらではなく文字通りBGM)はサマソニならではだなぁ。と感じつつも、ちょっくらスタンドから覗くことにした。

“ありがとぉぅ~!”と叫びつつ、白いスーツで闊歩する永ちゃんはやはり貫禄があった。

そしてタオルも舞った。

実は永ちゃんはウドーが主催したレッチリのあとに永ちゃんを出すという奇跡のフェスで一度観ているのだが、1曲観たところで退散したので、タオル投げを観るのは初めてだった。スタンドからみるとなかなか圧巻の風景。ん?これは何かに似ている。。。

そうだ、甲子園のジェット風船だ。

大人数の美を感じつつも、特に曲はなんにも感じるものがないので、タオル投げを動画に収めてからスタジアムを後に。

アイランドステージに入りBROADWAY CALLSというバンドを観る。全然知らないバンドだったが、メロコア系との紹介があったので観てみたが、なかなか骨太のスリーピースバンドだった。演奏も下手じゃないし、メロディもしっかりしている。これから出てくる可能性はありますな。

というところで再びマリンに戻りNAS~NICKELBACK~THE OFFSPRINGの3連発へ。

NASに関しては何となく後ろから観ただけだったのだが、なんとも退屈だった。ヒップホップにもいろいろあるんだろうが、このテのやつはだめだなボクは。

そしていよいよお目当てのNICKELBACKへ。ここまで来ると疲れたのどうのとは言っていられない。昨年の圧巻のステージも観ていたが、スタジアム級の会場でもその“らしさ”を遺憾なく発揮するバンド。期待していた。
結果から言うと、パフォーマンス満点、セトリ30点、てなところだろうか。事前にチェックしていたセットリストには、Figured You OutとかSavin’ MeとかShakin’ HandsとかRock Starとか、イマイチボクの好みではない曲も入っており、ん~、と思ってたら

それらは全部やった。。。

How You Remind Meでしめるのは分かるとしてもAnimalsをやらないというのは何とも残念すぎる。欲を言えばToo BadもSomedayも欲しかったところだが、Animalsは絶対に外してはいけないと思うのだが(大阪ではやったみたいでorz)
パフォーマンス自体は相変わらず凄い。あの声と、あの音の厚みとでガンガン攻められた日にゃぁ、汗も掻くっちゅ~もんじゃ。
ということで、なんとも消化不良な感覚に陥ってしまった。

。。。とそれを100%以上解消してくれたのがTHE OFFSPRING。まずはこの日のセトリを

All I Want
Come Out And Play(Keep’ em Separated)
You’re Gonna Go Far Kid
Staring At The Sun
Hammerhead
Original Prankster
Have You Ever
What Happened To You?
One Fine Day
Hit That
Kristy, Are You Doing Okay?
Why Don’t You Get A Job?
Walla Walla
(Can’t Get My)Head Around You
Pretty Fly(For A White Guy)
Want You Bad
The Kids Aren’t Alright

これは、ボクとしてはパーフェクトに近いセットリストdeathね。こちらも事前にチェックしていたセットリストだとSelf EsteemやGone Awayなど、ボク的にイマイチな曲も入っていたが、今回は完全に日本サマソニ仕様に変えてきた。What Happened To Youは絶対聴きたかったし、One Fine DayやWalla Wallaも以前のセトリにはなかった曲だ。
まあ単純に彼らの曲はいい曲が多いってことを再認識させられたね。歌えるし、叫べるし、暴れられるし。この路線でまだまだ突っ走ってって欲しいよ。
あ、演奏の下手さはチェックしてる余裕もなかったわ。その辺の評価は落ち着いて観てた人のサイトで確認してくださいな。

さぁ、その後は既に始まっているPENDULUMを観るためにメッセへ移動。中盤あたりには間に合ったのだが、正直、そこまでよいかなぁ、という印象しか持てなかった。
疲れてたこともあったし、後ろの方で座ってみてたこともあったからかも知れないが、各地で絶賛されている程の凄さは感じなかった。時々印象的なビートが(メロディ)が出てきて“おっ”となる程度。なんとなくRAMMSTEINを彷彿とさせる部分もあるね。

そんなこんなでPENDULUMが終わることには、体力も余り無く、JAY-Zをメッセのスクリーンから少し観たところで会場を後にした。気力があれば戻ってきてATARI TEENAGE RIOTを観たいと思っていたが、ホテルの駅からホテルまでが結構距離があったのと、その日はたまたま花火大会が開催されていたらしく構内が大混乱だったのに更に疲れてしまって、翌日に備えてさっさと寝ることにした。

ということでこの日のベストアクトは文句なしに THE OFFSPRING

8/8(日)

本日のラインナップはこちら(バラエティ番組風に)

Supe
THE DEVIL WEARS PRADA
BIGELF
COHEED AND CAMBRIA
MICHAEL MONROE

お笑いステージ
SLASH
DREAM THEATER


この日は一日メッセに張り付きということで、とりあえずロッカーを確保すべく8時過ぎにはメッセ入り。ロッカーを確保し、グッズの列に並んでSLASHのTシャツをゲット。あとはだらだらしながら昨日から続く飲んだくれ生活へ。

Supeは前回STORY OF THE YEARの前座で観た時よりはよかったかな。MCもある程度日本語で喋ってたし(それ基準?)
ライヴ中ボクの真横にタトゥーだらけのど~見ても何かのバンドのメンバーがいて、声かけようと思ったが何て声かけていいのかも分からず(さすがに、ふ~あ~ゆ~とは聞けんわな)、そのうち彼らはどっかに行ってしまったんだけど、次のバンドが出てきて、彼らがTHE DEVIL WEARS PRADAのドラマー(と多分ギタリスト)だったことが判明。ま、判明したところで、このバンドのファンというわけでもないんでどうにもならなかったんだけどね。

そのTHE DEVIL WEARS PRADAに関して何とも悲しいお知らせが。各バンドが登場する前にスクリーン表示されるCOMING UP NEXTの表示で、彼らの紹介が

THE DEVIL WEARS PANDA

になってた。。。
しかも何回か出るもんだから、徐々に気付く人の数が増えていき、登場前から失笑が絶えないという完全なアウェー。
これでメンバー全員パンダのお面でも付けて出てきたらサイコーだったけど、さすがにこのことメンバーが知ったら激怒するだろうな。パンダを着た悪魔。
ちなみに音楽的にはあんまりでした。

次のMY PASSIONも頭をチラッと見て、ボクの趣味とは違うなと瞬時に察して、一旦マウンテンを退出。そのあと何してたんだっけなー。なんかふらふらしてた気がするわ。

そしてお目当てのBIGELFが始まる前にマウンテンに戻り開演を待つ。やはり中央に2台設置されたオルガンがこのバンドの特異性を物語る。
ばらばらと登場したバンドはThe Evils of Rock N’ Rollからショウをスタート。ドリムシのマイクが絶賛するだけあって、起伏の激しい楽曲が展開されていく。中央のDamon Foxにどうしても視線が集中してしまうが、各メンバーとも卓越したプレーヤーであることが確認できた。
Foxも、見た目とは違って、なかなかフランクにMCをするギャップが面白かった。“HOLEを観るのか?”とかある曲の紹介で歓声が上がると“お、この曲は知ってるんだな”とか、会場を和ませる雰囲気を持っており、さすがフロントマンだと納得した。
前半の出番と言うことで時間は限られていたが、フルスケールでのショウはきっと凄まじいものであるに違いないとの期待を充分に持たせるライヴだった。

そしてそのままステイして次のCOHEED AND CAMBRIAを観戦。BIGELF同様、複雑な曲展開で魅せるんだろうと思っていたら、途中の曲で恐ろしいまでにポップな曲が登場した。彼らのアルバムを全て持っているわけではないので、知らない曲だったのだが、それにしてもこんなにポップな曲があるとは思わなかった。そう思って聴いていると、とにかくヴァラエティに富んだ楽曲を持つバンドだ。しかしその中でもヴォーカルのClaudio Sanchezの、モジャ髪含めた存在感は圧倒的だった。高音もアルバム通り難なく出していた。

で、ライヴ後に登場の例のMC。ま~大体こういうMCってのは第一印象で好き嫌いがパッと分かるんだけど、このステージのMCはボクの嫌いなタイプだった。なかなか表現するのが難しいんだけど、“盛り上げるツボ”ってのがある程度はあると思ってて、そのツボを思いっきり外した煽り方するMCってのは嫌いだね。で、彼はそのタイプ。なんか、楽器をやってるからか知らんけど“ディストーションは好きですか~”とか言いまくるし、COHEEDのファンらしき他のバンドのクルーを引っ張り出してきていきなりインタヴューを始めるのはいいんだが、何を聞きたいか分からない(よくありがちな帰国子女なのか、英語はできるらしいが間が悪い)。ま~とにかく不快とも言えるレヴェルでしたんで書いとこうと思ってね。ちなみに井手大介とかいう人だった。

ということころでイライラしつつも次のMICHAEL MONROEでそのイライラを吹き飛ばそうと思い前へ。この2日間で1番前に行った約5列目ぐらい。やっぱりボクと同世代ぐらい、もしくは上の女性の方が結構押し寄せてたね。
そして暗転、まずはモンちゃん以外のメンバーが登場。勿論その中にはSam YaffaとGingerもいる。
Nothing’s Alrightのイントロが始まり、いつものように勢いよく飛び出してくる我らがMichael Monroe。

変わってないよ、アンタ。

調べたら48歳か~。おっさんの域は越えてる年齢だとおもうんだが、やはりこの人のエネルギーはハンパじゃない。そのハイパー度はSebastian Bachともかぶるよね。
セットリストは割とDEMOLITION 23の曲が多かったりして、みんな知ってんのかな~と思っていたけど、周りはあんまり歌ってない感じがしたね。ハノイの曲も含めて。ま~そんなことは実際ど~でもよくて、ボクはガンガン叫びまくってたよ。しっくすてぃ~ずべいべ~!!
DEMOLITION 23がアルバムを出したのは1994年だから、ボクが最も貪欲にハードロックの情報を吸収していた時代。だからハノイとしてのマイケルの凄さはまだ余り分からなかったけど、ハノイのマイケルが創ったバンドとしてガッツリ聴いていた覚えがある。だからこのバンドの曲が今改めて演奏されることに格別の喜びを感じる。
今回披露された2曲の新曲もマイケル節炸裂の痛快ロックンロールで、アルバム発売が楽しみになってきた。
そしてお楽しみのハノイナンバーは、Motorvatin’, Back to Mystery City, Boulevard of Broken Dreams, Malibu Beach Nightmareの4曲だったと思う。特に最後のMalibuはマイケルのSaxプレイも炸裂し、大盛り上がり。やっぱこの曲はええ曲や~
Gingerが今回脇役に徹していたのもなかなかレアな体験だった。全然前に出てこなかったもんな。
そして我らがモンちゃんは、相変わらず、観客の中にどんどん入るわ、跳ぶわ、登るわ、

実はボクはその後、大阪で彼が肋骨を骨折していたことを知りました。。。

これが骨折している人間の動きか!骨折している48歳の動きか!!
さすがにナチュラルボーンロッカーは違ぇわ。

最後はDead, Jail, or Rock n’ Rollで締め。帰る時もダッシュで消える。嗚呼最後まで素晴らしい。

で、マイケルで完全に燃え尽きたボクは水分(正確にはアルコール分)補給をした後お笑いステージで一休み。風藤松原、ラバーガール、どぶろっく、少年少女あたりに笑わせてもらった。どぶろっくってのは今回始めてみたけど、ど下ネタの歌を歌うというコンビなんだね。まぁ下ネタは反則とは言え、笑ってしまったよ。ちなみに風藤松原はいつもメタルTを着ているので気になっていたのだが、この日もしっかりPANTERAのTシャツを着ていた。

さあ体力も回復したところでSLASH。。。を後ろから。去年のマキシマム~リンプ同様、ある程度のスペースがある後ろで騒ぎまくる戦法(んなもん戦法でもなんでもないわ)をとった。

メンバーが登場し、Ghostからライヴがスタート。Slashを観るのはVELVET REVOLVERで来日して以来だから、、、だいぶ経つな。
この人のカリスマ性というのは年々増している気がしていて、しかも楽器をやらないボクでもこの人のトーン、というか音はすぐに分かるというか。とにかく唯一無二の存在であることに間違いはない。
そして注目すべきヴォーカルのMyles Kennedy。ALTER BRIDGEやCREEDにはほとんど興味がなく、アルバムすら持っていなかったが、いやはや前評判通りの素晴らしいヴォーカリストだ。
この日のセットリストにはGUNSも、VELVET REVOLVERも、SNAKEPITも、他の人が歌ったSLASHソロも入っていたが、全ての楽曲を、単なる真似っこだと思わせることなく、しっかり各ヴォーカリストのツボを押さえた形で、嫌味なく歌っているとの印象を受けた。これってなかなか凄いことだと思うよ。こちら側が受ける印象はどうしてもどちらかに偏ってしまいがちだと思うから。

披露されたGUNSの曲の内、Civil Warが聴けたのはよかったなぁ。この曲は今のアクセルは歌ってないし、個人的にも好きな曲なんだよね。
その他、Nightrain、Rocket Queen、Sweet Child O’ Mineのガンズナンバーでは、周りの“とりあえず観てます”な空気をよそにヘドバンがんがん、シャウトがんがんしまくってた。きっと周りからは“なんだコイツ、そんなに好きなら前行けよ”と思われてたかも知れないけど、この適度なスペースがあるところで騒げるのがミソなワケで、そんな視線も完全にパーティーモードに入ったボクとしては、か・い・か・ん。

そんなこんなで思う存分Slashワールドを楽しんで終盤、スペシャルゲストを呼ぶと言う。
まぁこの時点で稲葉しかいないことは分かったんだけど、事前の情報で、どうやら来ないらしいという噂もあっただけに、出てきた時は、興奮したね。

ただ、ただ、、、

ボクはこのSaharaって曲がつまらん曲だと思うので。。。

結局もりあがらん。むしろ大阪ではモンちゃんが出てきたそうで、そっちの方がよかったな。

ま、そんなこんなでひとサプライズあった後はいよいよ最後の曲

Paradise Cityだ

もうこれがでちゃうと

亜ぽいfdじゃぽふぁうjg@おdphがえ@w0うちqああ

という感じ。まぁ要するに言葉にならないということですわ。すげえ曲だよな~

で、大円団のうちに終了。最強のヴォーカリストを得た最強のギタリストの最強の楽曲による最強のライヴだった。

ま~暴れすぎたのでとりあえず後ろに下がって休憩。BGMに流れていたPull Me Underのアコースティックヴァージョンに女性voがのってる歌がやけに気になった。

そして例によって要塞のようなドラムセットが姿を現し、彼らのライヴがスタート。

正直な話、彼らのアルバムをしっかりがっつり聴いたのはImages And Wordsだけなんで、最新のアルバムも買ってはいるものの聴きこんでいるとまではいっていなかった。
ただ彼らのライヴは観たことがなかったし、曲を知らなくても超絶テクを目の当たりにするだけで価値があると思っていたのでそれはそれでよかった。

おそらく今回のセットリストは最新作のBlack Clouds & Silver Liningsからの曲を中心にやった(と思う)。

まぁ予想通りというべきか。お口あんぐりでその超絶プレイに浸るのみだった。どうしてもスクリーンに映し出されるのがギターとキーボードが多くなってしまうのだが、ベースも、ドラムも、そしてヴォーカルも、非の打ち所のない正確且つパワフルなプレイを魅せてくれた。

そしてアンコールに応えて披露したのは、名曲Pull Me Under。同じアルバムからのMetropolis Part 1を交えつつ、さらにギターとキーボードのバトルを交えつつ、壮絶に締めくくった。

なんだかんだで一日騒いで疲労も来ていたのですぐに退場、帰途についた。
最寄り駅に着いたところで大雨が。タイミングよいな。

この日のベストアクトはやっぱり MICHAEL MONROE かな

総括

今年のサマソニは今までにない程予定通り回ることができたってのが第一印象。これをラインナップの弱さって片づけることもできるけど、個人的には2日とも1日中楽しむことができたし、逆に何かしらかぶりまくっていた例年よりも満足している。
ただ、気になるのは、東京の話じゃなくて大阪の話。
今回の大阪はかなりの規模縮小だったという話を聞く。それが全体のクオリティの低下にもつながってしまったらしい。
そんな話を聞くと、やはりフェスバブルも峠を越し、かなり財政的にも厳しいのかと想像してしまう。
単純にこれが、今回ロックインジャパンの開催日と重なってしまったことによるものだけならまだいいのかも知れない(まぁロラパルーザは影響ないとは思うが、ブッキング予定のアーティストを取られていたとしたら無関係とも言えない)。
もしかしたらフェス離れが進んでいるのかも知れないし、それに伴って、(一概には言えないが)今年のBIG BANGや矢沢永吉など、ジャンルを無視した客寄せブッキングに走っているとしたらなんとも悲しい現実だ。
ただ、ボクはサマソニの特徴のひとつは東京と大阪の両都市での開催があることだと思っている。もし今後、この2都市開催が崩れるようなことがあれば、音楽ファンとしても危機感を持って受け止めなければならない気がする。
ボクのような“サマソニなら絶対行く”という固定ファンはそこまで多くはないだろう。そうなると余計ラインナップに対するハードルが上がってくる。そのクオリティをキープしつつ財政的にも成り立たせなければいけないという状況になっているという事実はけっこう恐ろしい。
まさか総括でこんなまじめなことを書くとは思わなかったが、単純に“来年は○○がこないかな~☆”などとのほほんと言ってばかりもいられないという状況にあることだけは心にとめておいた方が良さそうだ。

いずれにせよ、とにかく今年も楽しめた。このイヴェントが終わるたびに、ますます音楽が好きになっていく。また来年も期待してまっせサマーソニック!

Thank you and see you next year!!

そしてこの文章を最後まで読み切ったあなたには“忍耐力”という今後の人生において大事なものが身に付きました。よかったね。

§ぽっぷびぃと§


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