コレはコレ、ソレはソレ。

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借りてきました。

ええ、うちの近辺ではどこ探したって、上映されないことは明らかでしたから。
っていうより、全国ロードショーとか言われてる映画だって

同じ県でやってるってだけで。

家から車や電車で数時間。有り得ますから。

ってことで映画館で見たかったけど、見れなかった映画。

『 ぼくは怖くない 』

ネタバレ、というより、

あちこち容赦なく触れますから、内容。

そして触れるシーンは順不同。つまり思い出した順、といういい加減さです。

見たくないヒトは回れ右( ̄ ̄)ノ~~~~サヨナラ~~~。



あんまり風景が綺麗過ぎて逆にマズイだろうって思ったんですよ。

巷によくある(よく聞く) 「背景は綺麗だったんだけどね・・・(溜息)」 系の映画化だと思って。

でもSTORYは自分好みだし。
何より。
少年達が可愛かった!!!!

どうなんだろう、自分。

とか思いましたが。

でもこれ出演者のコメントみたら。
主人公格の少年のうち一人が
『あの穴を"悲しみ"だと思うことにしたんだ。人は悲しみを感じたとき、自分自身のなかに閉じこもるでしょ?穴に閉じこもるみたいに。そうしたらうまくいった。』 (←公式HP様より抜粋)
とか言ってるんですよ。

「穴を"悲しみ"」って普通考えられないと思うんですけどね。

んで早速鑑賞。

一面の黄金色の小麦畑の中。
駆け抜ける 丸々とした ふくっらとした少女。



ボス的存在の少年の子のセリフもちょっとアレでした。

・・・あれ実際はどんなこと言ってんだろう、って調べそうに・・・(グフッ)

主人公の少年は瞳が綺麗で真っ直ぐな感じでしたね。

まあ、少年少女達が楽しく遊んでるシーンも終わり、ミケーレ(主人公)の家のシーンになるわけですが、出稼ぎ(?)行ってる父ちゃんが戻ってきてまして、楽しく腕相撲なんかしてるわけです。

いい家族っス。

ワインを取りに行くことでもめるミケーレとその妹。
余談ですが、この妹、マジで怖いと思いました。

人形を水につけてゆらゆらさせてるシーンがあるんですが。
ミケーレと会話してて、いきなり

水から出した人形をまた ズボッと 水に力いっぱい突っ込むんですよ。

人形の頭から思い切り。

キレると怖いタイプです、確実に。

んで兄妹が揉めてると親父さんがですね、マッチ棒をもってきて
「戦争で決死隊を決める時に云々~」言うんですが。

要はあるマッチ棒をひいたヤツがやるんだぜ

ってことなんですが。(力いっぱい適当な解釈)

ま、親父がハズレクジ引いてましたが。

↑これ後半への伏線で。

んでミケーレ、遊び場にしてる廃墟で『穴』を見つけまして。
覗き込むと・・・・。

これ穴にいるもう1人の主人公フィリッポが姿見せるまで長かったです。
ええ、 こちとら、早くHPで見たフィリッポの可愛い姿が見たかったのに 黄金の麦畑を自転車で往復するミケーレに何度苛立ったことか。

が、そこまで待って。
でてきた
フィリッポ。

『化け物 』

かと思いました、最初。
ホラー映画も真っ青な・・・いやいかにもホラー映画的なあの驚かし方。

フィリッポは、ミケーレ達のお父さん達が誘拐し、穴の中に鎖で繋いで閉じ込められていた少年ですが。

最初は自分が死んでいると思ってたみたいですが。

ミケーレとフィリッポの小麦畑の中でのシーンがあるわけですが。
ちなみにこの時は化け物ではなく、可愛らしい少年です。

可愛いですよ、二人とも。
笑顔がいいです。
二人を包み込む、黄金の小麦畑とどこまでも高く澄んだ青い空と。

ですが段々事態は深刻になってきまして、ミケーレがフィリッポのことを知っていることを大人達が知ってしまいます。

段々、捜査の手も身近に迫って。
フィリッポを殺すか殺さないかで揉める大人達。

親父さん得意の「決死隊云々」も出て来ます。

それを聞いたミケーレはフィリッポを逃がそうとします。

フィリッポは前とは違う場所に閉じ込められていて、そこからフィリッポは逃がすことは出来たミケーレ。
でも自分はそこから逃げられませんでした。
大人達が来る音。
開くドア。
自分の父親だと分かったミケーレが立ち上がると同時に。

白い光。

本当にクジ運ねーのな、親父。

いや、独り言ですが・・・。

自分の息子を撃っちまったと動揺し、抱え上げて必死に息子に呼びかける父親。
かたや、「あいつが逃げた」とわめきまくるボス格の父親の仲間。
そこに。

逃げたはずのフィリッポ登場。

膝まである白い服が闇に綺麗に映えます。
近寄るボス格の男から逃げようとせず

「ぼくの代わりに撃ったの?」

気が弱いかと思いきや、けっこう強かったんですね、フィリッポ・・・。

ボス格の男がフィリッポの真ん前まで来た時。
頭上にヘリ。
逃げる男。

頭上のヘリが巻き上げるものすごい風の中、父親の腕の中からフィリッポの方へと手を伸ばすミケーレ。
そして風の中をやはり同じように手を伸ばしてミケーレの方へと歩いてくるフィリッポ。
一番印象に残るシーンです。

とても優しく、そしてどこか切なくなるような映画でした。
切なくなるのは、ミケーレとフィリッポの姿を通してではなくて。
大人達が。
とても切なく感じてしまいました。

ああ、あと変な男がしつこく歌う 「パローレ~パローレ~(以下続)」 も記憶にあるな、そういや。













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Last updated  2005.05.03 20:01:26
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