駄目人間は箱の中

駄目人間は箱の中

駄文集


私が書いた、私のための、私しか知らない歌を掲載していきます。
高校2年の頃から勝手に浮かんだメロディーと詞を書き留めるように
なりました。
すでに100曲くらい作成したはずなのですが、出来たものに自分で
ダメ出しするので、ほとんど没になりました。
かろうじて残ったものも、日本語が怪しいです。
言葉遣いが変なのはいつものことなので気にしないように。
ここでは歌の詞(メロディーとセットで作ってあるもの)のみ記載します。

「ゴミの海」は、岩明均の短編漫画のタイトルから、都会=ゴミの海という
図式と、数年前に新宿で自殺した中学生を思いながら書いたもの。
喜怒哀楽の怒と哀だけが一気に噴出し、勢いで作ってしまいました。
自作では唯一ライブ演奏した曲です。2001年4月製。

「風穴」は17歳の秋に書いたもの、だったような気がします。曲を書き始めた頃の原点。
古すぎて恥ずかしいです。1998年頃製。

「For you」はいつだったか、平井堅の声でメロディーが舞い降りてきたので、
それを元に作ってみた曲。男性ボーカルで冬向きのラヴソングを一つくらい
は残そうかと試みた、実験のような曲です。
できたものは平井堅と全く関係のない、別物になりました。2001年3月製。

「薄紅」も男性ボーカル用のつもりで明け方に作った曲。家族と千鳥ヶ淵に
行ったその日に書きました。当時の私は自業自得で、精神的に行き詰まって、
身動きが取れない状態でした。せっかく見に来た桜は綺麗だけど、その問題を
どうすることもできず、書いた次の週に数日間家出しました。
前は「桜」という題でしたが、ありきたりで飽きたので改題。2001年4月製。

「吉日」は、キチジツという響きが気に入って作った曲。
この場合、好日(コウジツ)という言葉が正しいのですが、流行や人間関係が流れる中で、少しでもいい日であるようにという願いをこめました。2001年3月製。

「日記」は、自身の夏休みを振り返りながら綴ってみただけですが、やる気の無い素の部分がかなり出ています。2002年1月製。

「裸足のマリー」…マリー=marry 結婚の歌です。昔の同級生が結婚したので、結婚式でしか歌えないような短いながらもベタベタな歌を作りました。
もし人の結婚式に呼ばれたら、御祝儀代わりにこの曲をピアノで弾き語りたいと当時は思ってました。2002年2月製。

「うちにおいでよ」は矢野顕子の影響を大いに受けているので、メロディーも
そんな感じです。友達っていいな、の気分をそのまま書いただけ。ちなみに私は親と暮らしていて、詞のモデルは同じ大学の友達。2002年3月製。

「夏の匂い」は日本の夏、キンチョーの夏のイメージ。情緒ある歌を作りたかったのですが、日本語として正しくない言葉まで使ってしまいました。
小学校のモデルはげんなりずし君の母校(隣の学区)と私の母校の両方です。
2002年7月製。

「風待つ週末」は気怠い午後の茨城(特に守谷と龍ヶ崎)を意識して書きました。
私は当時ペーパードライバーなので、洗車したこともなかったんですが。2002年7月製。

「処方箋」は大垣夜行に揺られながら作りました。21歳の、この時なりの人を好きな気持ちについて書いてみました。冗談としか取れないようなラブレターを書く、ひねくれた性格がちょっと顔を出してます。自分の感情をさらしていて非常に恥ずかしいです。2002年8月製。

「十年経っても」は17歳か18歳の頃作った曲で、大好きな渡辺美里の
「10years」みたいに自分なりの十年前・十年後について考えながら書いたのを覚えています。当時、未来に対する漠然とした不安があって、何度も自殺しようと思いつめていました。恐れて弱気になる自分とそこから離れようとする自分がいて、ずっと綱引きしてたのですが、お陰様でこうして死なずにHPを更新できているわけです。1999年頃製。

「それから」は熱にうなされながら一晩で書いたもの。はっぴいえんどの曲を聴いてた頃、影響されて作ったどうしようもない曲。
出来得る最大数の漢字に変換してから、言葉が硬い所はひらがなに直す、という作業をこの歌でもしています。
夏目漱石とは無関係です。2003年1月製。

「車輪の下」は実話を基に書いたもの。まとまった時間の中で一気に
作るスタイルだったので、1年半に渡り不作でしたが、この事をどうしても書きたくて、移動の合間にぽつぽつと、1ヶ月で作りました。
若くしてこの世を去った「彼」の冥福をお祈りします。2004年6月製。

「ピロートーク」は不眠症で悩んでいる時に、添い寝してくれた人の話。そのままです。
秘めた思いというのは誰にでもありますが、伝えてこそ意味があると思うんです。
私は心の機微や空気を読むのが苦手なんで、言葉にしてくれると非常にありがたいです。2007年1月製。

「愛じゃない」は久々にメロディと同時に作った曲。自分に対してもそうなんですが、独りよがりな付き合いはダメってことです。彼女というのは彼氏彼女の彼女、つまりは自分自身。主人公は本当の愛情はもっと深く、思いやりがあるものだと信じてるのでしょう。……私がもし男なら、貧乏という点を除けばいい彼氏になれると思います。2008年12月製。

「Innocent」は実体験でもあり、実体験のフィルターを通したフィクションでもあり。精神的に綺麗なまま青春時代が送れたらと激しく思うのですが、過去を受け入れつつ新しく踏み出すことができれば、どれだけ年を取っていてもそれは「手遅れではない」。
そう信じたいです。2009年10月製。




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