風地蔵日記

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ローズ0599

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2006年01月09日
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2003年7月号の「婦人公論」の
田辺聖子さんの連載エッセー
「つづくりもの」
の文章の中に
堀切辰一さんが登場します。

田辺聖子さんの書かれる本の取材で
「庶民時代裂研究会」 主催の
堀切氏を訪ねて、
北九州歴史博物館で


田辺聖子さんは
「堀切先生は、更に庶民の女達の労働着に注目され、
それこそコレクションの中心である。・・・」

「昔の貧しい農・漁村のおんな達はつぎはぎの当て布を
つづくった。女の愛の究極の表現である。・・」

「それゆえ、堀切先生はこれら昔の
庶民のつづくり物を(ぼろ)とはいわない。
(らんる=襤褸)と言う名を与えられる。
先生は人間の美しい気持ち、人の気持ちの豊かさ
をかんじていられる。
現代のおんな達は何を愛し、何を誇りにしているのだろう。・・」



わたしはこの本を読んだ時、そんなに有名な人だったのかと
改めて知りました。
堀切先生との出逢いは
ちょうど4年ほど前です。

一度、風地蔵に来ていただき、

夜は近所の方たち15人くらいで
総合福祉会館の会議室を
お借りして
講演会をしていただきました。

集った人たちは
九州弁の話し方と
堀切先生からにじみ出る
人間のことばをじかに聞き
何度も大きく息をしました。

会場中すすり泣きの絶えない
内容でした。
終わった後、短大の美術の教授やいろんな方から
聴きたかったといわれました。
布を極めれば堀切先生に行き付きます。
と言われた方もいらっしゃいました。1綸子錦紗.jpg


今年、10月に2年ぶり大垣へ来られます。
風地蔵の主催では
もったいないほどの先生です。

堀切先生は襤褸に命を吹き込み
言葉に変えます。
と言うよりも
その着物の縫い方剥げ落ち方から
当時の女たちの
思いを察して言葉にされます。

布には命があるのだと
私は知りました。





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最終更新日  2006年01月09日 20時46分29秒
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