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1~5話 6~15話 16~20話 NHKのパク・ヨンハ



第16話 「父の影」


高校時代の記憶をほぼ思い出したチュンサン。しかし、チュンサンはまだ思い出せていない記憶に、不吉な予感を感じていた。

明日が自分の誕生日であることを思い出したチュンサンは、10年分のお祝いをしようと大量に食料を買い込む。しかし、祝ってくれる相手はユジンとキム次長しか思い当たらない。ユジンはチンスクを誘う。先日パク先生に呼び出された席で、険悪なままになっているチュンサンとみんなの関係を気にしていたチンスクは、チュンサンの誕生日にみんなを連れて行くと宣言する。それぞれに思いを抱きながらも、チュンサンとユジンを祝福に集まる仲間たち。

その頃、チュンサンの母ミヒは、ユジンの父が自分の高校時代の同級生ヒョンスであることを知る。また、サンヒョクの父チヌも、チュンサンとミニョンが同一人物でその母がミヒであることを知る。チヌは仕事で海外にいるミヒに連絡をとり、息子の父親について問い詰める。

夜、散歩していたユジンとチュンサンはオルガンの音に誘われ教会へ。そこでは結婚式の予行演習が行なわれていた。チュンサンはユジンにプロポーズする。




●韓国賃貸事情
第15話でホテルを出て、自分の部屋を借りたチュンサン。日本では毎月家賃を支払っていくのが一般的ですが、韓国では、まず借りる時に大家さんにまとまった額の保証金(チョンセ)を預けます。そして、解約する時には預けた保証金を全額返してもらうのです。その間、光熱費や水道代は賃借人が支払いますが、毎月の家賃はかかりません。

すると大家さんにとってどんなメリットがあるのかと思いますが、大家さんは預かった保証金を元にさまざまな運用をしてお金を増やすのです。でもそれも銀行などの金利が高かった頃のお話。最近では賃借人が保証金(賃貸期間満了時に払い戻される)も預ける上に毎月の家賃も支払う形態のものや、毎月の家賃のみという形態のものもあるそうです。

ところで保証金の額ですが、算出方法は借りる部屋の不動産価格の約5割~6割が目安で、例えば3LDKの部屋だと地方都市では5,000万ウォンくらい(約463万円)、ソウルだと1億ウォン(約926万円)くらいが相場とか。部屋を借りるのに1千万円近くのお金が必要と聞くとびっくりしてしまいますが、韓国の人の感覚では「最初に親元から独立して部屋を借りる時には保証金は親が払うものだし、いくら高くても、そのお金はいずれ丸ごと戻ってくるお金だから問題はない」と考える人が多いとのこと。

これ以外にも、ソウルにキャンパスのある大学の周辺には食事つきの下宿も多数存在していて、そういった場所ではそもそも保証金は必要なく毎月家賃を支払うという形態をとっているため地方出身の学生に大人気なのだとか。
さらに、チンスクとユジンのように友人同士で部屋をシェアするケースも多く、その場合は保証金も半額ずつで済むだけではなく、都会で一人暮らしをされるよりは安心と言った理由から、幼なじみ同士のルームシェアは親も歓迎するそうです。


●誕生日は陰暦で。
韓国では今でも陰暦が重要な役割を果たしています。韓国のカレンダーには陽暦と並んで陰暦が表記してあるものがほとんどで、正月や日本のお盆にあたる秋夕(チュソク)などは今でも陰暦を使用します。特に正月は陽暦の新正月が1月1日の当日だけ公休日になるのに対し、陰暦の正月(ソルナル)は陰暦の元旦を挟んで3日間が公休日になります。ちなみに2004年は1月21日~23日がソルナルの期間でした。この期間は帰省ラッシュが1年で一番激しく、特にソウルなどの都市部は街全体がガランとしてしまうと言われるほどです。

興味深いのは誕生日も陰暦で表記する習慣があること。例えば日本でもインターネットなどの会員サイトに加入する際、誕生日を記入する欄がありますが、韓国ではそうした場合、ちゃんと陰暦の誕生日と陽暦の誕生日の2つを記入する欄が設けられているそうです。誕生日祝いも陰暦で行う人が多く、プレゼントなどを用意する側は事前に相手に『誕生日は陽暦で祝うの? それとも陰暦で?』と確認しておくのだとか。ドラマの中で、チュンサンは学校の記録を見て自分のほんとうの誕生日を知るのですが、果たして引っ越し祝いもかねた誕生日祝いは陰暦で行ったのか陽暦で行ったのか。ちょっと気になるところです。



*参考文献 『Q&A 知ってナットク!韓国日常感覚』
                      ほか




●『はじめから今まで』 歌:Ryu
テーマ曲&エンディング曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤に『最初から今まで』というタイトルで収録されています。
●『Tears』 演奏:The Daydream
結納品を返しに来たユジンの母に、サンヒョクが自分なりに思い描いていたユジンとの結婚生活を語るシーンで流れる曲。『Dreaming~piano solo collection - by The Daydream』に収録されています。韓国盤CDの入手につきましてはお近くのCDショップ等へお問い合わせください。
●『星』 作曲:ハ・クァンソク
バスの中で眠ってしまったユジンに肩を貸しながら、チュンサンが断片的に高校時代のことを思い出すシーンや、マルシアンでチュンサンがジグソーパズルをしながら断片的に高校時代のサンヒョクとのやりとりを思い出すシーンで流れる曲。『冬の恋歌(ソナタ) Classics』(JKCA-1007)に収録されています。
●『I Miss You』 演奏:The Daydream
喫茶店で。チュンサンが「自分の父はもう亡くなったらしい」とサンヒョクの父に話すシーンで流れる曲。『Dreaming~piano solo collection - by The Daydream』に収録されています。韓国盤CDの入手につきましてはお近くのCD
ショップ等へお問い合わせください。
●『予感』 作曲:Ho.Lee
サンヒョクの父が昔のミヒやヒョンスとの写真を見つめているシーンで流れる曲。『冬の恋歌(ソナタ) Classics』(JKCA-1007)に収録されています。
●『ヴォカリーズ (vocaliz)』(作品34-14) 作曲:ラフマニノフ
教会で、チュンサンがユジンにポラリスのネックレスをかけてあげて、結婚を申し込むシーンで流れるクラシックの曲。
この曲は、14曲で構成されているラフマニノフの歌曲(作品34)の一番最後の曲。この曲には歌詞がなく、「ヴォカリーズ」と題されています。

●『夢を超えて』 作曲・演奏:Kim Hyeong-suk
ラストシーンの教会で。チュンサンとユジンのキスシーンで流れるピアノ曲。
『秋の童話』サウンドトラック2枚組(YDCD-445)に収録されています。日本での入手は輸入盤CDの取り扱い店で。
●『My Memory』(piano&viollin ver)
次回予告で流れる曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤(JKCA-1002)に収録されています。


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第17話 「障害」


チュンサンとユジンが結婚への意思をかためたその頃、ユジンの母はサンヒョクの父チヌを訪ねていた。チヌはチュンサンの母ミヒ同様、チュンサンとユジンの結婚に激しく反対する。

チュンサンはユジンを伴い、結婚の許しを求めてユジンの母を訪ねるが追い返される。ユジンの母はユジンに、反対する理由を告げる。昔、ユジンの父ヒョンスとチュンサンの母ミヒは婚約までした仲だったのだ。ミヒが母の昔の恋敵と知ったユジンは複雑な心境。また、チュンサンも自分の父親に関するあやふやな記憶に、言い知れぬ不安を覚えるのだった。

一方、二人の結婚を聞いたサンヒョクは心から祝福しようとチュンサンを訪ねるが、双方の親だけでなく自分の父チヌも結婚に反対していることを知る。親の同意を得られぬまま、チュンサンとユジンは結婚しようと教会へ。そこへ、チヌの告白を聞いたサンヒョクが現われる。




●「コインで結婚を決める」映画とは?
この回、スキー場の一角で、ユジンがコインを取り出し、「表が出たら結婚できて裏が出たら出来ない、という映画を見た。」というくだりがありますが、この映画とは?

おそらく、この映画とは韓国映画「手紙 the letter」(監督:イ・ジョングク、出演:チェ・ジンシル パク・シニャンほか)と思われます。
あらすじは、大学の助手の女性と植物研究所の研究員の男性が偶然駅で知り合い、恋をして、やがて結婚します。ところが、彼は脳腫瘍を患っていて、ある日突然倒れてしまい、死んでしまいます。残された彼女は悲しみのあまり、自殺を試みるまで思い詰めますが、ある時、死んだ彼からの手紙によって立ち直ってゆく……、という切ないラブストーリーです。この映画の中で、二人が結婚を決めるときに、コインを使い、「表が出たら結婚しよう、裏ならやめよう」というシーンや、彼が死んだあと、2枚のコインを貼り合わせ、両面表にしてあるコインを彼女が見つけるというシーンがあります。

この映画は1997年に公開、ソウルだけでも72万以上の観客を動員した大ヒットとなり、1998年の韓国映画興行のトップを飾りました。(同時期公開の映画には「約束」「八月のクリスマス」、「美術館の隣の動物園」などがあります)



●韓国の結婚式
この回では、ついにミニョンとユジンは結婚か??ということで、今回は韓国の結婚事情をのぞいてみましょう。

まず、結婚式を行う場所ですが、2001年に韓国で行われた世論調査によると、約85%の人たちが結婚式場で、約6%が教会・聖堂で、約3%がホテルで行われています。(ちなみに日本はホテルが一番多い)。

式の新郎新婦の服装ですが、純白のウェディングドレスとタキシードが標準。そして、式が終わり、お客さんたちが食事をしている間に、近い親族のみが参加して新郎新婦は新郎方の家族に挨拶をします。このときには、韓国の伝統衣装である「韓服(ハンボッ)」いわゆる日本で言うところのチマ・チョゴリを着用します。この新郎家への挨拶の伝統も最近では式を簡単にするために、省略することもあるそうです。

ちなみに、かつての新婚旅行先の定番は韓国の南の島「チェジュ(済州)島」だったのですが、最近では外国に行くようになったとのこと。






●『はじめから今まで』 歌:Ryu
テーマ曲&エンディング曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤に『最初から今まで』というタイトルで収録されています。
●『はじめて』 番組用オリジナル
スキー場の改装前のカフェでチュンサンがユジンに弾いて聞かせるピアノ曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤に収録されています。
●『ピアノソナタ第17番テンペスト第3楽章』作曲:ベートーベン
サンヒョクの父の大学の研究室でチュンサンが写真立てから落ちた3人の写真を見つけるシーンで流れる曲。
●『My Memory』 歌:Ryu
降雪機で雪を降らせているスキー場のゲレンデにいるチュンサンをユジンが見つけた時の曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤(JKCA-1002)に収録されています。

●『ヴォカリーズ (vocaliz)』(作品34-14) 作曲:ラフマニノフ
ラストシーンの教会で。祭壇の前で待つチュンサンにユジンが近づき、十字架の前で向かい合うシーンで流れるクラシックの曲。この曲は、14曲で構成されているラフマニノフの歌曲(作品34)の一番最後の曲。この曲には歌詞がなく、「ヴォカリーズ」と題されています。
●『夢を超えて』 作曲・演奏:Kim Hyeong-suk
次回予告のシーンでかかる曲。『秋の童話』サウンドトラック2枚組(YDCD-445)に収録されています。日本での入手は輸入盤CDの取り扱い店で。

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第18話 「運命のいたずら」


チュンサンとユジンが兄妹と聞かされたサンヒョクは、結婚式最中のユジンを無理やり連れ出す。ユジンが自分の異母妹であると勘付いていたチュンサンもあとを追えない。ソウルに連れ戻されたユジンはチュンサンと連絡をとろうとするが、所在がつかめない。

チュンサンは母ミヒからユジンと別れるよう説得される。意を決したチュンサンはユジンを冬の海へ誘う。ようやくチュンサンと会えてはしゃぐユジン。しかし、チュンサンは一人ひそかにユジンとの思い出を海へ投げ棄て、後のことをサンヒョクに託し姿を消す。

サンヒョクの母チヨンはチヌとサンヒョクの会話を立ち聞きし、チュンサンとユジンの関係を知る。ユジンとサンヒョクが再び付き合うことを危惧したチヨンは、警告のためユジンを訪ねる。ユジンはチヨンから、自分がチュンサンの異母妹であると初めて聞かされるのだった。サンヒョクの父チヌはしかし、まだ一つ、腑に落ちないことがあった……。




●海辺のイカのシーンの謎
今回、海辺のシーンで大量のイカが干してある光景が何回も出てきます。なぜこんなにロマンチックな場面でイカが何度も出てくるのか、そんなに韓国ではスルメを食べるのだろうか???、という疑問を抱いた人も少なくないと思います。そこで、韓国でスルメはどのように食べられているのかを紹介します。

基本的には日本と同じく軽くあぶってビールのおつまみとして食べられることが多いです。ただ食べ方としては、コチュジャン(韓国のトウガラシ味噌)をつけたり、コチュジャン+マヨネーズをつけて食べたりします。また、日本と違うのは、同時にピーナッツが出てくることが多いということです。また、細く割いて、それをコチュジャンと水あめを使って甘辛く和えて食べることも多いとか。
1枚単位で買うことは殆どなく、10~30枚ほどをまとめて購入するそうです。



●『はじめから今まで』 歌:Ryu
テーマ曲&エンディング曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤に『最初から今まで』というタイトルで収録されています。
●『弦楽とオルガンのためのアダージョ ト短調』 作曲: アルビノーニ
教会で。チュンサンとユジンが愛の誓いの言葉を交わすシーンで流れる曲。


●『Moment』 歌 : Ryu
チュンサンがユジンと海辺を走るシーンで流れる曲。Ryuのシングル『Moment/最初から今まで』(JKCS-1001)、アルバム『Moment』(JKCA-1006)に収録されています。
●『忘れないで』 歌:Ryu 作詞・作曲:Ryu
チュンサンが海に向かって思い出の品を投げている時に流れる曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤(JKCA-1002)に収録されています。
●『夢を超えて』 作曲・演奏:Kim Hyeong-suk
次回予告のシーンなどでかかる曲。『秋の童話』サウンドトラック2枚組(YDCD-445)に収録されています。日本での入手は輸入盤CDの取り扱い店で。


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第19話 「父と子」


絶望したユジンはチュンチョンの母の元へ。サンヒョクの父チヌはチュンサンをアパートに訪ねるが、その場でチュンサンが倒れてしまう。病院の検査の結果、先日の交通事故が原因で脳内に血腫ができていることが判明。一刻も早い手術が望まれる状態だった。一方同行していたチヌは、自らの疑念を晴らそうと自分とチュンサンの血液検査を依頼する。

チュンチョンの父の墓前で、無理な夢は追わないと誓ったユジン。人生をやり直そうと、仕事を辞めフランスへの留学を決める。ユジンはチュンサンと会い、別れを告げる。

一方、血液検査の結果を知ったチヌは急ぎ、ミヒの元を訪れ、真実を問いただす。さらにチヌはチュンサンを訪ね、自分が父であることを告白する。27年前、ヒョンスを失い生きる気力を失ったミヒは、身ごもったチヌとの子供をヒョンスの子供と思い込むことで、自らを救ってきたのだった。




●本国での「冬のソナタ」
「冬のソナタ」もいよいよ押し迫って来ましたが、今回は、「冬のソナタ」が韓国で放送されたときのことをご紹介します。

「冬のソナタ」は韓国の公共放送局KBSで、2002年の真冬1月14日に始まりました。毎週月・火曜日の夜9時50から放送されていました。週2回ずつ放送されたので、2002年3月19日に全20話の放送を終了しています。平均視聴率は23.1%で、最高視聴率は第14話「二度目の事故」の28.8%でした。30%近い視聴率と聞くと、「すごい!」と思うのですが、韓国では30%を越えるドラマも多く、当時「冬のソナタ」を放送したときもそれほど際立って目立っていたわけではなかったそうです。むしろ、いま日本でこれだけ人気があることの方が驚きといった声も聞かれます。

韓国には地上テレビは、主なものとしてKBS1、KBS2、MBC, SBSがあります。ドラマは主にKBS2、MBC,SBSで放送されています。


●『はじめから今まで』 歌:Ryu
テーマ曲&エンディング曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤に『最初から今まで』というタイトルで収録されています。
●『 I 』 演奏:イルマ
ユジンの実家でユジンの母がユジンを抱きしめて慰めるシーンや、チュンサンのマンションでチュンサンとカン・ミヒが話している時に流れるピアノの曲。
『ラブレター』(GECA-1082)に収録されています。
●『Moment』 歌 : Ryu
ユジンとチュンサンが、公園を出た後それぞれの道を歩き始めるシーンで流れる曲。Ryuのシングル『Moment/最初から今まで』(JKCS-1001)、アルバム『Moment』(JKCA-1006)に収録されています。
●『ピアノソナタ第17番テンペスト第3楽章』作曲:ベートーベン
病院で聞いた血液検査の結果に驚いたサンヒョクの父が、カン・ミヒを訪ねた時にミヒが弾いていたピアノの曲。
●『夢を超えて』 作曲・演奏:Kim Hyeong-suk
次回予告のシーンでかかる曲。『秋の童話』サウンドトラック2枚組(YDCD-445)に収録されています。日本での入手は輸入盤CDの取り扱い店で。


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最終話 「冬の終わり」


ユジンにもう一度やり直したいと告げたサンヒョクは、反対する母の説得を父チヌに頼むが、チヌは、チュンサンが自分の子でありサンヒョクの異母兄であることを告白する。あまりの衝撃に、サンヒョクはユジンの留学に同行すると言い、チュンサンにも、自分とユジンがやり直すことに協力するよう詰め寄る。

一方アメリカでの手術を決めたチュンサンは、自分の病状が予断を許さないことからサンヒョクの願いを聞き入れ、ユジンにサンヒョクとやり直すよう薦める。しかしサンヒョクはチュンサンの病状を知り、急ぎユジンを連れ空港へ。だが、チュンサンを乗せた飛行機はすでに離陸したあとだった。

3年後、フランス留学から戻ったユジンを昔の仲間が出迎える。チョンアから渡された雑誌には、実際に建てられた「不可能な家」が掲載されていた。ユジンのほかに「不可能な家」の設計を知る人は一人だけ。ユジンは「不可能な家」を訪れる。




●冬のソナタからハングルを!
「冬のソナタ」をご覧になって、韓国の言葉に興味を持たれた方も多いことと思います。しかし、韓国の言葉は、ハングルという日本人にとっては、なじみの薄い文字を使っているために、敷居が高く感じることも事実です。
そこで、「ハングル」の素顔をちょっとだけご紹介します。

ハングルの“ハン”は「偉大な」、“グル”は「文字」という意味です。15世紀に朝鮮王朝の4代目・世宗(セジョン)大王が一般大衆にも習いやすい文字を学者に作らせたのです。つまり、非常に合理的に作られた文字なのです。
と、ここまではいいのですが、ここから各論に入っていくとやはりそうそう簡単ではありません……。
そこで、「冬のソナタ」のストーリーに関係する単語をいくつか。

ヌンムル(涙) アンギョン(メガネ) キョロン(結婚) オジンオ(スルメ)
ポッポ(キス) ヌン(雪)

覚えてみたくなりましたでしょうか?


●『はじめから今まで』 歌:Ryu
テーマ曲&エンディング曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤に『最初から今まで』というタイトルで収録されています。
●『星』 作曲:ハ・クァンソク
マルシアンで。サンヒョクがチュンサンに真実を知ったことを話すシーンで流れる曲。『冬の恋歌(ソナタ) Classics』(JKCA-1007)に収録されています。
●『すみれ』 歌:Ryu 作詞・作曲:ジョ・ドンジン
喫茶店で、ユジンとチュンサンが話しているシーンで流れる曲。オリジナルサウンドトラックCD『冬の恋歌(ソナタ)』日本向編集盤(JKCA-1002)に収録されています。
●『今でも』 作曲: イ・ジス
ラジオ局の屋上で。別れを告げに来たチュンサンをサンヒョクが引き止めるシーンで流れるピアノの曲。『冬の恋歌(ソナタ) Classics』(JKCA-1007)に収録されています。
●『Moment』 歌 : Ryu
サンヒョクがユジンにニューヨーク行きのチケットを手渡すシーンで流れる曲。Ryuのシングル『Moment/最初から今まで』(JKCS-1001)、アルバム『Moment』(JKCA-1006)に収録されています。



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