老父のつぶやき

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2025年11月30日

鉄道受難のコンサート

テーマ：コーラス(2831)

カテゴリ：コーラス

伊丹まで歌いに行く本番の日である。山陽本線姫路駅に入る直前に電車が止まってしまった。放送によれば姫路駅の次、東姫路で乗客との接触があったとの事で運転一時見合わせとの事。15分ばかりの停車で姫路駅に着いたが、電光掲示板は「運転見合わせ」のみ。再開の見通したたずと言う事だ。

つい先日、踏み切り事故で平常時の3倍かけて帰ってきたが、結局代行輸送の私鉄に乗り、明石まで行き、尼ヶ崎経由で伊丹についた時にはリハーサルは終わっていた。

今日のステージは2つあるのでもうひとつをこなし、本番に臨む。「水のいのち」は40名の男声合唱で、300人ほどの客が入り、大好評だった。40人集まるとコーラスのパワーも相当のものになる。指揮が終わるとともに火が点いたような拍手を浴びた。歌っていても気持ちがいい。

打ち上げでまた男ばかりの歌を歌い、福知山線に乗ると信号機の障害でダイヤが乱れているとの事。暫く舞って尼崎で乗り換えたら、今度は踏切立ち入りを検出してまた運転見合わせだ。まあ事故になるともっと面倒な事になるが、待ちぼうけばかりの1日になった。

今、一昔前の有力な大学の男声合唱は衰退し、数名がやっと、と言う状態でとても歌うどころではないらしい。自虐を込めて「絶滅危惧種」と言っているそうだ。大学グリーのOB合唱団の行く末は自然死だ。若い力の供給なしには続かない。男声合唱グループの結集を呼びかけないと歌えなくなっている。

平和の象徴、歌を守るためにジジイどもがあがく。

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