りぃ-子’s SCRAP BOOK

りぃ-子’s SCRAP BOOK

2021.08.09
XML

これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話 [ 堀江貴文 ]

この本も2018年出版。
ちょっと古いけど、でも前回読んだ「仮想通貨はどうなるか バブルが終わり、新しい進化が始まる」
の中で、消化できてない事が幾つかあるので、後何冊か読んで、ある程度仮想通貨について理解したいと思っているんだ。


私の場合、難しい内容で理解できない場合でも、文章が読みやすいと一応読み続ける事だけはできる場合があるらしいと分かってきたので、できるだけ読みやすい本を。。。と思ってる。

海外文学を余り読まないのも、訳の文章ってどこか微妙に不自然で読みにくい事が多くて
名訳と言われる本でも意外とスムーズに読める本はあんまりない・・・って感じてしまうから。

正直この本の始めの1/3は、先日読んだ

とほぼ同じ内容で、野口さんの方が読みやすく感じた。


仮想通貨はどうなるか バブルが終わり、新しい進化が始まる【電子書籍】[ 野口悠紀雄 ]

ただ、そこを過ぎたあたりから、がぜん面白く感じ始めた。
インターネット黎明期から、堀江さんがどのように関わってきたか、
そのうえで何が問題だと思ってきたかなど、いろいろ興味深い話が紹介されていた。

具体的に動き出したい人、その為に資金が必要な人などの為には、仮想通貨には面白みがある。
資金を集めるため株式会社にした場合、自分の会社であっても株主が経営に口出しをしてくる可能性がある。

しかし、仮想通貨を利用して会社の資金を集めた時=この方法をICOといい、
「ICO(イニシャル・コイン・オファリング)」とは、企業が「トークン」と呼ばれる独自の暗号通貨を発行し、これを投資家に買ってもらうことで資金調達をすること、と言われているが
この場合は口出しする権利は出資者には無いのだというわけ。


トークンと言えば、私など事務員の場合ネットで銀行を利用する際に、パスワードを送ってくれる機械のこととかを指すイメージなのだけど。

仮想通貨の場合は、将来このトークンに対する配当などを返す予定になるらしい。

でも、そのままつぶれてしまう企画もめっちゃ多いらしいし、何らかの利益が返ってくる保証など何もないらしいのよね。

じゃ、どうして?

そこからがちょっと面白かった。

日本円などに替えた途端に税務署に雑所得として、売買益を確定されて高い税金を取られてしまうから、仮想通貨のまま持っていて、その使い道に困っている長者達だというのだ。

つまり、仮想通貨に無縁の私たちのような人がICOに参加してくるというよりも、
自分が汗水たらして稼いだわけでもないが、初期に仮想通貨の配布を受けてそのままにしていたら数十倍になっちゃった…というような人達が利用し合っている?みたいな話。


でも正直、私には読んでも読んでも、「トークン」は曖昧で理解できてこない。

ICOと、クラウドファンディングの違いも又、ハッキリ理解できない。
読んだときはなんとなく「ああ、そうか」って思うんだけど。


しかし何であれ、銀行に頭を下げてお金を借りなきゃ、事業を始められなかった昔とは、かなり状況は変わってきているってことは確か。
以前よりいろいろな方法があるし、銀行の価値は下がってきている。

というか、お金の価値自体が下がってきているという。

google共同創業者の、ラリー・ペイジ氏の言葉が紹介されている。
googleの発展が多くの人から富や幸せを奪ってしまうのではないか?という問いに対し、
実際世の中には人が生きるだけのモノもお金も足りている、
もう必死に働かなくてもいい、
働かなくても富はある。と。
何か働いていないと、生産し続けないと不幸になるという思い込みを常識だというのは、幻想だと。

AIによってすべてのインフラが無料で済み、人々が職に就かなくても生活していける世の中がきっとくると。

それでも、その最低限の豊かさが保証された世界で、人はより豊かでありたいと思うのではないだろうか?と、ふと思う。
年金があることだけでも、昔の人から見たら夢のようだろうけれど、
国民年金だけでは暮らせないと、一般的に言われている。
人それぞれだし、田舎と都会でも違うだろう。

その世界で豊かに暮らすには?

うーん・・・この辺の堀井さんの意見には、なかなか共感し辛い。
でも、今まで凝り固まった私の頭にも、ちょっと揺れが加わったことは確かでもある。


今私は、「後15年経ったら、運転免許証を返納しなくてはならず、
そしたら自分で気楽に遠出する楽しみも諦めよう」と思っているけれど、
無人運転技術は良そう上に進歩してきているし、いずれ無料たくしーが登場する世の中になるかもしれない。

将来は、今想像するより劇的に変わっている可能性もあるのだな。

年金制度ではなく、ベーシックインカムを採用するような案も出てきてはいたけれど、
今まで収めてきた厚生年金分はどうなるのかなあ、ただでさえ不公平な年金制度なのに、不安。

でも、悲観的な考え方を刷り込まれてきたけれど、全然違う将来になっていく可能性もあるのかも。
(そうはいっても、まだ到底楽観的にはなれないよね・・・)


そもそも、通貨だけの話ではなく、中央集権型の社会システムを中心に生活すること自体が、変わり始めているという事らしい。
何事も「円」で考える習慣も、変わっていくのかもしれないし、
国に縛られず、世界で考えるのが当たり前になっていくのかも。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021.08.09 17:43:18 コメントを書く
[投資・貯蓄・年金・・・お金大好き] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: