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『亮亮』

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MACO9184 @ Re:仕事が決まりました(06/28) よかったですねー(*^。^*) きっと次の…
2021年07月31日
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「帰り道」
塾を終えた夏美さんは自転車に飛び乗ると、いつもの大通りとは別な裏道へと進んだ。
夜は人通りもなく寂しい道だが、ここを通ればかなりショートカットできる。
鼻歌を歌いながらペダルをこいでいく。住宅街に入り少し行くと十字路が見えてきた。
その時、ふと見ると右前方にカーブミラーがあり、左方向の坂道から自転車が勢いよく
下って来るのが映っていた。
肌着姿のおじいさんだ。かなりのスピードが出ている。
夏美さんはぶつからないよう、十字路の前で自転車を止めると、おじいさんが通り抜けるのを
待つことにした。

通り過ぎるはずだ。
不思議に思い、おじいさんが走ってくる坂道の方へ首を伸ばして覗いてみた。
おじいさんの姿はない。
(おかしいな) と思ったときだった。
悪寒が走り、振り向くとカーブミラーいっぱいに先ほどのおじいさんの巨大な顔があり
満面の笑みを浮かべながらこちらを見ていた。





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最終更新日  2021年07月31日 11時05分42秒コメント(0) | コメントを書く


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