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私 : テッセイ が力を入れているものの中に、 学生たちへの職場体験研修 があるという。
A氏 :「 最強のチーム 」の体験はいい社会貢献になるね。
私; 中学生や高校生 に実際に清掃の仕事を体験してもらい、 仕事とは何か 、 働くとは何か 、を考えて貰う機会を提供しているという。
A氏 :清掃という、身近な作業を通じて研修するので入りやすいだろうね。
私
:最初に訪ねてきたのは、 岐阜県七宗町立神渕中学校
の生徒たちだという。
その校長の願いから 平成20年
に実現し、それ以来、毎年、続いているという。
それ以外に都内や愛知県の中学生がテッセイでの 職場体験研修 により、 清掃の奥深さとチームワークの大切さ を、体験を通じて学んでいるという。
海外からの研修 もあるという。
A氏
:「 最強のチーム
」の礼儀正しさは、 日本文化
の良い点を示しているね。
日本文化
を体験して学ぶことにも通ずるね。
私
:アメリカの スタンフォード大学
や、フランスの エセック大学
の学生達も、制服に着替え、清掃の研修を受けるという。
日本の礼の文化
に触れ、驚いているという。
A氏 :30年ほど前に、日本の製品の品質が高く、世界を制覇した時、その背景にQCサークル活動という 小集団活動 があることがわかり、欧米から多くの視察団が来たことがあるね。
私
:ある米国企業の重役が QCサークル
の成果の謎がわからなくて、何回も日本に視察に来た。
あるとき、日本の銀行でドルを円に両替えするとき、 窓口の女性
が、気を利かして 小銭を適当に混ぜてくれた
ので、この顧客に対する気配りが QCサークルの原点
であると覚ったという話があるね。
A 氏
:その銀行は、窓口担当の女性の知恵を「 リスペクト(尊敬)」
し、彼女は顧客に直接接する仕事に「 プライド(誇り)」
を持っていたんだろうね。
その米国の重役はそれに気がついたんだね。
私
:欧米は、第一線の労働者は出来上がっているマニュアル通りやることを要求するね。
俺は、 2000年
に イギリスの中小企
業を視察したことがあったが、仕事をマニュアル通りやらないと 警告
、警告が3回あると 減給
とかいうルールを設けていた企業があったね。
そこには、第一線の労働者に対する「 リスペク
ト」や第一線の労働者の「 プライド
」もない。
1980年代
に GM
が世界的に有名になった トヨタ生産方式
を学ぶために、カリフォルニアの フリモント工場
をトヨタとの合弁にして、管理は トヨタ生産方式
にした。
その効果はまず、 出勤率向上
となった。
GM時代に 70%台
だったのが、 90%台
となる。
小集団活動が取り入れられ、結果、生産性は3割ほど向上した。
食堂もマネージャーと労働者は別だったのが、壁は取り払われた。
社長もその食堂で食事する。
俺は 1990年頃
、米国企業視察団で渡米した時、 フリモント工場の成功例
の発表会を聞いたことがある。
スタッフの発表とともにアフリカ系アメリカ人の従業員の一人が「 私は、GM時代は number(数)
であった。
しかし、今はempl oyee(雇用者)
となった」
と訛りのひどい英語で発表していたね。
A氏 :「 リスペクト 」を獲得し「 プライド 」を持つようになったんだね。
私
: 日本の企業文化
の良い点は、消滅させずに継続して貰いたいものだね。
しかし、その日本企業文化もリストラがあり、派遣労働者が増加してきた頃から、崩れてきているようだね。
その点でも テッセイ の「 最強のチーム 」の 継続的な発展 を期待したいね。