知的漫遊紀行

知的漫遊紀行

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

Ryu-chan6708

Ryu-chan6708

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Freepage List

2013.01.23
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類

:昨年の 12月第1週 の朝日新聞の 書評 今野晴貴 著の「 ブラック企業 」という文春新書が紹介されていたので、図書館に予約したが、予約待ち数が多く、まだ入手していない。
 今野氏著の他の著書「 ブラック企業に負けない 」も予約したが、このほうは待ちが少ないので早く入手できそうだ。

A氏 :昨日の朝日新聞の夕刊の「 文芸批評 」欄に 「『ブラック企業』と呼ぶ意義 」と題して、その著者との談義が載っているね。
  「 ブラック企業 とはもともと「 違法・脱法的な企業 」を指す呼称だが、ネットで若者たちが、 新しい意味 を持つ呼称に変えて使い出した。
  それを受け、著者が「 ブラック企業 」という本にした。
  著者はNPO法人「 POSSE 」代表である。

 今野氏は本の発行にあたり「 ブラックという名に若年層が『こんな働かされるのはイヤだ!』という思いを、社会に反映させていく必要がある 」と思ったという。

:「 新ブラック企業 」の定義は次の 3つ からになるという。

 1.「 君の代わりはいくらでも居る 」との圧力を背景に若者に 異常な長時間労働 を強いる。
 2.大量に採用し、直後から 生き残り競争 を課して、大量に辞めさせる。
 3.優秀・従順でない社員は パワハラ で精神的に追い込み、「 自己都合 」退社させる。

A氏 今野 氏に相談に来る若者の多くは、会社から「 低能力者 」との認識を刷り込まれ、「 私が悪いのだ 」と 自己否定 しているという。
今野 氏は、若者が「 辞めた自身 」に向けている攻撃の矛先を「 辞めさせた企業 」に向けようとして、その試みで本を書いたという。

:このような企業が生まれるのは、 会社の過大な命令権を容認してきた日本の土壌 があるというね。

A氏 今野 氏は、 労働基準法が骨抜き状態 なので「 労働時間に歯止めをかけることから始めよう 」と訴えるという。

単身赴任 サービス残業 滅私奉公する正社員のモデル 先行世代 が作ったという。

 しかし、俺たちの 高度成長初期の世代 は、最初、残業が多かったが 労働基準監督署 がうるさかったし、産業界が長時間労働は、まだ、 先進国型 でないので恥ずかしいとして、欧米に追いつけと「 時短運動 」をしたね。
週6日制 1960年代 隔週5日制 となり、次に 1970年代後半 には 週5日制 が定着し労働時間を逐次減らしてきたと思う。
 ちょうど、子どももできた頃なので、増えた休日には 家族でマイカーでドライブ をした。
大衆消費時代の到来 だね。
 ムダ排除で、生産性向上とともに、残業時間も減ってきたね。
 ある学者が会社ではムダを省き禁欲的だが、個人生活では消費に走るという矛盾した2面性があると指摘していたね。

A氏 :その「 時短運動」の潮流 はいつ大きく変わったのかね?

:一時期、不景気だったドイツが ドイツ病 から抜けだして、今、ユーロ危機のヨーロッパで 一人健在 だが、 労働時間が短い ので有名だね。
 その労働時間の短さと効率的な働きは驚くべきものだという。
ドイツ政府 は「 休暇法 」で有給休暇を完全に消化することを義務付けている。
完全週休2日制 で、 日曜と祝日の労働は禁止
労働基準監督署 の監視も厳しい。
  もちろん、サービス残業なんて無い。

A氏 長時間労働 は、 労働者の人格を疎外 するだけでなく、 生産性も阻害 していることを知るべきだね。

:それにしても、現在の日本は国際的にも問題な「 ブラック企業 」がある一方、こないだ、 このブログ で取り上げた 新幹線の清掃業者の テッセイのように、従業員を「 リスペクト(尊敬) 」し、従業員が「プライド(誇り)」を持ち、海外にも誇れる企業もある。
企業も多様 になったね。
  それだけ、日本企業の競争力がなくなってきたのかね。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2013.01.23 08:28:49コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: