りゅうちゃんミストラル

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2005.01.31
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不正請求事件は各地の警察で起こっているがこの話は簡単で、
「本当に捜査で必要なら正々堂々と請求しろ!」  ということだ。
架空請求で「プール金」などを作るから請求した金の使い道がさらに問題になったりする。
実は警察幹部の個人的な飲み食いのために不正請求があると考えるのはごく普通の考え方だ。
実際に個人的な飲み食いに使ったと言う人も警察内部にいる。

かつては警察官の不正があると、 「悪いのはごく一部で、ほとんどの警察官は悪くない」 と今までは考えてきた。
だが、これだけ各地の警察が不正請求をしていることがわかると、
近くにいる警察官を見ても 「あの人も不正請求しているのか?」 と疑ってしまう。
それだけに不正請求した警察の責任は重い。
警察を信用できなくて、我々は何を信用すればいいのか?

愛媛県警、告発警察官の異動を発令(JNNニュースから)

告発した巡査部長が突然、「鉄道警察隊」から「県警本部地域課通信指令室」に異動になれば、多くの人が「報復人事」と考える。
しかも異動の時期が告発後であり、定期的な異動ではないこと、
上司が「自殺の恐れがある」として拳銃を取り上げたことなど、
「報復人事」であるとしか考えられない条件が揃っている。
この異動についてはこんなことが日記で書かれている。

愛媛県警・実名告発した仙波氏の新ポスト(札幌から  ニュースの現場で考えること)

この件では、このページが詳しい。  テレビ愛媛 愛媛新聞

日本では、告発についての考え方が遅れていて、
特に巨大組織では「裏切り者」というレッテルを貼られることも多い。
横山秀夫の小説にあるように、警察は組織を守るために何でもする。
そして時に「正義より組織」という考えになってしまう。
どこかで告発者を守る必要がある。


私が思い出すのは雪印の告発を行った西宮冷蔵のことだ。

雪印告発の西宮冷蔵、神戸税関から弾圧

尊厳をかけた内部告発 ~食の安全の観点から~

愛媛県警にしても西宮冷蔵にしても、結局は「告発したものは損」ということになっている。

内部告発者保護法の制定を 内部告発者保護法の制定

こうした「告発者は損」という風潮が広がるとどうなるか?
社会悪はそのままになり、「正直者は損」ということを皆で認めたことになる。

将来の告発者のために、こうした風潮はここで止めなければならない。
告発者が誉められる社会はすぐには来ないかもしれない。
しかし、 告発者が責められる社会は今すぐに変えよう。

愛媛県では親が子どもを叱る時、「そんなことしていると愛媛県警に入れるぞ!」  
という文句が流行したりして(泣)。



追記

1月31日のニュース23(TBS)で、この件に関する愛媛県警の記者会見が報じられていた。
県警は「報復人事ではない」としたが、本当に報復人事だとしても「報復人事だ」と認めるわけはない。
最初から結論の決まった記者会見ほどつまらないものはない。



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最終更新日  2005.01.31 20:04:01


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