りゅうちゃんミストラル

りゅうちゃんミストラル

2005.05.23
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カテゴリ: スポーツ

キリンカップは絵に描いたような負け方だった。
いくら南米予選を戦っているとはいえ相手はベストメンバーではなく、
飛行機で一日かけて地球の裏側から来たのに。
機内食を少なくとも5食は食べているのに・・・

まだワールドカップ予選まで27日のUAEが残っているが、不安が残る内容。

ジーコは今まで運が良かった。
中国でのアジアカップ、そして一次予選、最終予選の北朝鮮戦、バーレーン戦。
すべての試合で運が日本を勝たせてきた。
確かに運も実力のうちだ。
だが、いつまで幸運は続くのか?
今までの幸運がこの先も続くことを誰も保障できない。

ジーコが監督になってから私はひとつ学んだ。
それは、 「サッカーは主に足でするものではなく、運でするもの」 ということだ。
さすが神様はやることが違う。私のような凡人には理解できないことだ。

このまま運で代表は勝つつもりなのか?
ドイツに行くつもりなのか?

試合をテレビで観ていて睡魔が襲ってくる内容、そして今後の不安。
日本の各選手の顔には 「この相手はやりにくい」 と書いてあった。
ペルーは確かに「崩し」がしにくいチームではあったが、
日本は簡単なパス回しですら不安があった。

ムエタイ(タイボクシング)の選手はいくら殴られても、
「お前のパンチ効いてないよ!」という顔をするものだ。
あからさまに嫌な顔をすればそれはすでにプロではない。

三浦淳宏の起用は選択肢としてはいいのかもしれない。
しかしマナーマ(バーレーン)で行われるであろう次の試合で、
三浦をペルー戦と同様に起用できるのか?
これは考え方の問題で、「攻撃している間は攻められない」と考えるのか、
それとも「専守防衛」が優先と考えるのか選択が必要になる。
簡単な話が「監督の好み」次第。
バーレーンは日本がホームでやっと勝った相手。
ならば勝つことより先に「先制点をやらない展開」が日本には求められる。
その場面で三浦を使う勇気がジーコにはあるか?

玉田は残念なことに代表のメンバーとしては不適格だ。
ただ彼には可能性を感じる。
少しベンチから試合を見せたほうがいい。
明らかに絶好調の頃とは違う玉田がそこにはいる。

今後ジーコがバーレーン戦に向けてすることは、
「海外でのこの2試合がいかに重要か」ということを改めて選手に言い聞かせること。
そしてヨーロッパ組をコンディション調整して国内組と合わせて試合に臨むこと。
この二点だけだろう。
今さら新しい選手を27日のUAE戦に起用することは時間の余裕からできまい。

それでドイツに行ける?本当に信じていい?
「決定力不足」「海外組が必要」などという言葉は聞き飽きた。
まともにシュート、と言うよりキックができないFW。飛び出しに不安のあるGK。
日本のプロにはこんな選手しかいないのか?
日本代表は「サッカーが苦手な選手」しか選ばれないのか?
これでは小学生がニンジンやピーマンを食べられないのと一緒だ。
苦手なら無理をすることはない。すぐにサッカー以外のことをしよう。

私には 「誰が監督やっても同じ」 とか、
「今さら監督変えても」 というもう一人の声が聞こえてくる。

確かにそうだ。試合は監督がするものではない。
ではこのままジーコに任せてもいいものなのか?
私だってジーコを信じたい。信じたいが不安はどうしても残る。
ペルー戦はため息と不安ばかりが残った強化試合だった(泣)。

私はどうしてもフランス大会の予選を思い出す。
負けた時代を長く見てきたせいか、どうしても最悪の状況を思い出すのだ。
コメントも悲観的になりがちだ。
あの時も協会は土壇場で加茂を更迭した。

今回も同じにならなければいいが・・・

頼むから安心させてくれ!
もう予選でのスリルは十分だ。



追記

正直に言うと、もう協会は次の監督を探していると私は確信している。
サッカーは義理と人情だけでは勝てない。
日本人は優しい。代表がくだらない試合をしても監督辞任要求が出にくい。
しかしサッカーはシビアな世界だ。
リスクを回避するために「最悪の場合」を想定することが協会には求められている。

もし逆に幹部が監督候補を決めていないとしたら、日本協会には未来がない。
当然ジーコはふと監督交代を恐れ、考えるだろう。
疑心暗鬼にもなるに違いない。
サッカーの世界とはそんなものだ。特にワールドカップは。
だからこそ代表監督には最善以上に結果が求められる。

私には代表監督で思い出すことがある。
92年のバルセロナオリンピック最終予選(マレーシア)でのことだ。

当時横山兼三が日本代表監督だったが、サッカーファンには人気がなかった。
そればかりか横山は憎まれてもいた。
横山辞任を求める署名活動が起こったくらいだ。

その横山がオリンピック代表の「総監督」になった。
山口という監督がいるにもかかわらず。
結局日本はバルセロナには行くことができなかったのだが、
当時の日本協会会長だった藤田静夫氏(故人)と、
私は選手が泊まるクアラルンプールのホテルで話をした。

藤田氏は言った。 「みんな横山の悪口を言うが、一度彼(横山)と話をしてみるといい。いい人だぞ」

私はその瞬間に違和感を感じた。
何故なら、代表監督とは「いい人」である必要がないからだ。

どんなに人間性が評価できなくても「勝つこと。結果を出すこと」が最優先される。
どんなに酒を飲んでも報道陣への対応が問題になっても、
選手を罵倒しようとも当たり前のことだが、代表監督は勝てばいい。
求められるのは人間性ではない。


ワールドカップ予選は小学校の運動会ではない。
「努力しました」「がんばりました」は代表監督には必要ない。

だからこそジーコにも結果が求められるし、私は結果を第一に求めている。





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最終更新日  2005.05.23 11:53:39
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