ワルディーの京都案内

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2016/01/13
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カテゴリ: 私の十大ニュース
2016年 1月13日(水)】

 2014年はその年末に"私の十大ニュース"を投稿しましたが、2015年分は大掃除とかで投稿できませんでした。年が明けてしまいましたが、遅ればせながら去年を振り返ってみたいと思います。


●後腹膜脂肪肉腫

 2014年7月に発病し、M病院に間欠的に入院し6クールにわたる抗がん剤治療をしました。2014年12月31日に6クール目の抗がん剤治療を終え退院しました。6クールの抗がん剤治療はもともと想定していたものです。

 治療を始める前は、抗がん剤が効く可能性は非常に薄いと言われたので、余命は短いと思っていました。ところが11センチあった腫瘍が第2クール後のCT検査で6センチまで小さくなっていることが分かりました。しかし、第4クール後ではあまり小さくなりませんでした。第6クール後の1月にCT検査をしましたが、やはりあまり小さくなっていませんでした。

 私は以前「腎盂がん」で片方の腎臓を摘出しており、今回のがんは、その残った腎臓の後ろにできました。腫瘍の大きさが大幅に小さくなれば、残った腎臓を温存したまま、患部のみ摘出という可能性もあるとのことで、それを期待してたのですが、腫瘍はまだ大きく、主治医からは、透析の準備をしたうえでの、残っている腎臓ごとの摘出手術が提案されました。

 私もそれしか方法はないと思い、透析になるとどんな生活の質になるのか、どんなリスクをかかえるかを調べたりしました。

 この治療をするのを後押ししてもらうつもりで、2箇所セカンドオピニオンを聞きにいきました。他の治療法を探すのが目的でははなく、「透析をしたうえで、残った腎臓ごと摘出するしかないですよ。」ということを他の医者からも聞きたいがためです。行ったのは、抗がん剤治療の前にも聞きに行ったことのある、東京の国立がん研究センターと大阪府立成人病センターです。

 東京では、腎臓ごと切除しても再発リスクが高いので、抗がん剤で延命したほうがまだましと最初は言われたのですが、内部で相談していただいた後に訂正の電話があり、やはり透析を準備したうえで、残った腎臓ごと切除するのが、一番よい選択肢だということになりました。



 CT画像を持って兵庫県粒子線医療センター(以下HIBMC)に行ってみました。「再発リスクは手術で摘出する場合より大きくなるし、腎臓にも多少照射されるので、結局腎不全になり、透析をしなければならなくなるリスクもあるが治療は可能。」とのこと。

 少し迷った後、決心を固め、HIBMCに3月中陣から4月末まで、約1ヵ月半入院し粒子線治療を受けました。痛くも痒くもなく、肉体的、精神的負荷がほとんどない夢のような治療でした。

 その後、M病院に戻って、1ヵ月に一度の血液検査と3カ月の一度のCT検査を受けてきました。腫瘍の大きさはかなり小さくなりましたが、直近のCT検査では大きさは変わっていませんでした。

 血液検査では、クレアチニンが少し高くなりつつあり、腎機能が悪化方向ですが、まだまだ透析をするレベルよりかなり低い値に留まっています。

 さて、これから腫瘍の大きさと腎機能低下がどうなっていくかです。祈るしかありません。

 腎機能低下以外の副作用で治療中から起こったのは皮膚の炎症です。これは退院してしばらくして納まったのですが、色素沈着は残りそうです。

 照射部の皮膚下の炎症が遠因になったのだと思いますが、7月くらいから右手や右手に痛みやダルさが出ました。10月くらいから、照射部やその回りに「むくみ」が生じ、痛みも出てきて、11月には、ベッドから起き上がるのも一苦労という状態に陥りました。どうなるかと思いましたが、12月になって納まりだし、現在「むくみ」は残っていますが、痛みはほとんどなく、生活に支障があるという状態は脱して、元気にしています。

 再発リスクや腎不全のリスクはありますが、透析をせず、普通の生活を送れているもの、セカンドオピニオンを聞きに行ったおかげです。そして、粒子線治療を紹介することがよくある整形外科がたまたまセカンドオピニオンの窓口になっていたという幸運も重なっています。

 こういう幸運にも恵まれて普通の生活ができているわけですから、一日一日を感謝しながら大切に生きていかねばならないと思っています。


図:粒子線治療の原理(HIBMCパンフレットから)
 患部付近に線量のピークを持ってくることができるので、正常組織に大きなダメージを与えることなく治療ができます。
IMG_0004.jpg


図:粒子線治療装置と粒子加速器(HIBMCパンフレットから)
IMG_0010(加速器).jpg






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最終更新日  2021/06/27 10:38:13 AMコメント(0) | コメントを書く


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