ワルディーの京都案内

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2016/03/13
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テーマ: 闘病日記(3887)
カテゴリ: 癌闘病記
2016年 3付き13日(日)】

 後腹膜脂肪肉腫に罹り、抗がん剤治療に続き粒子線治療を受けました。現在、経過観察中です。

 1年前、兵庫県粒子線医療センター(以下HIBMC)での治療が始まりました。

 前日、治療開始直前に、治療説明を受け、腎不全になって結局透析をするリスクが高いということを聞かされました。再発をした場合に、手術はほぼ困難なので、透析をして摘出手術をしたうえで、放射線治療や粒子線治療を再発予防のためにする方法もあり得るとのこと。

 腎不全になるリスクは覚悟のうえでしたが、お話ではかなりの確率で腎不全になるとのことで、ショックでした。粒子線治療を受けるかどうかは、リハーサルだけはやったうえで、もう一度考え直してもらってもいいとのことでしたので、一晩だけ結論を保留しました。

 一晩考え、翌日のこの日、再度、担当医との面談に臨みました。

 2015年3月13日の日記からです。


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【2015年3月13日】

■やはり粒子線治療受けることに

 昨日、担当医から腎不全で透析となる可能性が高いと言われ一旦粒子線治療を受けることを保留しました。もう一度落ち着いて、頭を冷やして考え、家族ともよく話をしました。昨日は頭がまっ白で、先生の話もよく理解できないままのところもありましたので、もう一度疑問点をまとめたうえ、10時半から先生にお時間をいただいて、色々質問して話をしました。

・XXさん(私)のプログラムの粒子線治療で5年で腎炎になる可能性はそれほど高い
 わけでははない。
 (数字は忘れましたが、20%とかそんな値だと思います。)

・ただXXさん(私)はすでに片腎なので、負担が大きく、腎不全まで至り透析になる
 可能性が高い。透析を覚悟して治療に臨んでいただかざるを得ない。

・粒子線治療後の再発と、手術摘出後の再発はメカニズムが違う。

 ハチの巣が病巣だとすると、ハチの巣ごととるのが手術。
 でも地中にいるハチの子は残ってしまう。
 地中のハチは取りにくい。

 ハチの巣の中のハチも、地中のハチの子も殺してしまうのが粒子線治療。
 ハチの巣は残る可能性はある。
 ハチがその中に残っている可能性もある。
 従って、CTで見て病巣が残っていても、大きくなって来ない場合もある。
 病巣が大きくなってきても、手術でとれる場所なら取れる。

 このようなメカニズムだから、手術後の再発は、もともと手術で取りにくい
 ところの再発が多い。従って、再発の場合は、手術の方が取りにくいといえる。

 しかし、粒子線治療で血管がもろくなっていたりするし、粒子線治療のことも
 よく知らない医者がほとんどなので、粒子線治療で再発したら、医者は手術を
 拒否するだろう。
 でも、できないわけではない。
 再発の場合、手術をしてもらえるような人脈を形成しつつある。
 泌尿科関係では実績はまだないが、北海道だけど頼める先生はいる。
 再発したら私のところに来て欲しい。

・病巣はCT画像上は完全に消えない場合もある。ハチの巣は残るが、ハチが
 全部死んでも、それ以上画像では小さくならない。
 最長でも2年くらいで消えたり、縮小が飽和する。

 照射中に小さくなると、腎臓や腫瘍の位置が変わるので、照射設計を変更
 する必要がある。適切なサイクルでCTで確認する。

・直近に撮ったPET-CTの所見と画像では、画像に現れるような転移はない。
 あなたの腫瘍部分のブドウ糖の集積度はそんなに高いわけではない。
 (画像の見方も教えてもらいました。)

・「先生なら、片腎しかない場合、手術か粒子線かどちらを選びますか?」
 「粒子線。腎臓を温存できる可能性があるし、駄目でも透析なしの
  時間があるし。私自身が、粒子線治療をやっているし、粒子線治療を選びます。」

 私の質問に的確に親切に答えていただき、私もよく理解できました。その内容から、粒子線治療のほうが、ベターだと思いました。先生にも「まかしておいてください。」という雰囲気がありました。

 その結果、やはり粒子線治療を受けることにしました。同意書にもサインして、予定どおり午後4時から最初の照射治療を受けました。

 リハーサルもしているので、すんなり治療に入れました。治療台にうつ伏せに寝て、固定具で体を固定しもらって位置決めです。位置決めができたら「ハイ、これから照射します。普通に息をしていてください。」痛くも痒くもないと聞いていましたが、その通りです。CTやMRIのような音もしません。本当に静かです。多分加速器などは音がしているのでしょうけど、治療室にはビームが飛んでくるだけで、シャッターを開け閉めしてビームを当てるだけだからでしょう。あっけないくらいの一回目の治療終了です。

 逆に怖いなぁと思ったのは、X線の被爆事故です。見えない、臭わない、音もない、そのときは痛みもない。でも体はダメージを受けている。

 外泊届と食事のキャンセル届を出して、午後5時前のバスに乗って、自宅に戻ったのが午後9時前。


HIBMC(パンフレットから)




以上3月13日(金)の日記でした。


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 このプロセスのおかげで、今回も後悔なく治療に臨むことができました。

 この日から、32回の照射治療が始まりました。5月1日が退院予定。約1ヵ月半の入院です。 

 「痛くも痒くもない」治療で、重い副作用もありませんので、土日や機械のメンテ日には、外泊届を出して自宅に戻りました。外出届を出して、修復が終わった姫路城や龍野の町を観光したりもしました。抗がん剤治療とは比べものにならないくらい、負担の少ない治療でした。


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過去の治療履歴は下記を参考にしてください。

がん治療日記: http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=10
がん治療振り返り: http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=11





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最終更新日  2021/08/04 10:57:04 AM
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