ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2017/05/20
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カテゴリ: 常駐ガイド
【 2017年 5月20日(土)】

 今日は「旧三井家下鴨別邸」ガイドの第10日目でした。ペアの方は、Iさん(N8男性)。ごいっしょは2回目です。

 今日は2階で朗読の会がありました。


 旧三井家下鴨別邸のご案内続きです。

前回 は、玄関棟の外観を紹介させていただきました。今日は、その内観です。


車寄(くるまよせ)
 お客様にはここからお入りいただきます。
 お履物をビニール袋に入れていただいてお入りいただきます。






筬欄間(おさらんま)  (車寄上部)





釘隠し  (車寄せ上部)
 修復あるいは新しいものに取り換えられたようです。





広間
 玄関に入って右の部屋。この部屋で我々は案内をさせていただきます。
 長椅子が置いてあり、最大20名の方に座っていただけます。
 三井家の歴史についての説明パネルが置かれています。




 この部屋は、 顕名霊社 で行事があったとき、会社の重役の方々が休憩された場所です。 格天井 、襖など内装は 書院造り を基調とした和風ですが、天井が高く、当時は絨毯が敷かれ、椅子とテーブルが置かれ、洋室として使われていました。修理前はグレーの絨毯が敷かれていましたが、修理中に古い緑色の絨毯が発見されたので、当初の緑色に復元しています。

 ガラス窓は、うねりのある 「大正ガラス」




 格天井は、 「猿頬(さるぼう)天井」 となっています。猿の頬(ほお)のように面取りがされています。天井は米檜の柾目。柱、長押も米檜。上部は 「蟻壁」 (写真の柱のない部分)になっていて、高くなった天井によって、間延びした感じになるのを押さえてくれています。







襖、壁紙
 唐紙の模様はもとあった模様を再現。材質は 「鳥の子紙」 。元紙色が「鶏卵の殻」に似ていることから、この名がつけられたと言われています。「加飾技法」は 「雲母押し(きらおし)」





 壁の仕上げは 「四分一(しぶいち)」 。写真の右半分、壁の周囲の細長い木です。一寸角の四分の一の意といいます。






玄関廊下
 左が玄関、広間、奥が洗面所になっています。手前右に主屋に繋がる玄関棟南廊下があります。





玄関廊下の格子
 内外の意匠が異なっており影が美しい。格子はやはり猿頬に加工されています。






洗面所
 広いので、行事の際の会社重役の着替えの場所も兼ねていたかもしれません。

 床は松、鏡枠は桜、鏡受台は欅、収納袋は松。左の壁の板は継ぎ目がありません。 トネリコの木を桂むきにしたベニヤ板。 昔は高価だったと思います。トネリコは曲げに強い木材のようです。

 天井は格天井ですが、折上のようになっていて、その部分は竿縁となって凝った造りです。








玄関棟廊下から主屋に繋がる廊下(玄関棟南廊下)へのドア






(続きます)


【過去のご案内】

4月11日  ロケーション、開館時間、入館料など

4月15日  公開に至る歴史、敷地・建物面積、建築年代、公開対象

4月24日  【番外】木屋町別邸所在地探索

4月30日  建築目的と顕名霊社

5月3日  三時代に渡る建築の歴史

5月11日  玄関棟外観


(続きます)


(内容再考版。原文は非公開日記に移動済み。)



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最終更新日  2019/06/01 03:54:11 AMコメント(0) | コメントを書く


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