ワルディーの京都案内

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2021/05/14
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テーマ: 京都。(6369)
カテゴリ: 若冲と応挙
【2021年5月14日(金)】

 昨日から暖かさが戻ったようです。今日は良いお天気です。今日はもともとは両足院の予定でしたが、コロナでキャンセルになり在宅でした。明日と、25日の会関係を進めました。コロナで在宅が続くので、時間がとれるよになった5月8日から、雨天以外は8000歩(昼間の室内ありきも含む)の散歩をしています。


「奇想の画家 若冲と応挙」


第1章 近世日本絵画史概略(続き)

1-2 安土桃山時代

 では、まず安土桃山時代(16世紀後半~17世紀初頭)から見ていきましょう。この時代は、織田信長、豊臣秀吉の時代です。下剋上の戦国時代から抜け出したこの二人が、天下の支配権を握った時代です。またこの時代は、欧州に使節を派遣したり、朝鮮へ出兵したりということで、海外に目が向けられた時代でもありました。そんな時代背景だったので、気宇壮大な絵、威信を誇示する絵が求められました。

 前回示した年表のうち、安土桃山時代部分を中心に拡大します。


年表「近世日本画の代表的な画家」の該当部分拡大




 この要求に応えたのが、 狩野派 です。 狩野永徳 の巨樹表現、大画面方式がもてはやされました。下図は 狩野永徳筆、「檜図屏風」 です。樹木の幹や枝が画枠からはみ出すダイナミックな構図になっています。


狩野永徳「檜図屏風」(国宝)部分 東京国立博物館




 このような絵が流行するようになり、同時期に活躍した、 長谷川等伯 海北友松 (かいほうゆうしょう)、 雲谷等顔 (うんこくとうがん)、 曾我直庵 (ちょくあん)も追随せざるを得ませんでした。下図に 曾我直庵の鶏図屏風」 を示します。堺で活躍した絵師で、水墨画や漢画の手法を取り入れ、中世的な絵を描く絵師ですが、この絵では巨樹表現を取り込んでいます。


曾我直庵「鶏図屏風」右隻 高野山宝亀院(重要文化財)




 またイエズス会の宣教師によって、油彩画の教育がされ、下のような西洋画法の絵が日本人によって描かれました。本格的な陰影法が取り入れられています。しかし、やがて禁教とともに歴史の闇に埋もれ、日本の絵画界にほとんど影響を与えることはありませんでした。もし、キリスト教の禁教がなかったら、江戸時代の絵画の様相もだいぶ変わっていたかもしれません。


「泰西王候騎馬図」(部分) 神戸市立博物館 重要文化財





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最終更新日  2021/05/16 11:10:43 AM
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