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今夜は、あの中村文昭さん(「お金でなく、人のご縁で、でっかく生きろ!」の著者)の、
師匠であり、本の中にも度々登場する、田端俊久さんの東京講演会の日で、仕事場から
かけつけて、何とか間に合いました。
会場の「日本青年館」には1000名以上の方が参加して、終了後も会場のロビー、玄関も
すごい人で、知人も何人かいらしていたのですが、はぐれてしまいそうでした。
マイミクの美女二人にも再会!(お二人ともマジっ!綺麗な女性です!)←強調!(^^)
そして、、、あの白バラ王子にも再会!(^0^)
駅までご一緒して帰ることになり、会場の外に出ると、、、、
そこに、ちょうど、田端さんが主催者の方達とお話しをされていたのです。
今から、4年前の夏、中村文昭さんの初めての講演会が東京の秋葉原で開かれた時、
本を読んだばかりの私は著者の、中村さんがどんな人なのか、この目で確かめたくて、、
土砂降りの雨の中を出かけて行きました。
中村文昭さんのお話しは想像以上の面白さで、まさに、笑い&笑い&笑い&涙!
その中に何度も登場する、「田端俊久」さん!
この人に是非!逢いたい!と強く思った私・・・
そして、それから1年後の6月、東京の大井町で、田端さんの講演会が久しぶりに開かれ
る!と知って、出かけたのでした。(その時は2回にわたる講演でした)
ちょうど、2回講演の最初の日と、次の講演日の間の日にあったのが、「這い上がり」の
著者の、古市佳央さんの講演会だったのです。(そのご縁が今に繋がるなんて!^^)
田端さんの1回目の講演を聞いて、当時、心を病んだ人々をサポートするNPO関連の店
(喫茶店)を手伝っていた私は、ある男性の店の常連さんに田端さんのお話しを是非!
聞いてもらいたいと思い、2回目の講演会に一緒に参加したのです。
彼は20代後半、覚醒剤中毒で精神科に入院し、その時は退院し、症状は改善されてい
るのですが、定期的に通院しながら社会復帰をしようとしている人でした。
覚醒剤所持で、懲役に服したこともある彼は、前科者ということで、仕事も限られてきて、
迷いのただ中にいました。
服役中に知り合った、某組の若頭から、組員になる誘いを受け、迷っていると話していて
私も、心配していたところでした。
確かに、覚醒剤に手を出すなんて、、、社会的にも許されることではないけれど・・・
子供時代から、ず~っと柔道一直線!できた彼が挫折し、違う道を見つけ、頑張っていた
ものの、次々と困難なことが起こり、、、
柔道の師匠に裏切られ、母に捨てられ、将来を約束した恋人に裏切られ・・・
傷ついて、荒んだ、彼、、、その逃げ場が覚醒剤だったのです。
柔道で鍛えた立派な体格&パンチパーマ!
どこから見ても、そのスジ?の人に見えるのですが、根は真面目な優しい青年でした。
だからこそ、私は彼に立ち直ってほしい!と切実に思ったのです。
そして、講演会の後の、懇親会で田端さんのお隣の席に座り(いつもの事?^^;)
田端さんに直接、彼の悩みを聞いていただいたのです。
彼を一目見るなり、田端さんは言いました。「君の目は死んでいるね。」と・・・
「それだけ立派な丈夫そうな身体だったら、何をしても働けるじゃないか。」
「組員になるのも、一つの選択だと思う。」
「けどな、これだけは確かなことだから、憶えていてほしい。」
「どの道も、それぞれに厳しいことに変わりはないぞ。」
大きな身体の彼が、とても小さく見えて、田端さんが、まるで組長のような光景でした(^^;
それからも、色々彼と話しをしていたようでした。(私は少し席を外したので・・・)
田端さんと話した後の彼は少し元気が出たようで、私も嬉しくなりました。
その後、何回か、店に来ていたのですが、しばらく顔を出さなくなり、心配で電話をかけた
のですが、応答がないままで、次にかけた時はその番号にはかからなくなっていました。
彼が、組員の道を選んだのかはわかりません。
そこに、自分の居場所を見つけたのなら、それはそれで致し方ないと思います。
でも、あの日、田端さんと向き合い、真剣に話しをしたことは、きっと彼の心のどこかに、
刻まれていると思うのです。
そして、今夜、講演の後の田端さんに出逢い、思わずかけより、その時のお礼を言うと、
「やぁ~!あの時の~!」とおっしゃっていただいたのですが・・・
あれだけ大勢の人達の中で果たして???とも思う、、、疑い深い私です(^^;
でも、もし憶えていて下さったなら、凄い!ことだし、そうでなくても、あの日の事は私にも
忘れられない思い出です。
そして、その時、そばで大きな田端さんへの花束を預かっていらした、主催者の方が言っ
たのです。
「この大きな花束は持ち帰れないそうなので・・・」
「どなたか、お持ち帰りいただけますか?」
偶然、そばにいた私なので、即!その花束を受け取り、お礼を言いました(^0^)
あまりに大きい花束なので・・・電車で持ち帰るのは大変?(^^;
なので、、、その場にいた人達にお好きな花をお分けしたのですが、、、
それでも、まだまだた~~くさん!
人身事故の影響で、超!混雑の電車でしたが、必死に抱えて帰宅、大きなガラスの花瓶
に入れて、眺めながら、この日記を書いています。
田端さん!素敵な花束をありがとうございました(^0^)//
今夜の講演会の冒頭で、「これが最後の講演会・・・」と田端さんは言われたのですが、、、
すぐには、ピンと来ず、その後の言葉に耳を疑いました。
「体調が悪いので、調べてもらったら、癌で、もう長くは生きられないかも知れない」
田端さんは27歳で、末期癌を宣告され、その後、熊本に帰り、今までの生活を全く変える
ことで、気がつくと癌が消えていた!ということは聞いていたけれど、それから20年たって
今、また、癌が再発?
外見は顔色もよく、信じられない位だけれど・・・
体調は良くないらしいのです(ーー;
残された時間を、思う存分生ききる!という並々なら決意が、田端さんを力強く見せ、輝
かせているのではないかと、、、そう感じます。
誰も限りある命の時間をいただき、今を生きているのだから、、、
この世は不平等だと思えることがあっても、、、、
時間は平等だと思う。
多少、短い、長いはあったとしても、、、
限りある時間を生きることにおいて、平等なのだから・・・
その時間をどう過ごすかは、人それぞれ、、、
それぞれの時間、
その時間のひと時を、田端さんにお逢い出来た私は幸せ者だと思う夜でした☆