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訃報を聞きました。身近な二人の人でした。
一人は亡き父の長兄(90歳)で、昨年12月31日に亡くなり、明日、近親者だけで、
見送るそうで、正式な葬儀はしないとのことですが・・・
明日も仕事で、人の調整がつかないので、休めず、お焼香だけしてすぐに仕事場に
行く予定です。
伯父は停年退職後、離婚し、長い間待たせていた恋人と再婚、伯母には退職金から
慰謝料を払ったそうで、その退職の日まで伯母も離婚を待っていたらしいのです。
4人の子供をもうけながら、帰宅するのは冠婚葬祭の時だけの仮面夫婦で、私も子供
の頃から、大人達の会話から、うすうすは気付いていました。
4人の子供達がそれぞれ結婚し、親の役目も終えてから正式に再婚、それからもう30年
近くがたち、あまり親戚付き合いもせず、夫婦二人だけで暮していることは知っていて、
数年前までは年賀状のやりとりで、無事?を確認していたのですが、ここ数年音信不通に
なり、風の便りで昨夏頃に体調が悪いような話しは聞いていました。
伯父には息子が1人、娘が3人いるのですが、娘達は長年自分達をかえりみず、母親に
も苦労をかけ続けた父親を許せなかったのでしょうか・・・
再婚以来、会うことはなく、最後に会ったのは母親(伯母)の葬儀で、元々華奢な体型の
伯母でしたが、癌のためやせ細った、元妻の顔を見て「苦労をかけたなぁ・・・!」と、、、
男泣きしていたと話していました。
そういう伯父でしたから、晩年は寂しかったのかも知れません。
唯一、親しくしていたのが父だったのです。
二人とも酒好きということもあり、再婚後も、父は伯父の家へ時々行って飲んでいました。
その父も亡くなり、ここ数年は誰とも会うこともなく過ごしていたようです。
亡くなったことは、伯父の息子が、父の末の弟に知らせてくれたそうで、そこから他の兄弟
に連絡したとのこと。
父の兄弟もみな高齢なので、正式な葬儀もしないという事で行かないらしいのです。
それよりも、現在の奥さんが、親戚に来てほしくないみたいなのです。
再婚の際、まわりからもあまりよくは言われなかったでしょうし、長年の恋人であったこと
も身内の皆が知っていて、肩身の狭い気持ちもあると思うのです。
娘達が明日来るかどうかは、わかりませんが、どんないきさつがあるにせよ、最後のお別
れには来てほしいと思うのですが・・・
伯父の話しが長くなってしまいましたが、もう一人の方の訃報です。
今年も、年賀状を書きませんでした。
その代わりというか、毎年下さる親しい人、お世話になった人には電話で新年の挨拶を
させていただいています。
今日も時間があったので、仕事場から数人の方に電話しました。
その方の娘さんが電話に出られて「母は亡くなりました・・・」と言うので、、、
「えっ!いつですか?」と聞くと、、、
「昨年の9月ですが、身内だけの密葬で、みなさんにはお知らせしなかったのです」
「突然のことでしたし、母のまわりも皆高齢なので・・・」
その女性は、70代後半くらいだったと思います。
私の店の開店以来の常連さんで、仕事帰りに寄られては、お茶を飲み、世間話しをされ
ていかれた人なのです。
数年前、店を閉めた時、一番残念がってくれたのは彼女だったかも知れません。
「仕事で疲れていても、ここに寄ってあなたと話すのが楽しみだったのよ~」
「ぁああ~、これからは話す場所がなくなっちゃうわネ・・・・」
とても、寂しそうでした。
30歳前半で、小学生の女の子二人を残して、事故で亡くなった旦那様。
女性の職場も少ない時代、途方に暮れた彼女のために旦那様の同僚が奔走して仕事を
探してくれたおかげで、経理事務の仕事が見つかり、以来、ずっとそこで働き、定年後も
その仕事ぶりを買われて、嘱託として働いていたそうです。
元々、優秀で能力のある人なのでしょう。
二人の娘さんを大学にまで進学させ、上の娘さんは、私と同世代?だと思うのですが、、
大学院を卒業、現在は某女子大の教授をされているらしいのです。
下の娘さんは結婚し、隣県にお住まいで、上の娘さんと二人暮らしでした。
時々話す内容から、察するに、、、彼女は職場では親しく話す人はいないようでした。
自分にも他人にも厳しい?のか、若い社員にはケムたがられていた?存在のようで、、、
時々「最近の若い人は、何考えているのかしら!」と憤っていました。
「あっ、すみません!何も考えてなくて~^^;」と私、
「あっ、別にあなたのことじゃないのよ~」
「あっ、そうでした!それほど若くなかったですネ^^;」
そんな会話で笑ったりしたものです。
「再婚は考えなかったのですか?」
「あなた、考えてみてよ~、二人の子持ちよ!」
「今の時代ならともかく、あの頃はそんなこと~!」
「あっ、というより、素敵な好みの男性がいなかったんですネ~^^」
「○○さんって、けっこう面食いじゃありません?」
「面食い?私が? あっ、でもそうかも知れないわね~~」
と、笑いながら、、、
「あら、いやだ!こんな時間だわ~、帰らないと~!」
と、急いで帰られたことも、しばしばで・・・
今、考えると、私の店で品物を買うというより、みなさんお喋りしに来ていたのかも?
だから、、、赤字になったのかしら~???(笑;
娘さん曰く、、、、
「亡くなってから、ずい分たってしまっていますし、どうかお気を遣わないで下さい」
でも、毎日のようにいらしてくれて、お世話になったのですから・・・
近いうちに遺影にお花を届けようと思っています。
いつも地味にしていた人ですが、本当は華やかな面もあったように思います。
いつだったか、星座占いの話になった時、彼女は8月上旬生まれの【獅子座】だとわかり、
私が獅子座の女性の特徴を言うと、彼女は目を輝かせて嬉しそうに言ったのです。
「あら~~!案外当たっているかも知れないわ!^^」って・・・
そうだ!う~~んと華やかな花を届けることにします♪
【獅子座】の彼女の遺影に。。。