PR
Keyword Search
Freepage List
Comments
「君の電話番号、教えてほしいんだ」
あなたは、少し恥ずかしそうに、、、
でも、きっぱりと、心を決めたように、聞いたね
あなたの降りる、バスの停留所が見えてきた頃だった
私が、早口で、番号を伝えると、、、
あなたは、その番号を繰り返して、、、
「うん!憶えたよ!」と、微笑んで、、、
「じゃぁ、後で電話するからね!」
軽く、手を振りながら、バスを降りて行った
「あんなに早口で言って、本当に憶えているのかしら?」
もし、憶えていなければ、それはそれでかまわない・・・
そんな軽い気持ちでいた私
その夜、、、
忘れた頃に、電話がかかってきた
「こんばんわ!○○です。」
『えっ!電話番号、一回言っただけなのに?!』
「うん!記憶力がいいからね~」
いつも、顔を合わせているのに、、、
電話で話すのは、初めてだった
何だか、ちょっと、落ち着かないまま、、、
とりとめのない話しをしたネ・・・
その後、ずいぶんたってから聞いてみた
「記憶力がすごいのね~!1回聞いただけなのに?」
あの時、バスを降りてから、猛ダッシュで走り、紙とペンを買って、、、
聞いたばかりの番号を書きとめたのだと、言う
忘れないうちに、、、急いで!
恋の始まりは、まず電話番号を聞きだすことからなのネ♪^^