弁護士等への説明

説明しようにも、どうすれば良いのかわからない、という方も多いと思いますので、一通りここで説明しておきます。これをプリントアウトして持参しても良いと思います。言葉足らずや、間違いがあったら教えて下さい。

「パチンコ攻略法詐欺」について

まず大事な事は「パチンコ」に「攻略法は無い」という事です。
これは憶測などでは無く「事実」です。
パチンコの台は法規に基づいて製作されていますので、
「遊技の公正を害する調整機能」を有しない事が条件になっています。
知っている人は得をし、知らない人が損をする様な機能をつけては
いけない事になっているのです。

何故そんなものが世間に出回っているのかと言うと、パチンコが
ギャンブルであるという事で、依存する人が増え、ありもしない
「攻略法」にすがる人がいる為です。買う人の認識の甘さも問題ですが
そこに目を付けた詐欺師達が、何の効果も無い「攻略法」を売っています。
大きな業者の前身は「競馬予想会社」などです。

被害者の多くは「騙された事に気付かない」「攻略法を使って不正にお金を
稼ごうとした負い目」「攻略会社＝ヤクザと思っている」などの理由から
泣き寝入りをしているのが現状です。
それに乗じて、現在においても効果の無い「攻略法」を売り続けているのです。

その手口は、雑誌、ＤＭなどで「誰でも簡単に大当りをさせられる！」
「簡単に月○○万円稼げる！」等と射幸心を煽り、電話を掛けさせます。
電話口でも「誰でも出来ます」「簡単です」「稼げます」などと言い、
数万円～数十万円の「攻略法」を購入させます。
銀行振り込み等で入金を確認した後、「攻略法」が届きます。
Ａ４サイズのコピー用紙２枚程に書かれた「手順」です。
攻略法はもちろんデタラメで、何の効果もありません。そこの社員が作った
でっち上げの攻略法手順です。

もちろん、それを覚えてパチンコに行っても、普段以上に大当りする事は
ありません。そもそも攻略法など有り得ないのですから。
攻略会社に「当らない」という苦情を言うと、「手順が間違っている」
「もっと練習が必要」「タイミングが微妙に違う」「それは裏基盤だ」
等と言われます。その苦情を重ねるうちに「諦めてしまう」のです。

現在、その対策として「消費者契約法」での解約を勧めています。
電話での「不実の告知」「断定的判断の提供」等が行われている為です。
内容証明郵便などで請求し、返金させた方、それでも相手にされず、
少額訴訟・通常訴訟を起こし、勝訴した方もおります。

「打ち子詐欺」について

最近増えて来ているのが「打ち子・サクラ募集詐欺」です。
たくさん広告が載っていますが、全て詐欺と言っても良いでしょう。
「攻略法詐欺」と似ているのですが、その特徴は多少違っています。
「ホールやメーカーと提携している」「違法では無い」「稼げる」
と謳い、登録料金を騙し取る手口です。
一度振り込んでしまうと、次から次へと追加料金や、別コースを勧められます。
取り戻せると思って、被害金額が多くなるのも特徴です。

相手の会社は広告掲載地に存在する事は稀で、ほぼ書類などは届きません。
そんなところにお金を払う事自体、どうかしていると思いますが・・・。
しかし、明らかな詐欺ですから、そこを責めても仕方ありません。
専門家以外に、ここからお金を取り戻す事は難しいです。
今までの例は「公示送達による裁判」があります。

弁護士さんもお忙しいとは思いますが、力になって頂きたいと思います。
被害者の認識の甘さは反省すべきですが、詐欺商法を許してはいけません。
詐欺行為を認めさせる事は難しいですが、消費者契約法での返金は可能です。
ぜひ、宜しくお願い致します。

攻略法詐欺撲滅の会　ＡＢＫ

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