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麺は、世界を救う!! 麺類みな兄弟
国際NGO 「ピースキッチン」主催
幻の屋台ラーメン
「さごしラーメン」復活!!
地鶏とサワラのダブルスープ 、 自家製麺 20番中細麺、 絶対満足 !!
鶏チャーシューと愛媛豚チャーシューのダブルトッピング
岡山名物 「さごしラーメン」 400円(御寄付)
なぜ、収益を考えない、ボランティア屋台なの?
2003年4月5日にカンボジアより2年間の シニアボランティア のミッションを終えて帰国した。成田から新宿までの沿道の桜の花の美しさには、感動した。新宿駅地下の豚カツ屋でシニアの仲間と食べた定食は、高かったが、日本の味の素晴らしさには、驚いたものだった。私は、日本に居たときは、インスタントラーメンぐらいのものしか作ったことはなく、手打ちで麺類を作ったことはなかった。カンボジアプノンペンのスーパーマーケットには、色んな種類の小麦粉がおいてある。とにかく、日本の讃岐うどん、ラーメンが食べたかった。キューピーのマヨネーズの味も懐かしく、東南アジアにはないものだ。食べようと思えば、うどんもラーメンも日本人向けに売っている。日清の「出前一丁」が1袋4$には、まいってしまう。どんな国に出かけていっても小麦粉と塩は、市場にある。悔しかった。もし、私に素材から麺を作る能力があれば、いつでもうまい日本の麺が海外で食べられる。シニアの仲間たちも日本の麺には飢えていた。日本から送ってもらったインスタントラーメンとか乾麺を貴重品扱いしていた。日本に帰った私は、リタイア後に海外で生活する際に麺を作る技術を習得しようと勉強を始めた。インターネット、講習会、図書館から資料をむさぼるように集めた。試行錯誤が続いた。気温、湿度、加水、塩度、粉の性質、攪拌の技術等色んな条件が微妙に関連していて、先人の知恵を多少なりとも基礎にしないとゼロからのスタートは、不可能である。データをとることにした。幸い私は、 土木技術者 である。コンクリートの水セメント比、スランプ、ワーカビリティー、コンシステンシーなど、その分野ではある程度の知識はある。コンクリートの配合も麺の配合もよく似ている。ただし、現在コンクリートの 混練は、完全にコンピュータ化 されて、温度湿度などすべての条件を加味しながら 品質管理 している。製麺もインスタントラーメンなどは、完全にコンピュータ化されているだろう。試食は、家族で行う。家族の笑顔が見たかった。子供は正直だ。うまいまずいをはっきり言ってくれるし、助かる。何度も失敗しながら、条件を絞り込んできて、まともなものができるのに1年近くかかった。家族以外の人たちにも試食してもらい評価をいただいたし、逆に、このラーメンを食べてみてともらったこともある。私は、本来、外食をしないので他店の味は、よくわからない。しかし、これでは井の中の蛙になってしまうかもしれないとの不安から食べ歩きもしてみた。しかし、なかなか子供の頃、冬の寒い夜にお袋が夜鳴き蕎麦を屋台からとってくれた味には、出会わなかった。記憶は変化し美化されるものかもしれないが。1年ぐらいで麺はなんとか普通のものが作れるようになったのだが、次はスープの問題に突き当たった。いくら頑張っても、お店のようなスープができないのだ。そのころ、新聞で 笠岡屋台ラーメンプロジェクト を知った。3人のボランティア店主を募集していた。笠岡の商工会の青年部が シャッター商店街の再活性化策 として、 必要最小限の費用でお店 をもつことができるかどうかの実験を行うものであった。私は、躊躇せず応募した。このプロジェクトのフレコミは、無料で小規模ラーメン店の経営、調理法を教えてくれるというものである。これに参加すれば、スープのレシピが手に入るだろうと安易に考えていた。ところが、最初は、皿洗いからのスタート、多少の不安を感じたが3ヶ月間の実習でなんとか先が見えてきた。彼らの情熱は、ひしひしと伝わってきた。 町おこし にかける情熱パワーを彼らから、いただいた。話は変わるが、私は勤め人であるし、副業は禁止されている。だから、ラーメン店をやるにしても収益目当ての店の開業は、リタイアしない限りできない。 収益を得ないお店 というのが存在するのであろうか。それがあるのである。 材料代、機材の費用は、すべて会員の寄付、お客様のお代は寄付金なのである。人件費は考えない。 このようなコンセプトであれば、チャリティー屋台があってもよいわけで、私は妻とこのことを相談し、 ボランティアのチャリティー屋台 を始めることにした。メリットは、調理技術の向上と経営感覚を養えるし、 お客さんがおいしいといってくれれば、それだけで金はいらねえよと「森の石松」状態になってしまうものだ。寄付は、低開発国の支援に使うし、 一部は ユニセフ に寄付することもできる。 無報酬の屋台 の登場である。どうせ ボランティアなら国際的 にやればよい。さらに、欲張って、 地域の特産品開発 も兼ねれば倉敷市に貢献できると思った。 岡山県は、鰆(さわら)を特産品 の広告塔にしている。そこで、 ネーミング を考えた。 「さわらラーメン」 は、ゴロが悪い、「らら」と二重に発音する。 「さごしラーメン」 のほうが、発音が自然であった。こうして、ネーミングを決定した。 差別化しないと特産品ではない 。そこで、魚系スープに鰆を使用することで 差別化 しようと考え実行した。はたして、味はマイルド、県民好みの味になってしまった。 大成功 である。あるボランティア団体がカンボジアで農業の技術支援を行っていたが、 農作物での収入は期待はずれであり、自給自足のために作っている程度のものにしかならない ことは、知っていた。彼らに製麺技術を教え日本食レストランに提供できれば、かなりの収入になり 自立を支援 することができると考えた。私は、カンボジア行きを決意してパスタマシン、小麦粉を用意してリュック一杯に詰め込んで2月にカンボジアに向かった。結果は、彼らに製麺の方法を伝授できさらに、麺の販路を開拓することにも成功した。しかし、パスタマシンは、私の帰国後壊れたそうである。今度は、しっかりした、手回し製麺機を探して持ち込まなくては事業の継続は不可能であると考えている。活き活きと麺を作る子供たちの笑顔を再び見るために。
さごし
国際NGO「ピースキッチン」会員募集のお知らせ
会費は必要ありません。チャリティ屋台のお手伝いをしてくださる方、国際貢献に興味のある方で活動に賛同していただける方なら結構です。受付は、Eメールでお申し出下さい。
Eメール: mackinoue@hotmail.com
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児島でさごしラーメン復活 2007.04.30 コメント(127)
インジェクションカルビ 2007.01.31 コメント(5)