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ようやく秋の気配を感じるようになりました・・・おかげさまで新作「ムーンライトカフェ」のご感想が来店のお客様やスタッフから届いています。特に20年以上さかもとこーひーを飲んでいるスタッフさんが「ムーンライトカフェ美味しい」と言ってくれました。(長年毎日自宅でこーひー飲んでいるので、普段はなかなかそういう感想は言ってくれません(笑)今までと違う印象を受けた時に、率直に伝えてくれます。)
柔らかで親しみやすいでしょ?って言ったら・・・「そうそう!」と・・・余韻も豊かでしょ?って言ったら・・・「そうそう!」と・・・いつもの味わいはさかもとこーひーの常連さん向けなんだけど・・・「ムーンライトカフェ」はもう少し多くの人に親しみやすいテイストにしたんですが・・・伝わったようで嬉しいです。
まぁ、美味しさの引き出しはいっぱいあるんですが・・・どの引き出しがお客さんにピッタリ合うのかが難しいです、自分の好みなら簡単なんですけどねー(笑)
土曜の午後は近所の公民館でのこーひーレッスン12名・・・最初は硬い雰囲気でしたが・・・挽いた香りを嗅いで、ブラジルクラシクス、バークレー・ロースト、モカ・イルガチェフェ(ハマ)とカフェプレスで淹れて、召し上がっていただくと質問が相次ぎ、和やかに終わりました。
見学にいらした他の公民館担当者も喜んでいただき、来年のリクエストをいただきました。
そうそう、毎日テニスのジャパンオープン観てます・・・プロになったばかりの18歳坂本怜選手が錦織選手と組んでダブルスに出ました。圭のテクニックに釘付けになり、怜の躍動感がご機嫌でした。
そして圭の1回戦は同じ世代で同じように怪我で苦しんでいるチリッチ・・・お互いここに来て、レベルが戻理、すごい内容の1回戦、最後は奎が勝ち切りました・・・ファンは会場でもSNS上でも大盛り上がりでした。
そしたら、土曜午後の2回戦は29位のトンプソンが粘りのある素晴らしい内容なのに・・・落ち着いて受け止めて、圧倒しました。集中力も素晴らしく、円熟した強い圭に驚きました。圭本人も復活の手応えを感じたようです。29位を圧倒するなんて、トップ10のテニスです。
そんなこんなで・・・ 「 ブルータスのコーヒー特集 」 の波紋が広がっていますが、業界のコップの中の嵐、 業界とマニア周辺での嵐になっています。
SNSでジェンダー問題他色々と見聞きしましたが、まぁ、一般のお客さんには全くと言っていいほど伝わっていない一面もあります。
アラ古希、業界50年の爺いから見ると、まず、本来業界誌向けの特集で内容だなぁーと思います。 ブルータスも読者絞るといっても、もう少し広い層向けじゃないと難しいでしょう。(広告も少ないし)
40年前50年前は 「 月刊喫茶店経営 」 やらその関連でのムック本やらがあって、業界情報はそこで取っていました、それこそ必死でした。
その辺は今の若者たちがSNS等で新しい情報を得ているのと同じでしょう。
しかし、50年前からコーヒー専門店が全国に増えて、 コロラドチェーンが全国に増え、ポエムのチェーンも増えて、自家焙煎店も徐々に増えて、ドトールが増えて、炭火焙煎ブームもあったりして・・・その後スタバ、タリーズも増えて、スペシャルティコーヒーが日本に入ってきて20年25年経ちました。
見事にスペシャルティコーヒーは一般には広まらず・・・広まったのはコンビニコーヒーという現実があります。
先日も書いたように・・・米国コーヒー市場調査によると、1日のコーヒー消費量は過去20年以上で最高レベルに達しているそうです。自宅でのコーヒー消費量(常に最も人気がある)が過去最高を記録したということで・・・1日のスペシャルティコーヒーの消費量は大幅に増加していて、、2011年以降なんと80%増加しているんだと。
さらに・・・アメリカ人にとって、お気に入りのコーヒーを楽しむ場所として、最も人気のあるのは自宅で・・・1日のコーヒー飲用者の83%が自宅でコーヒーを飲み、35%が自宅以外でコーヒーを飲んでいるとレポートされていました。
その辺、ホームコーヒーへの視点がアメリカと日本で大きな違いを感じます・・・スペシャルティコーヒーが家庭に親しまれてきているのが伝わってきます。
日本がサードウェイブだなんだと表面的な情報・ムーブメントにおどろされている間に・・・アメリカではスペシャルティコーヒーが暮らしに根付いて・・・10年くらい前から、アメリカではロースペシャルティコーヒーのグレードが増加しているというデータを聞いていました。
せっかく良いクオリティの生豆を使えるようになったのに、日本ではスペックシンドロームで競い合うばかりです。
普通のお客さんが素直に美味しいを思う素材とそれを生かした焙煎やブレンドは蔑ろにされて、良い素材が使えなかった50年前と同じハンドドリップアピールです。
で、普通のコーヒー好きの皆さんは手挽きじゃないし、上手にドリップできないしの呪縛があって・・・コーヒーメーカーでは手抜きのイメージがいまだにあります。
日本のスペシャルティコーヒー業界では、チャンピョンになったりでそれを使ったマーケティング推し・・・どこにもお客さんに暮らしが見えてきません。メディア露出頼みなんでしょう。
畳で茶の間の50年以上前の時代には、たまにコーヒー手挽きして淹れるお父さんがいたものです。その後昭和50年代にペーパードリップが広まって、自家焙煎店も増えました。
そして今は畳の無い家が普通になり、リビングにテーブルやソファ、普通にコーヒーが広まっています・・・暮らしは欧米化しているのに、スペシャルティコーヒーは畳時代のままです。(丁寧に淹れたコーヒーをゆっくりと味わってほしい、そんな思いのカフェがありますが・・・まさに畳時代のことでしょう。今は美味しいコーヒーを自宅リビングでゆっくりと味わってほしいです。)
あぁそれなのに・・・業界は業界とマニア周辺にフォーカスしてしまっている現実・・・ムーブメントに乗りたいのか、目立って一発当てたいのか・・・それとも美味しいコーヒーをお客さんに届けたいのか?・・・美味しいと言っても、日常の美味しさ、非日常の美味しさと様々ですが、その辺の「美味しさ」からきちんと考えたほうが良いと思います。
まぁ、さかもとこーひーはホームこーひーをテーマに31年間営業してきて、月に1kg2kg消費するヘビーユーザーの常連さんの多さを知っています。
勿論、コーヒーに詳しい常連さんもいますが、詳しく無いけどコーヒー毎日飲む暮らしの常連さんの多さも実感しています。そういったヘビーユーザーのみなさんはそういう雑誌やカフェの情報から外れています。(ヘビーユーザーの方は量を飲むので安いコーヒーで良い人もいますが・・・安くなくても良いので、手頃な価格で、美味しいコーヒーを毎日飲みたいって人も今の日本には多いです。まぁ、店主がマニアだとそういったヘビーユーザーのお客さんのことはわからないでしょうね。)
本来、カフェやビーンズショップは地域密着の商いで、マスメディアとは距離があるんです。
ネット社会になって、SNSでの発信が当たり前になりましたが、多くのお店がSNSを集客ツールとしていますね。SNSをコミュニケーションツールとして使うと効果的だと思っていますが、そういうお店はあまり見かけません・・・かっこよくしていても、本音の集客しなきゃが見えてしまいます。
そして、地域にお客さんが増えると遠くからのお客さんも増えるんですが、遠くからお客さんを呼ぼうとするとなかなか上手くいきません。
まぁ、客単価の高い飲食店でしたら、年に1回2回とか、1回だけの来店でもやっていけますが、カフェのような客単価の低いお店は近所のお客さんに必要とされて、日常的にリピートしてもらわないとなかなか難しいんです。
「 ブルータスのコーヒー特集 」の反響を見ていると、その辺勘違いしているように感じますね。
さかもとこーひーは「まろやかな美味しさと、ゆたかな香り」を大切にしています。
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