Love on line / memories of 4 years.

Jan 20, 2004
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カテゴリ: love on line.
うちのダンナ。
のんきで滅多に怒らない。
趣味は特にない。テレビっ子でゲーマー。
結婚して、2人の生活に慣れ、
一緒にいても空気のようになってきた。

構って構ってとちょっかいをかけても
「今テレビ見てるから!」「ゲーム中!」と言われてしまう。
前のようにドキドキすることも当然なく、
恋愛は終焉に向かって

感じるようになっていた。

それが、立場が逆転。

「構って構って~」
「いや、今チャットしてるから…」「ゲーム中だから…」
「今日も構ってくれなかったぁ…」
「だって自分だってそうだったでしょ…」
「今は違うもん!」

ネットなんてしない、ましてやチャットなんてわからないダンナ。
ただ、数ヶ月も夜はパソコンの前に向き合ってる私を見ていれば
何か不穏なモノも感じているはずだ。
と言うか、考えたら


最近やたら、まとわりつくようになってきた。
それは別にいい。普通のことだ。
私が、普通じゃないだけだ。

いつもは、テーブルを挟んで
向き合ってる。

ダンナの目線はTVだし、私の目線はPCの画面だし、
お互い違うことをしているんだけど。

昨日、私の横にきた。

ちょうど、彼と話している最中に。

そんな緊急事態の時は、
メールを送る。
でも、あまりそんなメール送りたくない。
察してもらうのも嫌。
昨日は、画面をじーっと見てた。
誰かと何かを話していることはわかったみたいだけど、
誰?とだけ聞かれ、たまたま彼が冗談のように名前を入れてくれてたので、画面上にあるその名前を教えた。

「じゃあ、30分待ってね。」

30分で会話を終わらせないと…謝らなきゃ…
珍しく彼が饒舌に話している時で
余計悔しかったし、悲しかったのだけど

待っている間も、画面を見てる。

「見ないで欲しいんだけど…」
「いや、ここで待つ。」

私、帰ってきてからだ。
ゲームやTVに夢中で、私を構わなかったダンナは、
何かがあるって、本能で感じてる。
携帯を持って、トイレに行く。
仕方なく、メールを打った。

携帯からMSNは時々遅延が起きる。
レスが帰ってこないまま、彼は
「寝たかな?」と。

「ゴメン…また…。」
「そうだよね。(苦笑)こっちこそ、ゴメンね。」
「謝らないで…謝られるのも、嫌。」
「俺が言うのも変だけど…寂しいんだよ、きっと。
今日は早いけど…これくらいにしよう。おやすみ。」
「ねぇ…
自分の幸せが、他人の不幸の上にならないなら
どんなにいいことだろう…。」
「そうだね。」

彼が打つ言葉を見ながら、泣けてくる。
ダンナが最近珍しく、愛してると言ったこと。
私達の関係も大事にしたい、でもリアルは大事にしないとと考えてる彼。
暴走しかけの、ヤバイ自分。
愛も、情も、
何でこんなに痛い?

メッセを落とした。
一番悲しい落ち方だった。
今までになく。

雪、どれくらい降ってるか、見てくる。

電話を持って、外に出る。

昼よりは小降りになった雪が、暗闇を舞い、
積み上げられた雪の明かりが、やたらきれいで
私は、彼に電話をする。

「もしもし?」
「ゴメン…」
「こっちこそゴメン…」
「謝らないでよ…すごい雪。今ね、外。」
「ええ~?」
「雪の状態見てくるって、外出てきちゃった。」
「それすごく胡散臭い~(笑)風邪引かないうちに戻らないと~」
「うん。切るね。おやすみ…」
「ありがとう。」
「私の方こそ…ありがとう。」


泣きたい時は、お風呂に入るのがいいって、
昨日初めて知った。





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Last updated  Jan 22, 2004 02:00:18 PM
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