一昨日、昨日と寝込んでしまいまだ首の付け根のリンパ腺が両方とも腫れていますが熱は下がり頭痛もなくなってきたので今日からそろそろ正月明けモードにしていきたいと思います。
という訳で一昨日書きたかったことの続きです。
ローマ帝国の歴史番組の中で最も響いた言葉が2つありました。一つは「今のローマには我々の知っているローマ人はいなくなってしまった」、もう一つは「ローマは大きくなりすぎてもはや政府は国全体を治める能力がなくなっていた」というものです。
いずれも今の日本にぴったり当てはまる言葉だと思います。10年以上前に海外に赴任し帰国した人はこれが本当に日本なのかと驚くと言いますし、安倍前総理が戦後レジュームからの脱却と言っていたのはもはや戦後の政治体制ではこの化け物のように巨大化、複雑化してしまった国を治める能力はないと考えたからだと思います。
私自身、これらの意見はよく分かりますし、賛同できるところです。「清貧」という言葉は死語となり自分自身の今さえよければ後はどうでもいいという考えが跋扈し、極端になりすぎた拝金主義、誤って広まってしまった自由主義などをみているとこの国に将来が危惧されるのも当然でしょう。また、長いものには巻かれろということわざがありますが、巻かれたままゆで蛙になってしまうこともこの先十分考えられるのに安穏としている我が国政府。死なば国民もろともと思っているのでしょうが、私は嫌です。
これらのことは我が国のみならず西側先進諸国が多かれ少なかれ抱えている悩みだと思います。大きくなりすぎると人間の手に負えなくなるのでしょう。
そんなことを歴史から学んだ年初でした。
地上波デジタル放送 September 16, 2008
最近、激痛に苛まれています。 September 15, 2008 コメント(2)
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