オリンピックを観ていて思うのです。オリンピック競技には対戦型の競技と記録型の競技があります。対戦型というと1対1で対戦し、トーナメントなどで勝敗を決し順位をつけていくもので記録型というと多数で競技をし記録の順に順位をつけていくものです。柔道、レスリング、野球、卓球、サッカーなどが対戦型、陸上、競泳、体操などが記録型となります。
銀メダルというのは2位という意味ですが、その順位決定の課程が対戦型と記録型で全然違います。記録型においては決勝レースでヨーイドンして2番目の記録を出した人が銀メダルなのですが、対戦型においては決勝戦で負けた人が銀メダルです。
よく「金と銅は勝って取るメダル、銀は負けて取るメダル」と言われるのはこの対戦型のことです。
昨日、一昨日と女子レスリングを観ていましたが銀メダルの表彰台に上る人の表情はやはり冴えません。時にはかわいそうですらあります。
そういった対戦型の表彰式において伊調千春の銀メダルは残念ではありましたが、すがすがしい表情は立派だったと思います。やるだけやって北京で一区切りつけたいと言っていた伊調姉妹の姉ですが、苦しい練習に耐えて出した結果に一定の納得を得た表情だったと思います。
金より良いと書いて銀。改めてその偉大さを教えてもらったような気がしました。
地上波デジタル放送 September 16, 2008
最近、激痛に苛まれています。 September 15, 2008 コメント(2)
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