横浜市磯子区「できた♪が見える」さくらピアノ教室

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2012.04.15
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生徒のお母様のお誘いを受け、「トラヴェルソとチェンバロ」のバロックコンサートへ行ってきました

場所は横浜・鶴見駅からバスで7~8分ほどの住宅街にある「アマデウスコンサートホール」

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何と個人のお宅に70席のホール!


トラヴェルソとは木管楽器の古楽器の一種で、フルートの前身となった楽器(実は私、音大時代に副科でフルートをやってました^^;なので今日のコンサートは余計に身近に感じられました)。

演奏者はデュオ・リュタンというご夫婦。

トラヴェルソがご主人の朝倉未来良さん。

チェンバロが奥様の木村夫美さん。

きょう演奏されていた楽器(トラヴェルソ)は、なんと280年前につくられたもの!


曲目は、G線上のアリア、バッハのメヌエット、グノーのアベマリアなどの親しみやすい曲から、クープラン、ヘンデル、ラモーなどのバロックらしい曲まで全10曲。



クラシックコンサートを聴く醍醐味の一つは、その曲が作られた時代の雰囲気に浸れること(絵画も同じですね)。

古楽器というその曲がつくられた当時の楽器での演奏……温かみのあるトラヴェルソの音。過去から語りかけてくるようなチェンバロの音色。

きょうのコンサートはまさに過去へのトリップでした。

演奏時間と同じくらいあったかもしれない、丁寧な曲の解説もよかったです。

演奏者の朝倉さんは、「固定概念を持たせてはいけませんが」、とおっしゃっていましたが、曲の知識を知ってから聞くと、何も知らないで聞くよりもイメージがわきやすいんですよね。

その解説の仕方が、単なる知識ではなく、その曲がどういう時代に、どういう場所で演奏されていたのかを、具体的なエピソードを交えてお話してくださったので、曲が始まると同時にその場所に自分が置かれているような気持ちになれました。

たとえば、「ルイ14世は寝室に楽器奏者を3人しか入れなかった、そのうちの一つがチェンバロだった」とか、

「人間にトリルを教えたのはウグイス(ナイチンゲール)である、という説がある」とか、

「モーツァルトが20歳の時、就活のためにパリへ出てきたが、好きな娘を残してきていたので、あまり気乗りがしなかった」とか。

そういうお話を聞いた後で曲を聴くと、曲が単なる過去の遺物ではなくて、生きたものとして感じられるんですね。

次の生徒の発表会では、生徒自身に自分の弾く曲を紹介してもらおうと思っていたので、きょうはとても参考になりました。


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で! で!

一度もチェンバロを触ったことのない私。

近くで見たい! 触りたい!という気持ちを抑えきれず

チェンバロの奏者である木村さんにご無理を言って、演奏後、構造を見せてもらいました~
(コンサートに誘ってくださった生徒のお母様が、ご夫婦の知り合いでしたので

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チェンバロの弦って、こんなに細いんですね~~~薄い毛みたいでした。

この弦を、鳥の羽をモデルにした爪のようなもので下から引っ掻くそうです。


ピアノの場合は打鍵によってハンマーが上がり、弦を叩いて音が出ますが、
チェンバロは打鍵によって、爪で弦を引っ掻いて音を出す仕組み。

知識として知ってはいましたが、実際説明していただくと、よくわかります。

さらに、ご無理を言って、鍵盤に触らせてもらいました。

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チェンバロの鍵盤。白黒がピアノと逆


チェンバロの打鍵はいきなり下まで押し込むのではなく、数ミリ押したところで引っかかりがあるので、それを感じながら、指の重さを乗せていくのだそう。

ちゃっかり1曲弾かせてもらいました。(バッハのメヌエット!)

すっかりバロック気分です。

よく、バロックの曲を弾く時はチェンバロをイメージして、と言われますが、実際体験してみないと感覚ってわからないものですね。

ピアノとはまた全然違う心地よさを感じました(すぅ~っと吸い込まれていくようでした)。

素敵な時間をくださったご夫婦に、感謝、感謝です。



ホールも個人のお宅でとてもすてきでした。

大々的に宣伝せず、こじんまりとコンサートを開いているホールのようです。
隠れ家的な場所ですね

個人のお宅のホールと言えば、最近、そういった隠れ家的なホールにお邪魔する機会が増えています。


去年の アリストホール (表参道)でのチェロコンサート

おととしの、木下コーチの声楽のコンサートは サロンテッセラ (三軒茶屋)。

広いコンサートホールでの演奏も格別ですが、演奏者との距離が近いサロン風のコンサートもすごく楽しいです。

長男の受験のため、ずっとお楽しみを控えていたので、ひさびさのワクワクな一日でした。






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最終更新日  2012.04.15 18:55:26 コメントを書く
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