小学校では、6月の運動会に向けての練習が始まっているらしい。
ムスメは6年生恒例の組体操をはりきっていて、毎日のように練習した箇所を家で披露してくれる。
昨日は3段ピラミッドをやったそうで、軽いムスメは上に乗る役とのことで、
どうやってのるか、タイミングはどうだと、細かく細かく実演付きで説明してくれる。
頑張っているのはみんな同じらしく、女の子はだんだんギャル化してゆく中で、
そんな女子たちが燃えてる様子を聞くと、やっぱり小学生だなーとほっとするのだ。
二人組で、倒立を支えたり肩や膝に乗ったりするアクロバティックな競技は土台役の子は大変。
土台がしっかりできてないと、上に乗る子も怖いしきっちりきまらないらしい。
ムスメのペアの女の子は、わずか26キロと超軽いムスメの倒立を支えきれず、
「おっと~~~って、倒れてブリッジになってしまったんよ」とムスメは報告してきた。
体重の重い軽いだけじゃなく、勢いよく自分に向かってくる両足をうまくキャッチするのも至難の業らしい。
が、そう言っていた数日後、ムスメが布団を敷いていろいろ練習しながら話したこと。
ペアの女の子は、「ムスメちゃんをうまく支えらん」と、ほかの友だちに手伝ってもらって自主練習をしていたらしい。
その甲斐あって、キャッチもできるようになってたし、土台も安定してきたので安心して競技ができるようになった とのこと。
「〇〇ちゃんはすごく頑張ってくれてたんだから、ムスメも頑張らんといけん」
と、手足がきれいに伸びているか姿勢がいいかのチェックを頼まれた。
アニキに「お願い。つきあって」と頼んでみたものの、
「ああ・・・そういうのは、ごめん。きょうだいだし」
と言われ
「告ったんじゃないし!!」と漫才みたいな断られ方をしていたけど、
友達の頑張りが、自分のやる気にもさらに火が付いたようだ。
そんな様子を見ながら、当日、おおいに感動の涙を流す気満々の母である。
でも、今ムスメは腰を痛めてソフトの練習も走るのは控えている。
痛めた原因というのが、公園の集会所の屋根から飛び降りたというもので、
斜面沿いに降りたというのでまったくの一軒家並みの高さではないと思うんだけど、
念のために行った病院で説明するのも、はつかしくてためらってしまった。
「この年だと、骨折はないでしょう」と湿布をもらって帰宅。
運動会やソフト、練習頑張っても、本番に出場できなくなる可能性がでてくるようなことしてちゃ、
だめじゃ~~~ん!!!