ふたり暮らしの手帖

ふたり暮らしの手帖

PR

プロフィール

サリィ斉藤

サリィ斉藤

バックナンバー

2025.11
2025.10
2025.09
2025.08
2025.07
2025.06
2025.05
2025.04
2006.09.11
XML
カテゴリ: 映画の話
お隣の、面倒見が良くていつも遊び相手になってくれていた4歳上のお姉さんの影響で、私が生まれて初めて夢中になったスターは断然、沢田研二でありました。


折りしも「勝手にしやがれ」が大ヒットしていた頃のこと。
ある意味、ジュリーの絶頂期とでも言いましょうか…
昨年の暮れに、TBSで作詞家・阿久悠氏のヒット曲を集めた特集番組が放送されたのですが、私、そこで流されたジュリーのコーナーは、DVDに落として永久保存版にしました(笑)

「時の過ぎ行くままに」「サムライ」「LOVE・抱きしめたい」…もう、今見直してみてもうっとりするほどのかっこよさ、美しさ。
「見惚れる」って言葉は、こういう状態を言うのだなぁ、と実感します。

土曜日、BSで放送された「男はつらいよ~花も嵐も寅次郎」を見ました。
知る人ぞ知る、ですが、この映画の競演をきっかけに、沢田研二・田中裕子夫妻は結ばれたのですよね(ちなみにジュリーの前妻はザ・ピーナッツのどちらか…どちらだったかしら??)

●ネットバンキング決済・コンビニ後払いも可能!送料第30作 『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』



髪を切って、歌をうたうときはメイクがすさまじく濃くなり、少し太ってしまったジュリーに、もうあのときめきは感じない…なんて思っていたのですけど。

久しぶりにこの映画を再見したら、
ジュリーったら、やっぱり、とってもかっこいい!!

観覧車の中で、口下手でいつもうまく言えない思いを「好きや」と田中裕子に告白するシーン…
私は泣きましたよ、あんまり素敵で。
「ジュリーにあんなこと言われたら、観覧車から落ちて死んでもいい」と言って、夫に心底あきれた顔をされました。

この映画では、ジュリーに関西弁を喋らせたのも成功要因だな、と思います。
それにしても、寅さんに「寅さん、男は顔ですか?!」と天下のジュリーが詰め寄る…って、本当に楽しい脚本を書いたものです。

ちなみに、鈴木清順の「 夢二 」などを見ても同じことを思うのですが。
公開当時は「ああ、ジュリーも一時の輝きは褪せたな」という印象だったのに、改めて見直してみると、全然太っていないし素敵だった…という「再発見」の経験があります。

要するに、私にとっては、若い頃の、妖気が漂うくらいの美しさの印象が強すぎたのですよね。


太陽を盗んだ男




今現在は、何かふっきれたように、肉付きのいい中年男の外見になってしまった沢田研二だけれど、時折テレビや映画で見せる役者としての力量は、やっぱりうまいな、そしてスターだな…と思うわけで。
田中裕子と夫婦で主演した市川準の「大阪物語」なんて、すごくよかった。まぁ田中裕子が巧いというのもあるんですが。

とにかく、テレビの前で、歌いながら帽子を飛ばすジュリーに目を輝かせていた頃に培われた、私の中の「ジュリー因子」はまだまだ健在のようです。

「ジュリー」って呼び名は、やっぱり、樹木希林のごとく身もだえしながら叫ぶのがよく似合いますね!(←三十代以上限定の引用)。

夢二





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006.09.11 12:08:44
コメント(14) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: