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カテゴリ: 映画の話
これはどうしても、映画館で観たいと思っていた映画。


エルマンノ・オルミ、アッバス・キアロスタミ、ケン・ローチ。
いずれもカンヌ映画祭のパルムドール受賞歴を持つ、3人の監督によって撮られた作品です。

明日へのチケット


舞台となるのは、さまざまな国籍の人々を乗せて欧州を走り抜ける列車の中。

偶然に同じ列車に乗り合わせた、多種多様な乗客たちの、それぞれの人生の一場面・・・

オムニバスといっても、3つの物語は、あたかも連結器で結ばれた車両のようにゆるやかに絡まりあって、一つの映画として完成しています。

全編、詩情あふれる映像と鋭い人間観察に満ちた、素敵な映画でした。
中でも、やはり最後の、ケン・ローチによるパートは素晴らしかった!


列車は停まるけれど、映画はそこから一気に動き、思わず拍手を送りたくなるような、爽快な幕切れへ。

ここで物語の核となるのは、スコットランドから、チャンピオンズリーグを観戦するためにローマを目指す、セルテッィクサポーターの3人の若者。

セルティックといえば、我らが中村俊ちゃんがただいま大活躍しているクラブです。
今まで、試合の映像を見るたびに(それにしても囚人服チックだわ)としか思えなかった、あの横縞のユニフォームが、こんなにかっこよく、愛おしく見えたのは初めてでした。

大好きなチームのユニフォームを着て列車に乗って、さまざまな国の人々と触れ合い、弾む心で仲間とはしゃぎ合って。
個人的には、自分が昨年、ドイツで体験した大切な時間の記憶が甦り、涙が出るほど懐かしかったです。

【すでにDVDの発売も決まったようです。】
明日へのチケット





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最終更新日  2007.02.22 21:45:49
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