ミステリの部屋

ミステリの部屋

2007年01月08日
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『密室の鍵貸します』(  感想  )・『密室に向かって撃て!』(  感想  )に続く烏賊川市(いかがわし)シリーズ・第3弾を読みました。


犯行現場は自宅のビニールハウス。
そこでは、十年前にも迷宮入りの殺人事件が起こっていた・・・・・・。
豊蔵に飼い猫の捜索を依頼されていた探偵・鵜飼杜夫と、過去の事件の捜査にも関わっていた砂川刑事がそれぞれの調査と推理で辿り着いた真相とは!?
十年の時を経て繰り返される消失と出現の謎!! 
すべての猫は、殺人のための装置だったのか?


相変わらずの軽いノリが嬉しい。
時間を空けながらもこうやって順当に読み続けているのは、やっぱり私はこのユーモア・ミステリが好きなんでしょう。

シリーズ初めのうちは、寒いギャグに腹が立ったこともありましたが、ここにきて大分こなれてきた感があります。
大家である朱美さんの突っ込みもナイスです!

でも、油断するなかれ。
ゆるいギャグに酔いしれて(そんな人はいない?)うっかり見過ごしそうですが、笑いの中にも伏線が巧みにはられています。


今回は探偵が二組います。
鵜飼と砂川警部という二人の探偵役によって謎解きを分担すると言う面白い構成です。 

そして表紙からもわかるように猫づくしです。
この作品を読んだあとには三毛猫や招き猫についての知識が増えますよ。
私が初めて知ることもたくさんありました。
その中の、猫に関するある雑学的知識は非常に重要なポイントになっているのですが、そこまでは思い至りませんでしたね~。どこかで聞いたことはあったはずなのに。

そして、死体に「なぜみそ汁がかけられていたのか?」、これが私には最大の謎でした。

そのわけが、知りたくなりませんか?


 完全犯罪に猫は何匹必要か? : 東川 篤哉








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最終更新日  2007年01月09日 13時41分02秒
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